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第6章 3人の再会・・・

第4話 尋問そして立案

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村に戻った4人は、捕虜を尋問する。
簡単にはしゃべらない。

村人の中には、精神干渉系の得意な精霊を使うものもいる。
その人に任せる。

ソフィアは、ロザリアの元へ応援に・・・。

尋問の結果・・・。

捕虜は、冒険者らしい。
悪事に手を染めた・・・。
そういうものがたくさんいるらしい。

総勢50名。

今回、捕まえたのが3名。
残り47名。

戦力差が大きい。

戦うには・・・。

今回、戦いに行けるのは約10名。
約5倍の差だ。

今回の捕虜捕縛で相手も警戒している可能性も・・・。
けど、一人の獣人だけでは、今回の戦力からすれば、メリットが少ないはず・・・。

思いつく事があるとすれば・・・。
こちらも罠を・・・。

罠・・・。

思いつくとすれば、子供。

・・・

ロザリー?

ロザリーを餌に呼び寄せるのは・・・。

けど、危険すぎる。

「ゆいーら、あんにゅ。
 なんか、いい方法ないの?
 はやく、たすけてあげたい」
「難しいんだよね」
「みんなで、こうげきするだけじゃだめ?」
「それだと、相手の人数が多いから厳しいなぁ」
「そっか。
 まえみたいに、バラバラにできないの?」
「なかなかね」
「ロザリーちゃん。
 逃げる事は得意だよね。
 少し危険だけど、私の言うようにできる?」
「にげるのとくいだよ。
 あんにゅのいうとおりすればいいの?」
「アンジュ。もしかして・・・」
「うん。けど、この状況だとそれしかないと思うの」

獣人の人たちに説明する。
獣人の能力からすれば、2倍の人数なら・・・。

作戦は決まった。
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