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第三章 生きることの罪
天性の勘
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「ユーイング先輩、今日はご馳走様でした」
そう言って、深々と頭を下げるダニーに。
ユーイングは、ダニーの背中を力強く叩くとにっこり笑ってこう言った。
「おう。楽しかったな、ダニー」
「は、はい!」
夜も九刻を回ろうかという頃――。
一頻り、飲んで食べて、話し終えた三人――エフェルローン、ダニー、そしてルイーズは、会計を終えて出てきたユーイングを迎えると、少しの間、店の外で立ち話に興じた。
秋も終盤に差し掛かりつつある夜は、少し冷える。
エフェルローンは薄手のコートの襟を立て、肩を竦めた。
そんな中、ほろ酔いのルイーズは胸の前で両手を組むと、目をキラキラさせながらこう言った。
「ユーイング先輩。愉快で痛快なお話、沢山ありがとうございました。私もその場にいる気分になって、凄く楽しかったです」
ルイーズは、よほど今日の飲み会が楽しかったのか、感動したように目を輝かせる。
「また是非、お話聞かせて下さいね、先輩!」
そう言って、にっこりと笑うルイーズを満足げに眺めると、ユーイングは上機嫌にこう言った。
「そりゃ良かった。これからもよろしくなルイーズちゃん。ちなみにエフェルのことも、俺の分までよろしく」
そう言って、何気にエフェルローンを弄るユーイングの言葉に。
ルイーズは、真面目な顔でガッツポーズを取るとこう言った。
「はい、ユーイング先輩。お任せを!」
「なに任されてんだよ……ったく」
(先輩も先輩だ。いちいち俺に絡みやがって……)
そう心の中でぼやくと。
エフェルローンは、ユーイングから勝手によろしく頼まれたルイーズを鬱陶し気に見遣ると、不本意だと云わんばかりにわざとらしいため息をひとつ吐く。
そんなエフェルローンを、苦笑しながら眺めるユーイングは、最後の最後、思いついたように尋ねて言った。
「そういやあ、エフェル。お前、キースリーとはどうなのよ?」
「最悪ですよ」
そう即答すると、エフェルローンは眉間に皺を刻み、憎々し気にこう言った。
「しかも、そこの新人のせいで、危うくキースリーから憲兵証を取り上げられそうになっているところです」
そんなエフェルローンの悪意の迸る物言いに。
ルイーズは、「違う!」とばかりに顔を真っ赤にすると、必死の形相でこう言った。
「一応、死守はしてます! 条件付き、ですけど……」
(なにが、「死守だ」「条件付き」だ。ほぼ、憲兵証の取り上げは決まっているようなものだってのに……)
そう心の中で毒吐くエフェルローンの心の声を知ってか知らずか。
語尾はごにょごにょと濁したものの、ルイーズはエフェルローンに思いのほか強く反発した。
と、そんなルイーズの話に苦笑いすると、ユーイングは二人の話――エフェルローンとルイーズの話を手っ取り早くまとめてこう言った。
「つまりが、憲兵証は手元にあるけども、いつ取り上げられるか分からない状況って事か」
「まぁ、そんなところです」
ルイーズに仕事のペースをぐちゃぐちゃにかき乱された上、約一か月弱で憲兵証を取り上げられるという現実に、しかめっ面で答えるエフェルローン。
そんな不機嫌極まりないエフェルローンを、「さて、どうしたものか」と眺め遣ると。
ユーイングは、ひとつひとつ言葉を選びながらこう言った。
「なにせ、大学時代から犬猿の仲だったもんな、お前とキースリー。上手くやれってのが無理な話か……」
「当然です」
吐き捨てるようにそう言うと。
エフェルローンは、「やってられない」というようにそっぽを向いて、大きなため息をひとつ吐く。
そんなエフェルローンを苦笑しながら見下ろすと。
ユーイングは「困った奴だ」と肩を竦めつつ、真面目な顔でこう言った。
「でもまあ、あまりキースリーは刺激せず、上手く立ち回るこったな。あいつ、結構陰険だから、ほんと気を付けろよ。それと、出来ればなるべく関わんな」
「無論、心得てます」
そう、淡々と冷静沈着に答えるエフェルローンを前に。
ユーイングは、ふと視線をあるものに留めると、酷く心配そうにこう言った。
「ひょっとして、お前。まだ引き摺ってたりすんのか」
「え」
あまりに唐突で、だが鋭い質問に。
エフェルローンの心臓は、一瞬凍り付いた。
(先輩、どうしてそれを――)
と、そんな、内心驚愕に打ち震えるエフェルローンを、心底心配そうに見遣ると、ユーイングは至極真面目な顔でこう言った。
「あんまり深入りするなよ、エフェル。下手打ったら、あること無いことでっち上げられて、挙句、監獄送りになっちまうかもしれねーからな」
きつくそう言い聞かせるように言うと、ユーイングはエフェルローンの灰青色の瞳をじっと見つめた。
そんな、灰茶色の、心を見透かすような強い視線に耐え切れず、エフェルローンは思わず目を逸らす。
それでも。
無駄とは分かっていながらも、エフェルローンは精いっぱいの虚勢を張ってこう言った。
「……やだな、先輩。もう昔の話ですよ」
と、そんなエフェルローンの言動に。
ユーイングは、自らの中の疑念を確信に引き上げると、複雑な表情をしながらこう言った。
「……そうか。お前が言うならきっとそうなんだろうが」
そう言ったユーイングの視線は、まともにエフェルローンのブローチに向いている。
「…………」
(先輩は多分、勘付いてる――)
やはり、エフェルローンが睨んだ通り。
ユーイングは、そんなエフェルローンの心などお見通しだとでも云うように、眉間に眉を顰め、敢えて厳しい口調でこう言った。
「悪いこたぁ言わない。止めとけ」
(先輩、気遣って下さってありがとうございます。でも俺は、俺の心は――)
そう心の中で申し訳なく呟くと、エフェルローンは後ろめたい気持ちを感じながらも、終始無言を貫く。
そんな、頑なに忠告を拒む後輩を前に。
ユーイングは、諦めにも似たため息をひとつ吐くと、頭を搔き搔きこう言った。
「余計なこと言って悪かったな、エフェル。お前の人生だもんな。好きに生きたらいい」
そう言うと、ユーイングは気持ちを切り替える様にこう言った。
「あっと、いけね。エフェル、近々お前の姉さんに挨拶しに行こうと思うからよ、よろしく伝えておいてくれや」
「……分かりました」
そう淡々と、事務的に答えるエフェルローンに。
ユーイングは困ったように片手で顎を扱くと、大きくて深いため息をひとつ吐くのだった。
※ ※ ※
と、それからしばらくして――。
「んじゃ、またな。後輩ども」
ユーイングはそう言うと、三人の後輩たちを愛おしそうに眺め遣る。
そして、名残惜しそうに笑うと、真面目な顔でこう言った。
「取り敢えず。死ぬなよ」
そう釘を刺し。
ユーイングはコートのポケットに手を突っ込むと、ゆったりとした足取りで、大通りへと去って行くのであった。
そう言って、深々と頭を下げるダニーに。
ユーイングは、ダニーの背中を力強く叩くとにっこり笑ってこう言った。
「おう。楽しかったな、ダニー」
「は、はい!」
夜も九刻を回ろうかという頃――。
一頻り、飲んで食べて、話し終えた三人――エフェルローン、ダニー、そしてルイーズは、会計を終えて出てきたユーイングを迎えると、少しの間、店の外で立ち話に興じた。
秋も終盤に差し掛かりつつある夜は、少し冷える。
エフェルローンは薄手のコートの襟を立て、肩を竦めた。
そんな中、ほろ酔いのルイーズは胸の前で両手を組むと、目をキラキラさせながらこう言った。
「ユーイング先輩。愉快で痛快なお話、沢山ありがとうございました。私もその場にいる気分になって、凄く楽しかったです」
ルイーズは、よほど今日の飲み会が楽しかったのか、感動したように目を輝かせる。
「また是非、お話聞かせて下さいね、先輩!」
そう言って、にっこりと笑うルイーズを満足げに眺めると、ユーイングは上機嫌にこう言った。
「そりゃ良かった。これからもよろしくなルイーズちゃん。ちなみにエフェルのことも、俺の分までよろしく」
そう言って、何気にエフェルローンを弄るユーイングの言葉に。
ルイーズは、真面目な顔でガッツポーズを取るとこう言った。
「はい、ユーイング先輩。お任せを!」
「なに任されてんだよ……ったく」
(先輩も先輩だ。いちいち俺に絡みやがって……)
そう心の中でぼやくと。
エフェルローンは、ユーイングから勝手によろしく頼まれたルイーズを鬱陶し気に見遣ると、不本意だと云わんばかりにわざとらしいため息をひとつ吐く。
そんなエフェルローンを、苦笑しながら眺めるユーイングは、最後の最後、思いついたように尋ねて言った。
「そういやあ、エフェル。お前、キースリーとはどうなのよ?」
「最悪ですよ」
そう即答すると、エフェルローンは眉間に皺を刻み、憎々し気にこう言った。
「しかも、そこの新人のせいで、危うくキースリーから憲兵証を取り上げられそうになっているところです」
そんなエフェルローンの悪意の迸る物言いに。
ルイーズは、「違う!」とばかりに顔を真っ赤にすると、必死の形相でこう言った。
「一応、死守はしてます! 条件付き、ですけど……」
(なにが、「死守だ」「条件付き」だ。ほぼ、憲兵証の取り上げは決まっているようなものだってのに……)
そう心の中で毒吐くエフェルローンの心の声を知ってか知らずか。
語尾はごにょごにょと濁したものの、ルイーズはエフェルローンに思いのほか強く反発した。
と、そんなルイーズの話に苦笑いすると、ユーイングは二人の話――エフェルローンとルイーズの話を手っ取り早くまとめてこう言った。
「つまりが、憲兵証は手元にあるけども、いつ取り上げられるか分からない状況って事か」
「まぁ、そんなところです」
ルイーズに仕事のペースをぐちゃぐちゃにかき乱された上、約一か月弱で憲兵証を取り上げられるという現実に、しかめっ面で答えるエフェルローン。
そんな不機嫌極まりないエフェルローンを、「さて、どうしたものか」と眺め遣ると。
ユーイングは、ひとつひとつ言葉を選びながらこう言った。
「なにせ、大学時代から犬猿の仲だったもんな、お前とキースリー。上手くやれってのが無理な話か……」
「当然です」
吐き捨てるようにそう言うと。
エフェルローンは、「やってられない」というようにそっぽを向いて、大きなため息をひとつ吐く。
そんなエフェルローンを苦笑しながら見下ろすと。
ユーイングは「困った奴だ」と肩を竦めつつ、真面目な顔でこう言った。
「でもまあ、あまりキースリーは刺激せず、上手く立ち回るこったな。あいつ、結構陰険だから、ほんと気を付けろよ。それと、出来ればなるべく関わんな」
「無論、心得てます」
そう、淡々と冷静沈着に答えるエフェルローンを前に。
ユーイングは、ふと視線をあるものに留めると、酷く心配そうにこう言った。
「ひょっとして、お前。まだ引き摺ってたりすんのか」
「え」
あまりに唐突で、だが鋭い質問に。
エフェルローンの心臓は、一瞬凍り付いた。
(先輩、どうしてそれを――)
と、そんな、内心驚愕に打ち震えるエフェルローンを、心底心配そうに見遣ると、ユーイングは至極真面目な顔でこう言った。
「あんまり深入りするなよ、エフェル。下手打ったら、あること無いことでっち上げられて、挙句、監獄送りになっちまうかもしれねーからな」
きつくそう言い聞かせるように言うと、ユーイングはエフェルローンの灰青色の瞳をじっと見つめた。
そんな、灰茶色の、心を見透かすような強い視線に耐え切れず、エフェルローンは思わず目を逸らす。
それでも。
無駄とは分かっていながらも、エフェルローンは精いっぱいの虚勢を張ってこう言った。
「……やだな、先輩。もう昔の話ですよ」
と、そんなエフェルローンの言動に。
ユーイングは、自らの中の疑念を確信に引き上げると、複雑な表情をしながらこう言った。
「……そうか。お前が言うならきっとそうなんだろうが」
そう言ったユーイングの視線は、まともにエフェルローンのブローチに向いている。
「…………」
(先輩は多分、勘付いてる――)
やはり、エフェルローンが睨んだ通り。
ユーイングは、そんなエフェルローンの心などお見通しだとでも云うように、眉間に眉を顰め、敢えて厳しい口調でこう言った。
「悪いこたぁ言わない。止めとけ」
(先輩、気遣って下さってありがとうございます。でも俺は、俺の心は――)
そう心の中で申し訳なく呟くと、エフェルローンは後ろめたい気持ちを感じながらも、終始無言を貫く。
そんな、頑なに忠告を拒む後輩を前に。
ユーイングは、諦めにも似たため息をひとつ吐くと、頭を搔き搔きこう言った。
「余計なこと言って悪かったな、エフェル。お前の人生だもんな。好きに生きたらいい」
そう言うと、ユーイングは気持ちを切り替える様にこう言った。
「あっと、いけね。エフェル、近々お前の姉さんに挨拶しに行こうと思うからよ、よろしく伝えておいてくれや」
「……分かりました」
そう淡々と、事務的に答えるエフェルローンに。
ユーイングは困ったように片手で顎を扱くと、大きくて深いため息をひとつ吐くのだった。
※ ※ ※
と、それからしばらくして――。
「んじゃ、またな。後輩ども」
ユーイングはそう言うと、三人の後輩たちを愛おしそうに眺め遣る。
そして、名残惜しそうに笑うと、真面目な顔でこう言った。
「取り敢えず。死ぬなよ」
そう釘を刺し。
ユーイングはコートのポケットに手を突っ込むと、ゆったりとした足取りで、大通りへと去って行くのであった。
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