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プロ入り2年目
第82話 配置転換拒否 後編
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監督も考えている。
「昨年同様、先発投手として活躍できている間は、そのまま先発として起用する」
「先発投手として活躍とは?
勝ち星を言われると・・・」
「援護率が低いのは、監督の責任だ。
勝利数、または防御率。
この両方が悪い場合という事でどうだろう?」
「解りました。先発投手として、頑張ります」
「言い忘れたけど、基本的に6回以上は投げて欲しい」
「大丈夫です。こちらからも要望が・・・」
「なんだ?」
「俺は、球数が少ない投手です。
まだ、身体が成長中です。
だから、100球を目途に交代をさせて欲しい。
昨年も十分な投球回数を投げる事ができているから・・・」
「ちょっと待ってくれ。
100球・・・。
たしかに、ストライク先行の投手だから、球数が少ない」
データを見ながら答えた。
「ボールを先行するようなリードをしなければ、大丈夫だと思います」
「心配な事があるとすれば、レギュラーのキャッチャーの野村が世代交代の時期にあることだが・・・。
まぁ、この問題は監督である、わしの問題だ。
わかった。認めよう。
ただ、先発投手として活躍できない時は、抑えやセットアッパー、中継ぎとして活躍してくれ」
「わかりました」
この条件で和解した。
オープン戦で先発に配置転換された。
そして、開幕投手候補と・・・。
「昨年同様、先発投手として活躍できている間は、そのまま先発として起用する」
「先発投手として活躍とは?
勝ち星を言われると・・・」
「援護率が低いのは、監督の責任だ。
勝利数、または防御率。
この両方が悪い場合という事でどうだろう?」
「解りました。先発投手として、頑張ります」
「言い忘れたけど、基本的に6回以上は投げて欲しい」
「大丈夫です。こちらからも要望が・・・」
「なんだ?」
「俺は、球数が少ない投手です。
まだ、身体が成長中です。
だから、100球を目途に交代をさせて欲しい。
昨年も十分な投球回数を投げる事ができているから・・・」
「ちょっと待ってくれ。
100球・・・。
たしかに、ストライク先行の投手だから、球数が少ない」
データを見ながら答えた。
「ボールを先行するようなリードをしなければ、大丈夫だと思います」
「心配な事があるとすれば、レギュラーのキャッチャーの野村が世代交代の時期にあることだが・・・。
まぁ、この問題は監督である、わしの問題だ。
わかった。認めよう。
ただ、先発投手として活躍できない時は、抑えやセットアッパー、中継ぎとして活躍してくれ」
「わかりました」
この条件で和解した。
オープン戦で先発に配置転換された。
そして、開幕投手候補と・・・。
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