僕と繋ぐ最後の一年

小学校、最後の一年。僕は12歳、特に親しい友達もいなく、一人学校の学習机にべったりと顔を伏せていた。

キンコンカンコン

授業のチャイムが、学校中に鳴り響く。

淡いもない、なにも変哲もない毎日が始まる

廊下から足音がする

ガラガラ、教室の扉が開く

先生だ。少し機嫌がいいようにほくそ笑みながら、私たちの前に出る。

今日は転校生を紹介する

何も変哲もない。淡いもない。

そんな毎日

が、変わる

僕はこいつと出会いあの子と出会い

僕は、かけがえのない一年を過ごすことになるのだ
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