［完結：1話 1分読書］ 幼馴染に裏切られた最弱職業冒険者がセフレとともに頂点をとる

第４章 王国時代

第134話 囚われのアルフレッド王子

アルフレッド王子は、逃げていた。
数名の部下と共に・・・。

「くそー。なんで負けるんだ・・・」

・・・

誰も応えない。
とばっちりが怖いからだ。

・・・

「王子、ここまで来れば大丈夫かと」
「そうじゃな。
　今後をどうるのか・・・」

「とりあえず、領主の館に泊まる」

領主の館に向かう。
そして、中に入る。

「領主はおるか？」
「申し訳ございません。
　ただいま、席を外しております。
　しかし、王子様をおもてなしをするように申しておりました。
　料理になさいますか？それともお風呂にされますか？」

「ご苦労じゃ。料理で頼む」
「畏まりました」

豪勢な料理が出てくる。
久しぶりの料理。
美味しい。

そして、お風呂。

ゆっくりお風呂に入っていると、襲撃が・・・。
お風呂では、武器を持っていない。

簡単に捕まってしまった。

「俺に木刀の一本でもあれば・・・」

エドワード王子は、一騎当千の剣豪だ。
確かに、木刀一本あれば変わったかもしれない。

「なぜ、俺を襲撃した？」
「王子は、領民みんなの敵です」

「敵だと・・・。なんで、敵なんだ？」
「以前、焦土作戦をしました。
　その時の事をお忘れですか？」

「あれは、戦略上、仕方なかったんだ」
「そうかもしれません。
　その後のフォローはされましたか？」

・・・

「されませんでしたよね。
　その影響で何人が死んだと・・・。
　あなたは、国王になるべき人ではありません」

アルフレッド王子は、何も話せなかった。