［1分読書］あたしの実弟の実兄が好きなんだけど・・・血のつながりはありません

ハワイ旅行

第49話 ハワイ旅行 （3）

トイレに行っためぐみちゃんがなんか揉めている。
そこには、信繁も・・・。

どうしたんだろう？

あたしが、そこに行くとおじさんが・・・。
なんか、どこか信繁に似ている気も・・・。

「信繁、どうしたの？」
「なんだこいつは・・・」

「ひかり、こいつは俺の実の父親らしい。
　けど、関係ないから、あっちへ行こう？」
「良いの？」

「うん。こいつはストーカー規制法で規制されている危険人物だから・・・」
「えっ。そうなのね。わかった」

「おい。実の父親に対して言う言葉じゃねぇだろう」
「俺は、お前に興味ない」

「こいつは、お前の彼女か？」
晴彦は、ひかりの方に手を伸ばす。

「触るんじゃない」
めぐみがひかりをかばう。
その前には信繁が・・・。

「こえー、こえー。減るもんでもねぇのに」
「ひかりちゃん。
　こんな奴と近くにいると身体に障るといけないから、早く行きなさい」

「もしかして、妊娠しているのか？
　俺の血が入っているから、早いもので・・・」
「うるさい！お前は去れ！」

「おーこえー。また今度な」
「二度と来るな」

晴彦は去って行った。

「ひかりちゃん。大丈夫？」
「ひかり、大丈夫か？」

「大丈夫だよ。二人が助けてくれたから」
「良かった。大丈夫で・・・。
　けど、運が悪いなぁ。信繁とひかりちゃんは気をつけてね」