バスキアのドローイング

トリヤマケイ

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幻肢

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    大樹は、護身用に常にナイフを携帯しているけれども、いつからそんなことを習慣づけたのか、自分のことながらまったく憶えていなかった。

   携帯しているばかりで一向に使わないこのナイフをいつの日にか使う日がくるのだろうかと考えると怖くもあり、愉しみでもあり、ちょっと複雑な思いがした。

   でも、携帯するようになったきっかけとなる出来事がきっとあったであろうはずなのに、それをまったく思い出せないのは不思議というほかなかった。

   大樹は、大学を中退し看護学校に入った。別に医療方面に特に興味があったわけでもなく、ただ月謝が安かったからという理由だけで選択したようなものだった。大学は、なにもかもがくだらなく思えたから退学してしまった。

   それでも大樹は、とりあえず看護学校を卒業し、大学病院の脳神経外科に看護士として務めはじめた。

   だが、オペ室担当となって長時間に亘るオペを何度も経験するうちにノイローゼになってしまい、一年でドロップアウトした。

    今となっては戻りようもないし、戻りたくもないけれども何の達成感も得られないまま、ノイローゼといえども逃げるようにして仕事を辞めてしまったのは残念なことだった。

   大学も挫折し、仕事も挫折し、大樹が考えているほど人生は甘くないようだった。

   院内では、やりようによってはクスリを容易に手に入れられるので、ぶっ飛べるおクスリを相当量いただいて愉しんでいた。

  一度味をしめてしまった大樹は、仕事を辞めてからも、暇に飽かしてありとあらゆるドラッグを試してみたけれども、ハッパを決めたときだけが一番、ぶっ飛べた。

   現実逃避ではなく、現実を捉えるためにこそハッパをきめていたのかもしれないのだが、冨樫に出逢ったのは、ハッパをやりながら現実っていったいなんだろうと考えていた頃のことだった。

   出逢ったといっても、実際に冨樫に遇ったのではない。冨樫という人物は、この現実世界にはたぶん存在していない。あちらの世界の住人なのだ。

   そして、じょじょに大樹は富樫に惹かれていく自分をもてあますようになっていった。冨樫の放つ危険な香りに惹かれてしまったのかもしれない。

   日常生活で何か難問に突き当たると冨樫ならばこういう時どうするだろう、そんな風に思考している自分に気づくこともあった。

   むろんはじめは、冨樫に会えるのは、ハッパをキメたときだけだったが、やがて超現実だか幻想だかわからないけれども、あっちの世界が現実の世界へと浸潤してきたのだった。

   まあ、よく言われていることだが、今まさにこうして生きているこの現実は、実は現実などではなく、ただの夢なのではないのか、主体はどこかにいてのんびりとこの映像を眺めているのではないか。

  この現実と呼ばれる現実が、ほんとうに現実なのか否か、誰にも証し立てることは出来ない。そんな風に大樹は考えていた。

   だが、実際のところどうなのだろう。ただ単に大樹の脳に重大な欠陥があるのかもしれなかった。

   とりあえず、何でもいいからバイトでもしながら食いつなぎ、生きていくしかなかったが、気づいたらいったい何を目標にして生きていけばいいのか、どんなゴールを目指しているのか、わからなかった。

   そんなことが加勢して、じょじょに大樹は現実と幻想の区別がつかないようになっていった。

   たとえば、大樹が子どもの頃に飼っていた猫のチビが部屋に現われるようになった。

   チビは、黒と白の綺麗な猫だった。それがはじまりだった。幻視なのかなんなのかわからないが、不可視なものたちが大樹の前に姿を現わすようになっていった。

   まるで、異次元への扉が開いてしまったかのように。

   そして、もう一匹の飼い猫であるチャコが現われてからこっち、視えるだけでなく、触れることも可能になっていた。

   チビとチャコは、大樹の家族が山里を離れて街へと引っ越す際に、二匹ともどこかへ行ってしまったのだった。

   ある晩のこと。

   大樹が夜中にタバコを切らし、コンビニに買いに出て部屋に戻ってくると、冨樫がタバコの煙をくゆらせながら、大樹の帰りを待っていた。

「おー、遅かったな。どうせエロ漫画でも立ち読みしてたんだろ?」

   ふざけた野郎だと大樹は思ったが何も言わなかった。というか、言えなかった。

「なんだよ、苦虫を潰したような顔しちゃてさ、ご挨拶だなぁ。会いに来てやったのによぉ」

恐ろしいやつだと大樹は思った。ハッパをキメてるわけでもないのに、どこにでも好きな時に現われることができるなんて、神か或いは……。

「でさ、今夜来たのはちょっとわけありでさ。どうかな、夜の散歩と洒落込まないか?」

「夜中に散歩? なに考えてんだよ」

「とか言っちゃって、興味津々だろ?」

「べつに。で、どこ行くのさ?」

「そうこなくっちゃな。実は、オレの連れがお前に会いたいっていうんだよ。いいだろ?  そんな手間は取らせないから。てか、どうせお前ヒマだろ?」

   むろん、イヤなどとは言えない。働いてない大樹がネカフェ住民にならないでいられるのも、冨樫のお陰なのだ。

   冨樫は、勝馬をこっそりと大樹に教えてくれる。それも、大穴を。冨樫には未来がわかるらしい。

「いいけど。まさか、連れって女じゃないよね?」

「だったらどうする? ま、早いとこ行こうぜ、朝になっちまう」

  そして……。

  明け方近く、大樹は部屋に戻った。狭くて小汚い部屋だけれど、自分の城に帰り着いてホッとした。

  冨樫の運転する車に乗せられ川崎のICから高速に乗ったところまでは憶えている。だが、あとはもう夢の中。

  冨樫に起こされて、車から降りるとそこには、日本らしからぬ重厚な家があった。

  周りには、民家の灯りはない。背たけほどもあるススキが欝蒼と茂り、その向こうには黒々とした森のシルエットがぼうっと見えていた。

   これはエリザベス王朝様式の建物だと冨樫がしたり顔でいった。

「夜だからよく見えなくて残念だけど、破風がきれいなんだ」


  だから、なんなんだよとは思ったものの大樹も、興奮を隠せなかった。

  いったいどんな人物が住んでいるんだろう。冨樫の連れとはどうやら外人らしい。英語なんてわかんねぇ。

   そんな風に大樹は思いつつ、冨樫に促されて大時代的な建物の中に入っていった。

そして、ああやっぱりと頷いてしまうほど大きな暖炉のあるリビングに通された。

   暖炉は、中を歩き回れるくらい大きく立派で、これならさぞかしサンタも来やすいのでは、などと思った。

   あるじは、なかなか現われなかった。ただしかし、大樹は退屈さなど微塵も感じていなかった。むしろ、圧倒されていた。


   部屋の室内装飾品は何から何まで、すべてはアラベスクの文様で埋め尽くされていた。

   カーテン、カーペット、壁掛け、ソファやオットマンのカバー、そしてランプのシェードに至るまで、幾何学的やら植物的な抽象文様が散りばめられ頭がくらくらするほどだ。

「いったい何なんだよ? 建物の外観は、エリザベス王朝様式だっけ?  中に入ったら、アラベスクの洪水かよ」

   冨樫は、ソファにどかりと腰を下ろしたまま、目を瞑り微動だにしない。

   もし、冨樫の連れとやらがお約束通りにアラベスク模様のスーツやらワンピでも着て出てこられた日にゃあベタすぎて笑っちゃうだろうな、と大樹は思った。


   やがて、アラベスク模様にやられたのか、酩酊したかのような浮遊感を覚えた大樹は、アラベスクの文様を見つめながら、まったく別なものをそこに見ていた。

   というか幾何学模様が複雑に絡み合う奥の奥に潜む何かが、見えてきたのかも知れない。そして、それはきっと見る人により見えるものが異なるのではないか、と思った。


   例えばジャクソン・ポロックのような絵画は、そのデタラメさでヒトの枠を超えたものを創作しようとの意図がある。

   つまり、どうしてもヒトの頭で考えたものには限界があるということであり、それら規則性を取っ払うために偶然性を利用している。

   偶然だから、そこにパターンは読み取れず、マンネリを打破できる。要は偶然をどれだけ上手にオペレーションできるか否か、そのセンスが問われるわけだ。

  アラベスクもまた、複雑に絡み合い錯綜しているが、実はごくごくシンプルなのだ。

    言うなれば単にシンプルなパターンの繰り返しに過ぎないが、実は、その反復は無限を象徴しているのではないか。

    きっと、真理とは、限定されたことだけを言っているもの、あるいは、見る者を選ぶようなもの、には遠い位置にある。シンプルなものこそ、最も真理に近い。

   つらつらとそんな事を考える内に、やっと待ち人が現われた。

   女性ならばシックな装いを予想していた大樹は、見事に外され驚いた。

   白のデニムのホットパンツに、紫のレースのクロップトップ。レースの柄は、アラベスクと見えなくもない。

   アラベスクのことをちょっと揶揄してやろうと思っていた大樹も彼女の美貌に、一瞬息を呑んだ。 

   冨樫が言った。
「こちらが、福島大樹さん」

「はじめまして。麻衣と申します。今夜はお呼びだてしてしまい、申し訳ありません」

   大樹は、絶世の美女と呼んでもまったく違和感を覚えないそんな彼女の微笑みに、しどろもどろになりながら

「素敵なお住まいですね。それになんといっても、アラベスクが素晴らしい。あはは」

「ありがとうございます。やっぱり大樹さんは、思った通りのお方みたいですね」

大樹は、ちょっと目を伏せて
「でも、なんでおれのこと知ってるんですか?」

「はい。たぶん知っている方じゃないかなと思いまして」

「ああ、なるほど。え?」

   大樹が目を見開いて見つめると、麻衣ははにかんだように微笑んだ。

「で、大樹さん。唐突なんですが、ひとつだけお聞きしたいんです。魔女狩りというのをご存知ですか? どこの国でもある話でしょうけれど、1692年イギリスで大流行した伝染病が、アイルランド人やクェーカー教徒の魔法のしわざだとして、19人が処刑され、150人が投獄されたんです。大樹さん、どう思います、このことについて?」


「なんですかね、社会不安が起こした集団的なヒステリーじゃないんでしょうか? よくわからないですね」

   すると、彼女はふふふとなんとも言われない笑みを浮かべて笑った。

   そして、ではご縁があるようでしたらまた。そう言うと、部屋を出ていった。

   待たされた割に、あっという間に不思議な会見は終わり、車中の人となった大樹は、ハムスターとなって、ケージの中の回し車を基地外じみた速さで回している自分を想像していた。
 
   なにやら足もとの大地に亀裂が走り、ずるずると陥没していくような気がするのだ。


   得体の知れないものに対し、人は不安や恐怖を覚えるが、言いしれない不安、そんなものが大樹を捉えていた。

   麻衣との出会いは、己のアイデンティティを根底から覆すような邂逅だったのかも知れなかった。

   車は猛スピードで、真っ暗な尾根道を縫うように駆け抜けてゆく。アラベスク模様が、頭のなかでぐるぐるまわっていた。いったいなんだったんだろう。

   やがて、大樹は思い出したようにこう言った。

「で、結局なんだったの?  俺に会いたいって意味わかんねーし。話は魔女狩りだけだしさ」

「ま、そうゆうなよ」

   遠くにコクーンタワーらしき紡錘形のシルエットが浮かび、その上には巨大な草刈り鎌みたいな新月が、今まさにコクーンを刈り取ろうとしているかのように冷たく光っていた。

  ということは、とりあえず新宿近辺なのだろうと大樹は思った。そして、「新宿!」と、素っ頓狂な声を上げた。

「よくわかったな」と冨樫はタバコに火を点けた。

「だってさ、まださっきの家からたいして走ってないよね?」

「驚いたか、郊外にあるとばかり思っただろ?」

  と、その時。

   メールだろうか着信音が鳴り、冨樫はスマートフォンを覗き込んだ。 

「おまえ合格だってさ」

「なに、合格って?」

「よかったな、パトロンだよ。これでおまえ一生楽できるぞ」

   パトロン?  一生楽できる?  話が見えないけれど、なにやら美味すぎる話だと大樹は思った。

   美味しい話には裏がある。

「おまえのLINE教えてくれってよ?  いいよな、教えて?」

「あ、うん」生返事を返しながら、大樹は思う。

  だいたい読める気がする。首都高に入ってから、大樹は押し黙ったまま、ずっと遠くを見るような目をしていた。

   やがて、アウディR8は大樹のアパートの前に滑り込むように到着した。

   車を降りる。

「じゃあな、また」

   滑らかに発進した冨樫のR8は、角を曲がりながらすぅーっと滲むように大樹の視界から消えた。

   まだ夢の中なんだな、そうそう。夢の中夢の中。そういうことにしておこう。部屋に戻ると、なんか懐かしい気持ちが湧いてきて、大樹はホッと安心した。

   そして、ごろんと横になるとすぐにいびきをかいて眠ってしまった。

   夢の中で、麻衣が手招きしていた。わかってるでしょ?やっとまた巡りあえたのよ。さあ、こっちにきて。

   月明かりの下で、ふたりは見つめあった。星々を映して煌めく麻衣の双眸。たしかにこの黒い瞳には、見覚えがあるような気がした。

   大樹は、膝枕されて横になった。麻衣は、大樹の長い髪を撫でながら話しはじめる。

「ねえ、知ってる?  神経には、ふたつの情報伝達の方向があるの。ひとつは身体の各部から脳へと伝わるもの。それは、求心性神経と呼ばれてる。そして、もうひとつは、脳から身体の各部へと伝わるもの。遠心性神経ね」

「詳しいんだね?」と大樹は麻衣の瞳を見つめたまま、上の空で言う。

「じゃあ、幻肢というのを知っている?」

「ゲンシ? 聞いたことあるような、ないような」

「たとえば、戦争だとか町工場で、あるいは交通事故で手指とか腕や脚を失ってしまった人が、その失った腕や脚があたかもまだしっかりと存在しているかのように、痛みやら痒みを感ずる、それを幻肢と呼んでいるらしいの」

「ああ、知ってるよ、それ」麻衣は、うんと頷く。

「ふつうに考えれば、末梢から中枢への求心性神経は切断されてしまってないわけだから、生理学的にはありえないわけよね。

   そこで一種の妄想ではないかという考えもあって、つまり自己防衛本能が働いて、そもそもそれら欠損自体がないこととして処理するのではないか、というのが心理学的説明。

   ところが、生理学的な条件からこのことを説明できるとして、求心性神経をどこかで断ち切ってしまえば、幻肢という不思議な現象は消えてしまうって、なんかの本に書いてあったんだけど、それこそおかしいと思うの。

   そんな臨床報告があるわけないもの。そんなことのために、わざわざ大切な神経を切ったりする人いると思う?」

「それはそうだね」と大樹。


「記憶だと私は思ってる。身体イメージの記憶の産物なんじゃないかって。失ってしまっていることは、むろん、わかってる。けれど、記憶の中の身体イメージには、しっかりと存在している。つまりは、失ってしまったと認知はしているけれども記憶には残像が残っているわけ。だから、記憶からその残像が消えるまでは、幻肢はあるんだと思う」

「なるほど」

   大樹は、起きあがって、再び麻衣をまっすぐ見つめる。彼女の思念が伝わってくる。

   触って感じてほしい。触ると同時に脳が快感を感ずるのよ。大樹は、豊かな亜麻色の髪に優しく触れた。

   そう。もっともっと。

   ゆっくりと顔を近づけてゆく。おでこを合わせた。

   そして、唇が触れ合ったその刹那、頭の中がスパークし、身も心も蕩けて、ふたりは宇宙とひとつになった。


   それから...…

   夜明けまでふたりは愛しあった。


    目醒めると、彼女の声が頭の中でカテドラルに鳴り響く鐘のように木霊していた。それは別れ際、彼女の言ったこんな言葉だった。

   これから先たとえあなたを失うようなことになっても、私はあなたのことをけっして忘れない。

   だから、もしそんなことがあっても、幻肢としてまた私の中に現われてちょうだい。つまり、私たちは永遠に離れられないのよ...…。

   やばいと大樹は思った。もう麻衣から逃げられそうにない。
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