[1分読書]対女性のみ最高の支援師が最強冒険者パーティを追放され、奴隷ハーレムを作って成り代わる

無責任

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1章 1人目の奴隷との出会い

第11話 人助け 後編

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「わるいんだけど、この娘が鬼族だから・・・」
「なるほど・・・。
 私もお礼もしたいけど、今は、たいしたものがなくて・・・。
 私が商業都市で登録できるように手配します」

「そんな事が、できるのですか?」
「はい。私はあの都市の有力商人の一人です。
 今回は、お忍びだから良い護衛を連れていけなくて・・・。
 私はギルドにも顔が利きます。
 当分の間、私の護衛として働いてもらえると助かるのだが・・・」

「けど、僕たちは、冒険者ランクも低いですよ。
 僕はBランクですが、最弱の支援師なので、実質的な戦闘力はFランクぐらいですし・・・」
カンスケは、冒険者証を見せる。

「ランクは、あくまで目安にすぎない。
 クレアさんは、あんなに強いし、そのご主人様だろ。
 自分をそんなに卑下しなくても・・・」
「僕は、以前いた勇者パーティを首になりました。
 それで商業都市で再起を図ろうとして行って・・・。
 奴隷オークションで買って・・・」

「良い買い物をされましたね。
 奴隷を奴隷として扱うより、仲間として・・・」
「はい」

「ぜひ、カンスケ君に護衛をお願いできないか?
 金貨2枚。悪い話ではないと思う。
 こちらからの条件は、顔を隠す事。
 これは、今後もお忍びの時にお願いしたいと思っているから。
 どうだろう?」
「き、金貨2枚ですか?
 すごい・・・。
 Bランク、いや、Aランクの冒険者並みの待遇じゃないですか?」

「それだけ、君たちを気に入ったという事だけど・・・」
「ありがとうございます。ぜひ、お願いします」

カンスケとクレアは、一緒に商業都市に向かう事になった。
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