11 / 176
#11 粗大ゴミでは?
しおりを挟む
*月*日
凍てつく寒さに耳が千切れそうに痛んだのは、つい先週のことだった。なんて到底思えない。あの時の事を既に思い出せないくらい身体の芯から温まる湯に浸かって気分はもう極楽なのだった。強酸性で高温の湯は、まさに湯治場の名にふさわしい。頑なな私の心もこの湯で溶けないものだろうか。もう不倫は嫌だ。でも不倫でないと萌えない。いっそのこと不燃ごみの日に自分を出してしまいたい。
凍てつく寒さに耳が千切れそうに痛んだのは、つい先週のことだった。なんて到底思えない。あの時の事を既に思い出せないくらい身体の芯から温まる湯に浸かって気分はもう極楽なのだった。強酸性で高温の湯は、まさに湯治場の名にふさわしい。頑なな私の心もこの湯で溶けないものだろうか。もう不倫は嫌だ。でも不倫でないと萌えない。いっそのこと不燃ごみの日に自分を出してしまいたい。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる