［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第4章 ユキムラの冒険

第19話 獣人村での日々

ユキムラが獣人の村に来て、１か月が経過した。
ロザリーのご両親は、すぐにロザリーを村に連れて帰る事をあきらめた。
ロザリーをユキムラに託して・・・。

２か月後、一緒にご両親のところへ帰る事が決まっているが・・・。


僕は、精霊の召喚方法を未だに覚える事ができていない。

やっぱり、人間には難しいのかも・・・。
気長に覚えるしか・・・。
けど、ソフィアの精霊連動の攻撃には対処できるように・・・。

完全に感知できるようになっていた。
ソフィアに負けないように・・・。

「ユキムラさん。
　もう、完全に精霊の攻撃を見切っていますね」
「なんとかね。
　ソフィアさんのおかげだよ」
「ここまで見切られると悔しい気も・・・。
　あの夜、私が勝ったのは、偶然に近いと思えるぐらい・・・」
「けど、攻撃は、全然通らない。
　やっぱり、スキルが無いのが辛いね」
「そうですね。
　それは仕方ないかと・・・」

ロザリーにも少し変化が・・・。
ユキムラの成分を補充って言ってくっつく事が増えた。
僕は、本当に娘ができたみたいだ。
けど、そう思っている時に、ロザリーの機嫌が悪くなるんだよね。
どうしてか、わかんないけど・・・。