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入部まで
第5話 キャッチボール 後編
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次は左で軽くピッチング練習を・・・。
「左では投げないよね。
あたし相手には・・・」
「そうだね。コントロールが悪いからね。
さすがに、危ないし・・・。
あとは外でみていてくれるか?」
二人でマネキンをかたずける。
「うん」
信繁は左で投げる。
ズバッーン。
音が違う。
最速158kmを誇るストレートを・・・。
「今日も速い。調子良いね。
けど・・・。暴投気味」
「そうだな。これだから、左はな・・・」
スプリット、カーブ、スライダー、チェンジアップを・・・。
どれもコントロールが悪い。
それが難点だ。
公式戦では、あんまり使わない。
左の強打者専用な感じだ。
瞬く間に30球を・・・。
「信繁、もう終わり!」
「もう?」
「うん。これ以上投げると投げすぎ」
「そうか・・・。
あとは軽く・・・」
「そうだね」
「左のコントロールが上がれば、甲子園に行けると思う。
ひかりを甲子園に連れていけると・・・。
まだ、実力が足りないかもしれない。
けど、近くで支えてくれないか?」
「私みたいにあんまり可愛くないのがいると、かわいい彼女できないよ」
「彼女なんて、作る気はない。だから、ひかりに一緒にいて欲しい」
「そんなに真剣な顔で言われると断れないじゃん。
わかったよ。マネージャーになるよ」
「ありがとう。ひかり」
「痛いよ。そんな風に抱きしめると・・・」
「ごめん」
「左では投げないよね。
あたし相手には・・・」
「そうだね。コントロールが悪いからね。
さすがに、危ないし・・・。
あとは外でみていてくれるか?」
二人でマネキンをかたずける。
「うん」
信繁は左で投げる。
ズバッーン。
音が違う。
最速158kmを誇るストレートを・・・。
「今日も速い。調子良いね。
けど・・・。暴投気味」
「そうだな。これだから、左はな・・・」
スプリット、カーブ、スライダー、チェンジアップを・・・。
どれもコントロールが悪い。
それが難点だ。
公式戦では、あんまり使わない。
左の強打者専用な感じだ。
瞬く間に30球を・・・。
「信繁、もう終わり!」
「もう?」
「うん。これ以上投げると投げすぎ」
「そうか・・・。
あとは軽く・・・」
「そうだね」
「左のコントロールが上がれば、甲子園に行けると思う。
ひかりを甲子園に連れていけると・・・。
まだ、実力が足りないかもしれない。
けど、近くで支えてくれないか?」
「私みたいにあんまり可愛くないのがいると、かわいい彼女できないよ」
「彼女なんて、作る気はない。だから、ひかりに一緒にいて欲しい」
「そんなに真剣な顔で言われると断れないじゃん。
わかったよ。マネージャーになるよ」
「ありがとう。ひかり」
「痛いよ。そんな風に抱きしめると・・・」
「ごめん」
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