［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第6章 ３人の再会・・・

第13話 盗賊との戦い 後編

ユキムラと頭領が戦う。
・・・といっても、防戦一方だ。

攻撃力は、全然違いすぎる。
その間に、他の盗賊を・・・

少しづつ盗賊が戦闘不能に・・・。
人数を減らす。
こちらにもケガ人が・・・。

次第に獣人の方が優勢に・・・。
頭領と副頭領は、諦めたみたいだ。

逃げ始めた。

一気に僕たちが優勢に・・・。

『捕らえられる奴は、捕らえてくれ！』
ユキムラが指示をする。

一気に部下を捕らえた。

盗賊の頭領と副頭領は、かなり逃げている。

「ユキムラ、あいつらは、どうする？」
ソフィアが追撃態勢を整えながら聞いた。
「無視しても良いと思うけど・・・」
「また、攻めてこないか？」
「その危険性はある。
　けど、ここで戦力を分散させると、村が危険にならないか？」
「たしかに・・・」

「あと、以前に、あいつらのアジトに行ったことがある。
　今回捕らえた盗賊の捕虜を王国に引き渡して場所を伝える。
　それで壊滅されると思うけど・・・」
「わかった。
　任せる。
　ユキムラの方が賢いから、たぶんそれが良いと思う」
「ありがとう」

戦いのあとで、みんなで遺体を埋めていた。
その中には・・・。

ムラサメが・・・。

１人、対岸で殺されていた。

「アンジュ！」
「ユキムラ、どうしたの？」
「ムラサメが・・・」
「えっ！」

・・・

二人は沈黙を続けた。