僕と繋ぐ最後の一年

竜海 昇空

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帰り道

お前ってさぁ

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僕は、授業が終わり。
俺くんが保健室で休んでいるのを聞いたので少し覗きに行こうと思い、放課後帰り際に会いに行こうと計画をしていた。
帰りの掃除、教室を綺麗に磨く。
いつも通りの日常。
変わらない日々。

箒を振り回し、戦隊シリーズの真似をし、先生に怒られるお調子者はいつもあの子だなど、やる気のない生徒もいる。

まじめに、文句を言わず。黙々と作業を行う。

さて、掃除も終わり。
放課後のホームルーム。
最後の挨拶が終わり。

先生に頼まれた。

俺くんに今日の授業の復習プリントを渡して欲しいと僕は何も躊躇いもなくプリントを受け取る。
先生は微笑みながら頼みますと頭を下げる。

僕は、ちょうどいいやと思い。

教室を後にした。

廊下では、帰り支度をして友達と雑談をしながら帰宅をする。運動部に入ってる者は忙しなく運動場に向かい。
またに1人で我の関せずの生徒もいたりと様々だ。
その中僕は放課後、保健室に赴くのだ。
なぜか、いつもしない事に特別な感情を抱きながら。

失礼します。
僕は保健室をノックする
返事はない

ガラガラ。ドアを開けるしかし誰もいない?

白いカーテンに囲われたベットが置いてある空間にはおそらくいるのであろう。
今日友達になれた俺くんが

寝ているのかな?

僕はゆっくりと音を立てずに、カーテンに近づく

なんだろう

静かだ。

ガラガラ

カーテンを開ける


俺くんは、静かにベットの上で本を読んでいた

俺は、カーテンが開かれた事に気づき僕を見つけて。

よお

という

僕はまさか起きていた事にびっくりし、少し驚いたように一歩後ろに下がった

俺は僕くんが驚いた顔をし後ろ下がったので

普通、驚くのは俺の方だぞ

と気まずそうに問いかける

僕はごめんと気まずそうに問いかける

俺はあまりの僕の情けない顔が面白くて笑った

僕は俺につられて笑う

お前って面白いよなぁ。ますます気に入ったよ。

僕は俺が面白いと言うのでありがとうと頷く

僕は、先生から預かったプリントを手渡し。
体調良さそうでよかったと答えた

俺くんは、そうでもないと答える

僕は、元気そうな俺を見て不思議そうに答える

僕くんこの後暇?少し付き合って欲しいんだけど。

いいよ。5時までなら。

ありがとう

どこへ行くの?

病院

まだ、体調悪いの?大丈夫?

ああ、少しね悪いんだ。だから、もし倒れた時そばにいて欲しい。
お袋がさ。来れないみたいだから。行きつけの病院に行こうと思ってさぁ。
暇ならいいだけど。

いいよ。でも倒れたらどうすればいい?

俺の携帯で誰か呼べばいいでしょ?

でも大人とかいた方がいいじゃない?

うーん、悩む僕と俺の会話を盗み見るように保健室の扉が開けなたれる

おやおや、君たち悪の企みかね!いけない子達だよ。

眼鏡をかけた。髪の長いいかにも研究室にいそうな大人がいた

先生盗み聞きは、先生としてどうかと思います。動揺する僕を隣に俺は生意気に言い放つ

うーんでも、俺くん先生は子供だけじゃ病院に行かせられないな

先生、僕と行きたい。

したないな。僕くん付き添ってくれるかい。

先生は僕に近いて来た

僕はうんと頷く

よしよしと僕の頭を撫でてくれた

俺はその光景を見て、言い放つ

年増のおばさんに気をつけろよ僕と言う

僕は優しい先生だと言う

俺は苦笑する

先生はこう見えても25歳だから若いの。俺くんにはまだ大人の魅力が、わからないんだねお子様

俺は悔しそうに。本を閉じた

あ、俺くん私が僕くんと一緒に車に乗せて病院まで行ってあげるって言ったらどうする?

俺くんは、降参した猿のように先生の肩に手を置いて

ごめんなさい。お願いしますと答える

先生は誇らしげに。それじゃ車用意するからと保健室を後にした。

あの先生、やばいよな。変

僕は笑った。いい人だと言う

俺は、アイツ先生ってか。テンション高いOLみたいだと言う。

僕はよくわからないが笑った

ところでさ。僕話変わるんだけど。

お前ってさぁ
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