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第3章 貴族離脱時代

第91話 会談後のマーガレット王女 前編

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会談は、普通に終わった。
両者に驚きもありましたが・・・。
特に会談は問題もなく・・・。

このあと、どうするか・・・。
我が陣営の中心はルーズベルト公爵とトルーマン侯爵。

しかし、ここにノブシゲがいるとなると・・・。

マーガレットは、昔の事を・・・。

私を助けてくれたあと、帝国学校にさせた。
私を誘拐した犯人の一味かどうか、確認する為に・・・。

学校では、優秀だった。
最初は文字すら読めなかったが、すごいスピードで覚えていって・・・。
攻撃力はないけど、1本負けはない戦闘技術。

ある時、トルーマン侯爵のご令息の持ち物を壊す事件があった。
その事件で、学校から追放されたが・・・。

最終的に平民の娘を助けようとしていた事があとから判明したが、
そのまま行方不明で退学処分は取消されずに・・・。

たしか、平民の娘は・・・
『アイリ』
聖者だった覚えが・・・。

こんな所で会うなんて・・・。
私を恨んでいるかもしれない。

とりあえず、ルーズベルト公爵を呼ぶ。

「マーガレット王女、どうされましたか?」
「ノブシゲさんの情報を教えて下さい。
 あとアイリさんという聖者の娘の行方も・・・」
「かしこまりました。
 現在、ノブシゲ殿の件は、調査中ですので、明日までお時間を頂ければ・・・
 アイリさんという聖者の娘は、どのような者でしょうか」
「私の記憶が確かなら、ノブシゲさんと仲が良かった同級生です」
「かしこまりました」
「よろしく、頼みます」
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