[1分読書]あたしの実弟の実兄が好きなんだけど・・・血のつながりはありません

無責任

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入団交渉

第33話 ドラフト会議

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今日はドラフト会議。
田中信繁は、ドキドキしていた。

1位指名をすると聞いている球団が6球団。
他にも指名があるかも・・・。
指名挨拶は12球団来ているから・・・。

ポスティングNGの球団も・・・。
地元球団がポスティングNGって言っているのが難しい。

そして、ドラフト会議の時間が・・・。

『第一回選択希望選手 田中信繁』
『第一回選択希望選手 田中信繁』
『第一回選択希望選手 田中信繁』

・・・

『第一回選択希望選手 田中信繁』
『第一回選択希望選手 田中信繁』

合計、9球団・・・。
過去最高の競合だ。

そんなにいらないのに・・・。

次は抽選。

・・・

『ポスティングシステムOK』
と言ってくれている球団が引いて欲しい。

僕たちは祈る。

『ポスティングシステムOK』と言っている球団の監督がガッツポーズ。

「やったー」
僕たちは喜ぶ。

信繁が学校でインタビューを・・・。
喜びを表現している。

その数分後・・・。

『訂正をいたします。ただ今のくじ引きで当たりくじを引いたのは
 名古屋ネコキャッツ球団でございます。
 〇〇はハズレくじでした。確認のミスがございました』

名古屋ネコキャッツは、地元球団だけど、ポスティングNGを表明していた。

「えっ」

僕たちは暗い気持ちに・・・。

そして、インタビューも・・・。
「ポスティングシステムを許可頂けない限り、契約はしません。
 これは、当初から申し上げていた通りになります」

信繁は、一転、悲しい表情をしていた。
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