［1分読書］あたしの実弟の実兄が好きなんだけど・・・血のつながりはありません

入団交渉

第38話 今後・・・ （2）

お父さん、いつも何も言わないけど、みんなのサポートをしているんだ。
この人に良い所もあるのかも・・・。

「なんで、お父さんはお母さんと結婚したの？」
「好きだったからだよ」

「めぐみちゃんやお母さん、お父さんにベタ惚れじゃん。
　二人は可愛いし・・・。
　すごく不思議なんだよね」
「そうだねぇ。
　それを言われると・・・」

「けど、ちょっと良い所が解った気がする」
「そうか・・・」

「あたし、信繁とつき合い始めたけど、良いかなぁ」
「別に良いと思うけど・・・。
　何か心配な事があるのか？」

「父親って反対するもんじゃないの？」
「何でも反対はしないと思うよ。
　信繁くんの事はよく知っているし・・・。
　良い義息子だと思うよ」

「別れるかもしれないし・・・。
　そうすると、家族がバラバラになるかもしれないと思うとね・・・」
「そんな事を気にする必要はないと思うけど・・・。
　信繁くんも同じ事を心配していたよ」

「そうなの？それなら、信繁から聞いていたの？」
「うん。少なくとも、ひかりと信繁くんが別れても、何も変えるつもりはないよ。
　ひかりは娘だし、信繫くんは、義息子だよ」

「良かった。それなら・・・」
「でも、一つあるとすれば、社会人になるまでは、子供は作らないでね。
　学生結婚が良いとは思わないから・・・」

「うん。それは、気をつける」