10 / 127
第一章 呪われし者
新しい相棒
しおりを挟む
突如、背中全体に大きな衝撃が走る。
「……うっ」
その衝撃で目を覚ましたエフェルローンの瞳に映るのは、見慣れた石造の天井と、この執務室に移動してきた時からしこたま溜まっている埃が、まるでスノードームをひっくり返した時の様に舞い上がる様子であった。
そんな埃まみれの床の上には、[呪い]を解くために集めた魔術書と、書き溜めた資料の書き写しのファイル、そして、理論構築の為に書き起こした紙の山が、やはり埃に塗れ、渦高く乱雑に積み上がっている。
と、そんな煮詰まった魔術研究室の様相を呈した執務室の床の上で。
エフェルローンは、空間にきらきらと舞う埃をぼんやり眺めていた。
まるで雨上がりの虹の様に、陽の光でくるくると色を変えて舞う埃。
そんな埃たちをひとしきり眺め遣ると。
エフェルローンは、微かに痛み始めた背中に意識を集中させた。
背中が感じる石の硬さと冷たい感触から。
エフェルローンは、自分が寝ていたソファーから床の上に転げ落ちたのだと悟り、思わず小さく舌打ちする。
それから、気合を入れる様に大きなため息をひとつ吐くと。
エフェルローンは額に片手を当て、恨めし気にこう言った。
「……はぁ、朝っぱらからこれかよ。付いてないな」
昨晩はしこたま酒を飲んだこともあり、家には帰らず執務室のソファーで眠ることにしたエフェルローンであったが、ソファーで眠たせいなのだろうか。
なかなか寝付けないわ、ようやく眠れたと思ったら悪夢を見るわで、はっきり言って殆ど眠れていない。
しかも気付けば、身体も頭も、そして背中も若干……いや、かなり痛い。
エフェルローンは、踏んだり蹴ったりのこの状況に、吐き捨てるようにこう言った。
「ったく、今日は厄日か?」
そう、いちいち毒付きながら。
エフェルローンは、半覚醒状態でむっくり床の上に起き上がると、掛け布団代わりに腹に掛けていた上着を無造作に背中に羽織った。
「…………」
柔らかな朝の陽射しと小鳥の優しいさえずりの声が、エフェルローンの意識を少しずつ覚醒させていく。
(確か昨夜は、防犯も兼ねて窓もカーテンも閉めて寝たはずなのに。なんで俺の目はこんなに眩しがっているんだ……?)
その疑問に目を細め、開け放たれた窓の外で燦々と輝く太陽をじっと見つめる。
「……やっぱりおかしい、よな?」
そう腕と胡座を組み、その場で唸るエフェルローンを尻目に。
開け放たれた窓に吹き込む柔らかな風。
白いレースのカーテンを控えめに揺らすその風は、エフェルローンの蜂蜜色のショートボブの前髪を優しくなぶると、部屋の背後の壁に当たり、霧散した。
「窓、閉め忘れたか……?」
顎に片手を添え、エフェルローンは昨晩の記憶を引き出そうと頭を捻る。
と、そのとき。
「あ、おはようございます!」
やる気に満ち満ちた元気な娘の声が、部屋全体に響き渡る。
「大丈夫ですか? なんかソファーから落ちてたみたいですけど」
そう言って、エフェルローンを気遣う娘の声は、甲高いわけでも低すぎるわけでもなかったが、二日酔いも甚だしいエフェルローンにとって、今はどんな声も殺人レベルの凶器であった。
「悪い……その声のトーン、少し落としてくれる?」
たまらずエフェルローンはそう注文をつける。
そして、ズキズキ痛み始めた頭を抱えながら、声のする方を向いてこう言った。
「君、誰……?」
徐にソファーに座りなおし、エフェルローンは声のした方――ソファーの後ろに立つ人影を眇め見る。
と、そこには。
年の頃は二十歳前後の、緩くウェーブの掛かった紅茶色のショートヘアに、栗色の瞳の娘がなぜか嬉しそうに立っていた。
片手に雑巾を、もう片方の手には鉄製のバケツを持ったその娘は、バケツを埃っぽい床の上に勢いよく置くと、臙脂色の上着の腕を捲り、雑巾を喜々と絞りながらこう言った。
「私は、ルイーズです。ルイーズ・ジュペリって言います。ルイーズって呼んで下さい! この度、今日付けで伯爵の下|《した》に配属されました! 新人ですが、一応憲兵魔術師です。以後、よろしくお願いします!」
――新人?
(おいおい……聞いてないぞ、そんなこと)
寝耳に水の話に、エフェルローンは思わずげんなりした。
憲兵の仕事はピンきりとはいえ、場合によっては自分の生死を左右する危険な案件が回ってくることもある。
そんな中で新人のフォローをしつつ、任務を成功させるのは至難の業と言っていい。
しかも、信頼の置ける相棒もなく、体力もそこそこ、魔力も減退してしまっているエフェルローンに、新人の命を預かる余裕など全くなかった。
(適任者は俺以外にもたくさんいるだろうに……それとも何か訳ありなのか?)
エフェルローンはまじまじとその娘――ルイーズを見る。
普通の子より少し可愛いという程度で、別段気になる要素はない。
(訳ありってことでもなさそうか。なら、新手の嫌がらせってところか。ったく、上層部は一体、何を考えてるんだか)
「無駄なことを」とばかりに、しばし寝ぼけ顔で沈黙するエフェルローンを、ルイーズは不安そうに見詰めている。
そんなルイーズに気づいたエフェルローンは、困ったように寝癖の付いた頭を掻くと、詳しい説明をすっ飛ばしてこう言った。
「俺の下に配属ってのは、きっと何かの間違いだろうね。俺はそんな話上から聞かされていないし。もう一度、人事課に行って確認してくるといいよ」
素っ気無くそう言うと。
エフェルローンはズキズキする頭を片手で抑えながら、部屋の隅に置いてある魔法を動力とした簡易冷却装置の中から、硝子瓶に入った水を一本取り出してがぶ飲みする。
一瞬、頭の痛みが消え、ため息を吐くエフェルローン。
しかし――。
「ま、間違いじゃありません!」
ルイーズはそう慌てた様子で叫ぶと。
ポケットから何やらくしゃくしゃの紙を取り出し、その皺を懸命に引き伸ばすと、これでもかと言わんばかりにエフェルローンの眼前に突きだした。
「…………」
一瞬の安らぎをルイーズの大声で奪われたエフェルローンは、剣呑な瞳でその突き出されたくしゃくしゃの紙を見ると、不快感も露わにこう言った。
「……なにこれ」
そして眉間に縦皺を刻むと、深いため息と共に呆れ果てた様にこう言った。
「これ、点数の悪かったテストの答案か何か? よく机の奥の方に入ってるやつ」
「…………!」
さすがに恥ずかしかったのだろう。
ルイーズは顔を真っ赤にし、声を裏返しながら早口でこう言った。
「じ、辞令書……です! い、急いでいたので、ちょっと……しわ寄っちゃいましたけど! 間違いなく、今日発行された出来立てほやほやの辞令書です! 憲兵庁長官の名前もちゃんと入ってますよ、ほら!」
そう言って、長官のサインをこれでもかと見せ付けてくるルイーズ。
その一際甲高い声に。
エフェルローンは堂々と片耳を指で塞ぐと、徐にルイーズに向かって手のひらを突き出した。
「な、なんですか? もしかして、袖の下……」
そう言って顔を強張らせ、動揺するルイーズに。
エフェルローンは、ため息交じりにルイーズの顔を見上げるとこう言った。
「悪いが、俺はそんな物分かりのいい憲兵じゃないんでね。賄賂は不要だ。その代わり、君の言っている話の事実確認がしたい。ほら、その辞令書とやら……取り敢えず見せてみな」
そういうと、エフェルはルイーズのほうへと更に手を伸ばす。
そのとき、背中に引っ掛けていた上着が床にバサリと落ちる。
「あっと、悪い」
そう言って、上着を拾い上げるエフェルローンのその姿に。
「あ……」
ルイーズは、そう小さく呟くと。
淡い栗色の瞳を大きく見開き、弾かれたようにこう言った。
「その傷……」
徐に上着を拾い上げようとするエフェルローンの身体には、様々な種類の無数の傷が痛々しく刻み込まれているのであった。
「……うっ」
その衝撃で目を覚ましたエフェルローンの瞳に映るのは、見慣れた石造の天井と、この執務室に移動してきた時からしこたま溜まっている埃が、まるでスノードームをひっくり返した時の様に舞い上がる様子であった。
そんな埃まみれの床の上には、[呪い]を解くために集めた魔術書と、書き溜めた資料の書き写しのファイル、そして、理論構築の為に書き起こした紙の山が、やはり埃に塗れ、渦高く乱雑に積み上がっている。
と、そんな煮詰まった魔術研究室の様相を呈した執務室の床の上で。
エフェルローンは、空間にきらきらと舞う埃をぼんやり眺めていた。
まるで雨上がりの虹の様に、陽の光でくるくると色を変えて舞う埃。
そんな埃たちをひとしきり眺め遣ると。
エフェルローンは、微かに痛み始めた背中に意識を集中させた。
背中が感じる石の硬さと冷たい感触から。
エフェルローンは、自分が寝ていたソファーから床の上に転げ落ちたのだと悟り、思わず小さく舌打ちする。
それから、気合を入れる様に大きなため息をひとつ吐くと。
エフェルローンは額に片手を当て、恨めし気にこう言った。
「……はぁ、朝っぱらからこれかよ。付いてないな」
昨晩はしこたま酒を飲んだこともあり、家には帰らず執務室のソファーで眠ることにしたエフェルローンであったが、ソファーで眠たせいなのだろうか。
なかなか寝付けないわ、ようやく眠れたと思ったら悪夢を見るわで、はっきり言って殆ど眠れていない。
しかも気付けば、身体も頭も、そして背中も若干……いや、かなり痛い。
エフェルローンは、踏んだり蹴ったりのこの状況に、吐き捨てるようにこう言った。
「ったく、今日は厄日か?」
そう、いちいち毒付きながら。
エフェルローンは、半覚醒状態でむっくり床の上に起き上がると、掛け布団代わりに腹に掛けていた上着を無造作に背中に羽織った。
「…………」
柔らかな朝の陽射しと小鳥の優しいさえずりの声が、エフェルローンの意識を少しずつ覚醒させていく。
(確か昨夜は、防犯も兼ねて窓もカーテンも閉めて寝たはずなのに。なんで俺の目はこんなに眩しがっているんだ……?)
その疑問に目を細め、開け放たれた窓の外で燦々と輝く太陽をじっと見つめる。
「……やっぱりおかしい、よな?」
そう腕と胡座を組み、その場で唸るエフェルローンを尻目に。
開け放たれた窓に吹き込む柔らかな風。
白いレースのカーテンを控えめに揺らすその風は、エフェルローンの蜂蜜色のショートボブの前髪を優しくなぶると、部屋の背後の壁に当たり、霧散した。
「窓、閉め忘れたか……?」
顎に片手を添え、エフェルローンは昨晩の記憶を引き出そうと頭を捻る。
と、そのとき。
「あ、おはようございます!」
やる気に満ち満ちた元気な娘の声が、部屋全体に響き渡る。
「大丈夫ですか? なんかソファーから落ちてたみたいですけど」
そう言って、エフェルローンを気遣う娘の声は、甲高いわけでも低すぎるわけでもなかったが、二日酔いも甚だしいエフェルローンにとって、今はどんな声も殺人レベルの凶器であった。
「悪い……その声のトーン、少し落としてくれる?」
たまらずエフェルローンはそう注文をつける。
そして、ズキズキ痛み始めた頭を抱えながら、声のする方を向いてこう言った。
「君、誰……?」
徐にソファーに座りなおし、エフェルローンは声のした方――ソファーの後ろに立つ人影を眇め見る。
と、そこには。
年の頃は二十歳前後の、緩くウェーブの掛かった紅茶色のショートヘアに、栗色の瞳の娘がなぜか嬉しそうに立っていた。
片手に雑巾を、もう片方の手には鉄製のバケツを持ったその娘は、バケツを埃っぽい床の上に勢いよく置くと、臙脂色の上着の腕を捲り、雑巾を喜々と絞りながらこう言った。
「私は、ルイーズです。ルイーズ・ジュペリって言います。ルイーズって呼んで下さい! この度、今日付けで伯爵の下|《した》に配属されました! 新人ですが、一応憲兵魔術師です。以後、よろしくお願いします!」
――新人?
(おいおい……聞いてないぞ、そんなこと)
寝耳に水の話に、エフェルローンは思わずげんなりした。
憲兵の仕事はピンきりとはいえ、場合によっては自分の生死を左右する危険な案件が回ってくることもある。
そんな中で新人のフォローをしつつ、任務を成功させるのは至難の業と言っていい。
しかも、信頼の置ける相棒もなく、体力もそこそこ、魔力も減退してしまっているエフェルローンに、新人の命を預かる余裕など全くなかった。
(適任者は俺以外にもたくさんいるだろうに……それとも何か訳ありなのか?)
エフェルローンはまじまじとその娘――ルイーズを見る。
普通の子より少し可愛いという程度で、別段気になる要素はない。
(訳ありってことでもなさそうか。なら、新手の嫌がらせってところか。ったく、上層部は一体、何を考えてるんだか)
「無駄なことを」とばかりに、しばし寝ぼけ顔で沈黙するエフェルローンを、ルイーズは不安そうに見詰めている。
そんなルイーズに気づいたエフェルローンは、困ったように寝癖の付いた頭を掻くと、詳しい説明をすっ飛ばしてこう言った。
「俺の下に配属ってのは、きっと何かの間違いだろうね。俺はそんな話上から聞かされていないし。もう一度、人事課に行って確認してくるといいよ」
素っ気無くそう言うと。
エフェルローンはズキズキする頭を片手で抑えながら、部屋の隅に置いてある魔法を動力とした簡易冷却装置の中から、硝子瓶に入った水を一本取り出してがぶ飲みする。
一瞬、頭の痛みが消え、ため息を吐くエフェルローン。
しかし――。
「ま、間違いじゃありません!」
ルイーズはそう慌てた様子で叫ぶと。
ポケットから何やらくしゃくしゃの紙を取り出し、その皺を懸命に引き伸ばすと、これでもかと言わんばかりにエフェルローンの眼前に突きだした。
「…………」
一瞬の安らぎをルイーズの大声で奪われたエフェルローンは、剣呑な瞳でその突き出されたくしゃくしゃの紙を見ると、不快感も露わにこう言った。
「……なにこれ」
そして眉間に縦皺を刻むと、深いため息と共に呆れ果てた様にこう言った。
「これ、点数の悪かったテストの答案か何か? よく机の奥の方に入ってるやつ」
「…………!」
さすがに恥ずかしかったのだろう。
ルイーズは顔を真っ赤にし、声を裏返しながら早口でこう言った。
「じ、辞令書……です! い、急いでいたので、ちょっと……しわ寄っちゃいましたけど! 間違いなく、今日発行された出来立てほやほやの辞令書です! 憲兵庁長官の名前もちゃんと入ってますよ、ほら!」
そう言って、長官のサインをこれでもかと見せ付けてくるルイーズ。
その一際甲高い声に。
エフェルローンは堂々と片耳を指で塞ぐと、徐にルイーズに向かって手のひらを突き出した。
「な、なんですか? もしかして、袖の下……」
そう言って顔を強張らせ、動揺するルイーズに。
エフェルローンは、ため息交じりにルイーズの顔を見上げるとこう言った。
「悪いが、俺はそんな物分かりのいい憲兵じゃないんでね。賄賂は不要だ。その代わり、君の言っている話の事実確認がしたい。ほら、その辞令書とやら……取り敢えず見せてみな」
そういうと、エフェルはルイーズのほうへと更に手を伸ばす。
そのとき、背中に引っ掛けていた上着が床にバサリと落ちる。
「あっと、悪い」
そう言って、上着を拾い上げるエフェルローンのその姿に。
「あ……」
ルイーズは、そう小さく呟くと。
淡い栗色の瞳を大きく見開き、弾かれたようにこう言った。
「その傷……」
徐に上着を拾い上げようとするエフェルローンの身体には、様々な種類の無数の傷が痛々しく刻み込まれているのであった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる