正義の剣は闘いを欲する

花邑 肴

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第二章 秘められた悪意

法の穴

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プライバシー意識ゼロの人しか住めない『遼州星系』だが、自由に生きる人もいる

①貴族
宇宙空間に住んでいる人口も含めて人口の95パーセントが『一次産業従事者』の遼州星系では『貴族』であることには意味がある

貴族はそれが当然だと受け入れるので『庶民』は『ああ、あの人は貴族だから』とあきらめるのである
だから『庶民』しかいない『東和共和国』と一番外周の惑星国家『フィヨルド共和国』では普通諦める

②芸人になる
珍奇な行動を『ネタ』と割り切る能力があれば、周りの『善意の嫌がらせ』も『おいしい』と思えるようになる
遼州星系では『有名人』はすべからくこの精神を持っている
当然、『芸のためなら女房も泣かす』ものとみんなが思っている(逆も普通)
遼州星系では『有名人の私生活は積極的に暴露するのがその人の為』と考えている
他の星系で『有名人』が悪いことがばれて泣いている映像を見ると理解に苦しむ連中である

③『神』に認定される
『芸人』を超えた人間は『神』と認定されてすべての遼州人は尊重する
『偉大なる中佐殿』がいる『特殊な部隊』である『司法局実働部隊』は東和共和国では『神』とされている
その多くの超法規的活動も『神』だから仕方がないと考えている

その結果、遼州人で『有名人』になろうとする人は全員『芸人魂』を持っているのである
それが無い『心の弱い』人間はひっそりと『大根飯』や『雑草』を煮て極貧生活を送る
これが遼州人の常識である
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