クローン人間

竜海 昇空

文字の大きさ
上 下
11 / 14
エラー少女って知ってる?都市伝説なんだけどさぁーなんか普通のクローンじゃないらしい稀に男子もいるらしいよ。やばい

帰り道

しおりを挟む
私は彼女に手を引かれて、廊下を進む。
クローンとはいえ彼女は女の子、小学生の時に手を繋ぐのではない。
大人になってからの手を繋ぐのだ。
緊張する
だが、彼女はただのクローンだ。
私がこの世で一番嫌いで真面目で優しく尊敬する人間だ。
私は照れながらも手首を掴む彼女について行った。
何故かって、振り解きたいが、私はきっと彼女には勝てないし、きっと私では無理なのだろう。
彼女はスタスタと私を掴んだまま、階段を下り下駄箱へ向かう。

彼女
君も靴を履いて

そう言われるがままに、私は黙ったまま靴を履いた。

彼女は、靴を履いたのを確認すると私に

彼女
ついてきて

と真顔で言われた

私は何故彼女が私に用があるのか?
わからなかったが、彼女に従う事にした。
彼女は、正門とは逆の体育館裏に向かうようだ。
私は、体育館裏でボコられるアニメを観ていたが、きっと女の子にそういう事はされないだろうと勝手に解釈して納得した。
体育館裏の丁度真ん中で止まり彼女が私に振り返る
綺麗だ
まるで人間ではないくらい、理想的な人間である。
彼女は、真面目なイメージがあったが私に振り返ってたらそのイメージは、違うものへと変貌した。
彼女は、腕を腰に置き、三角の形を作り私に言い放つ

彼女
君同じクラスの人だったんだ。私覚えてる?

私は何の事か、わからないので彼女が何を言っているのか彼女が何んの話をしているのかわからない為困惑して首を傾げた
それを見た彼女は、あんまりにも馬鹿な私に頭を抱えて悩んだすると彼女は

彼女
屋上で私とあったよね忘れたの?

私は、屋上で見たクローンは彼女だったんだと気づいた。
私は、都市伝説としか思えず。きっと幻だったんだと自分を納得させていたのだから。
だから言い訳をしようと私考えた。


あー、誰かどのクローンかわからないし

私は下を向きながら彼女に小さい声で喋った
彼女はイジイジする私を見てイラッとしていたが、更に、クローンだからわからないとかどのクローンもみんな同じと言われているようで癪だった。
それでも、彼女はムカつく私に対して我慢をして答えた

彼女
そうなんだ。わからないよね
でも、こうして話したんだからわかるよね
あの時のクローンが私だって

私は動揺した。無理納得して現実逃避していたのが現実だって気づいたのだから。
私は黙っていた。
やばいと思った。
彼女は何を思った私を壁まで追い詰めると顔の前の手に壁につけてきた
いわゆる壁ドンを女の子にされた
私は、彼女の迫る顔と女の子の香りに誘惑されたが、彼女の真顔に恐怖を感じた。

彼女は一言

彼女
屋上での事誰かに喋った?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

処理中です...