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プロ入り2年目
第91話 次男の出産(4)
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信繁が帰ったあと、旦那の正体を知った看護師さんと事務員さんの二人とお話していた。
「旦那の事は内緒にして下さいね」
「もちろん。
けど、ビックリしたわ。
あの田中選手が、もう二人の子持ちなんて・・・。
どうやって知り合ったんですか?」
「昔からかなぁ・・・。
親同士も仲が良いし・・・。
幼馴染みたいな感じだよ」
「良いなぁ・・・。私もあんな幼馴染が欲しいなぁ」
「そう言えば、田中選手の高校時代、甲子園でベンチ入りした女の子。
もしかして、それって真田さんなの?」
「そうですね。あたしです」
「へー。すごいですね。
夫婦揃って野球できるなんて」
「あたしは全然できないですよ。
キャッチボールしかできないですし・・・」
「そうなんだ。けど、田中選手のボールを捕れるんでしょう」
「まぁ・・・」
「お子さんもプロ野球選手にするのですか?」
「信繁は一緒にプレーをしたいと思っているらしいけど・・・」
「夢ですよね。
二人とも、お父さん似でかっこよくなりそうですよね」
「ありがとうございます」
「一つ、お願いがあるのですが・・・」
「何ですか?」
「田中選手のサインが欲しいのですが、お願いしてもらう事できないですか?」
「別に良いですよ。
サインぐらいなら、普通に書くと思いますので・・・」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
二人はすごくテンションが上がって話が終わった。
「旦那の事は内緒にして下さいね」
「もちろん。
けど、ビックリしたわ。
あの田中選手が、もう二人の子持ちなんて・・・。
どうやって知り合ったんですか?」
「昔からかなぁ・・・。
親同士も仲が良いし・・・。
幼馴染みたいな感じだよ」
「良いなぁ・・・。私もあんな幼馴染が欲しいなぁ」
「そう言えば、田中選手の高校時代、甲子園でベンチ入りした女の子。
もしかして、それって真田さんなの?」
「そうですね。あたしです」
「へー。すごいですね。
夫婦揃って野球できるなんて」
「あたしは全然できないですよ。
キャッチボールしかできないですし・・・」
「そうなんだ。けど、田中選手のボールを捕れるんでしょう」
「まぁ・・・」
「お子さんもプロ野球選手にするのですか?」
「信繁は一緒にプレーをしたいと思っているらしいけど・・・」
「夢ですよね。
二人とも、お父さん似でかっこよくなりそうですよね」
「ありがとうございます」
「一つ、お願いがあるのですが・・・」
「何ですか?」
「田中選手のサインが欲しいのですが、お願いしてもらう事できないですか?」
「別に良いですよ。
サインぐらいなら、普通に書くと思いますので・・・」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
二人はすごくテンションが上がって話が終わった。
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