［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第6章 ３人の再会・・・

第2話 不審な・・・

いつものようにユキムラとアンジュとロザリーで狩りに出ていた。

基本的には、ユキムラが相手を見つける。
次にアンジュが牽制し、ロザリーが突入する。

ロザリーに合わせてユキムラとアンジュが動く。
ロザリーは人に合わせる事ができないからだ。
その点ではロザリーに成長が見られない。

今日も順調にモンスターを倒した。
その帰り道・・・。

ユキムラがとある一団を発見する。
あの顔は・・・。

山賊だ。

「アンジュ、ロザリー。
　ストップ」
「どうしたの？」
「山賊だ。
　昔、ロザリーを捕まえた・・・」

二人は潜む。

・・・

まだ、敵には見つかっていないみたいだ。
けど、なぜ？

この辺りに・・・。

もしかして、また、獣人を捕らえに・・・。

まだ、距離はある。
逃げ切る事も可能だ。

けど、逃げる際中に、見られる可能性も・・・。

どうすれば・・・。

「アンジュ。どうしたら良いと思う？」
「ううん。難しいわ。
　逃げても良いけど、こちらの存在に気がつく可能性が高い。
　山賊は人数も多くないから、近づいたらやっつけるでも良い気がする」
「そうだね。
　ロザリー。
　近づいて来たら、アンジュが攻撃する。
　その合図と共に、僕と一緒に攻撃をして欲しい」
「うん」

・・・

３０分が経過した。

・・・

まだ、この辺りにいる。
もう少し待つしか・・・。

・・・

もう３０分が経過しようとした時、相手は去って行った。

「アンジュ。ロザリー。
　隠れながら村に戻ろう」

三人は村に戻った。