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#200 天使
しおりを挟むおそらく、一生を棒に振るなどということは、まずないだろう。些細なことからでも学ぶべきことは山ほどあるのだし、人生はいくらでもやり直しがきくからだ。
思うに自分の幸せだけを考えて、一生を終えることこそ、一生を棒に振ってしまうということなのかもしれない。ただ、人それぞれなのだから、大きなお世話な話だ。
シャルル・ド・ゴール国際空港のラウンジで、麻衣と待ち合わせしていた。ビル・エヴァンスの『My Foolish Heart』が、薄く流れている。
カプチーノは、とうに飲み終えてしまった。麻衣はまだ来ない。往き交うエトランゼの中に、知らぬ間に麻衣のシルエットを探している自分がいる。
意外におっちょこちょいだから、もしかしたらターミナル2に行ったのかもしれない。俺の天使からのLINEはまだない。
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