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#30 カップ麺
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*月*日
霧雨が降っていた。その男はイートインのない自由が丘のLAWSONの前で、ついさっき買ったばかりの、お湯を注いだ少しだけ高級なカップ麺を立ちながらすすっていた。そんな場面に二度も遭遇した俺は店内で座って食べられるセブンやファミマになぜ入らないのかと聞いてみたくて仕方なかった。恋人にフラれでもしたのだろうか。8月なのに冷たい霧雨の降るなか、カップ麺をすする彼に声をかけてあげたかった。人生に絶望するなよ!彼の名はたぶん霧島。俺の名もたぶん霧島
霧雨が降っていた。その男はイートインのない自由が丘のLAWSONの前で、ついさっき買ったばかりの、お湯を注いだ少しだけ高級なカップ麺を立ちながらすすっていた。そんな場面に二度も遭遇した俺は店内で座って食べられるセブンやファミマになぜ入らないのかと聞いてみたくて仕方なかった。恋人にフラれでもしたのだろうか。8月なのに冷たい霧雨の降るなか、カップ麺をすする彼に声をかけてあげたかった。人生に絶望するなよ!彼の名はたぶん霧島。俺の名もたぶん霧島
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