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メルカリ編
Sue
しおりを挟む🦀美少女たち
タロウの一日のタイムスケジュールは、ヴェッキオ先生が霊界とやらから引き寄せた様々な品々を物撮りし、ebayやメルカリにアップする作業を午前中にこなし、午後からは、れいのプールサイドで文字通り精力の尽きるまで仕事をする、といったものだった。
そんな感じで、仕事をこなし、やがて、半年ほど経ったある日、タロウは、赤毛の先輩から、きょうからジョブチェンジしてもらうから、レクチャー受けてと言われた。
あの言わば人形に生命を与えるという仕事は、いくら若いタロウであっても、かなりな重労働であり、Hも仕事として強制的にやらざるを得ないとなると、嬉しくも楽しくもなかったが、次の仕事の内容を聞かされた時点でタロウは、なるほどなと、何か合点がいった。
というのも、次の仕事が彼女たちホムンクルスのアイドルグループを作るというものだったからだ。
タロウは、精力絶倫というわけでもなく、あの仕事をこなしていくために、日頃から亜鉛やらアルギニン、リコピンやらを多く含む牡蠣やウナギ、ニンニク、小麦の胚芽、トマトといった食材を意識して摂るようにしていた。
サプリメントは、体質的にタロウには合わないので、食材で補っていたが、とにかくタロウの仕事は、端的にいうならば射精することにほかならず、大げさでなく、近ごろではもう女性の顔すら見たくない、ほどに疲弊していた。
今回、そんなタロウが、新たにホムンクルスのアイドルグループを一から育成していくということで、女性に対していちいち鼻の下を伸ばしているような輩には、任せられない仕事というわけなのだ。
タロウはひとつのアイドルグループの育成を一任されたわけであり、つまりは、アイドルのプロデューサーというわけだ。
アイドルを育て、そのアイドルの方向性・売り出し方を考えていくのが主な仕事だが、昨今、自分がまるで神であるかのように思っている勘違いもはなはだしいプロデューサーもいる。
そういう輩は、公私混同するのが常だ。まあ、周りも持ち上げ、実は密かに自分でも現人神とでも思っているような、高慢ちきぶりだから、公私混同するのもあたりまえといえば、あたりまえなのだった。
例えば、映画の世界では天皇と呼ばれていた監督もいて、確かに映画の製作チームは、演出・撮影・美術・製作が一体となってはじめて成しえる、奇跡をカメラに捕える、といったものであり、チームはまんま軍隊といえ、最高司令官たる監督の決断/命令が全てであって、その縦の命令系統が機能し、全体を動かすためには、絶対的な存在が必要だった。
自分は秀でた特別な才能がある特別な存在なのだから、何から何まで自分の思い通りにすることが、それこそ天才を発揮することそのものなのだ、これが天才の発露なのだとする、かんちがい野郎は、グループの命運を左右するような楽曲の選定を、自分が擁護し、一推しする、ただのひとりのアイドルの意見により変えてしまう。
グループを私物化している最たる例は、自分が作ったグループなのだからと、センターを一切変える事のないまま、他のメンバーの事など一切顧みず、溺愛するエースのグループとして永久保存するために、それまでのグループ名を取りやめ、冠していた名前を変更して別個の新規のグループとしてしまう、というやりたい放題の暴挙に出たことだろう。
そういったプロデューサーの、はなはだしい公私混同の暴走は、一推ししていたひとりのアイドルの将来をもぶち壊してしまう。
猫可愛がりされてきたアイドルは、常識もわからないまま、野に放たれてしまったのである。自分が、あたかも天才であり、ただのアイドルとは一線を画す神のような特別な存在だと、ずっと思わされ、育てられてきたのだから仕方ないといえば仕方ないことなのかもしれない。
タロウは、モンスターを育てる、そんなプロデュースを、まかり間違ってもしたくはない思った。まあ、確かになろうとしても天才などと周囲から崇められ、持ち上げられるような存在になるはずもないので、そういった点では道を踏み外すことはないだろうと思っている。
やはり、人間は慢心すると間違うことが往々にしてある。自分は、人とはちがう、自分は偉いという、おごりたかぶりが人を常に誤らせる。
世界は、とどまることなくアップデートされていくが、差別も格差もイジメも犯罪も、未だになくならないし、悲惨な戦争もなくなるどころか、世界はいよいよきな臭くなってきている。
ロシアによるウクライナ侵攻は、長きに渡る最も平和な時代を終わらせて、世界は新たな戦争の時代へと突入した。それは、第三次世界大戦という人類そのものの存続を脅かす最終戦争への導火線となりえるのかもしれない。
人間はおそらく成長とはまったく無縁の生き物のように思えてならないし、それは、日本の政治家と自ら名乗る、ただの政治屋を見ていてもよくわかる。
彼らは、自分の私利私欲のために平気でウソをつき、バレなきゃ全然OK! 偽装非公認なんてあたりまえ、追及されたら他者に責任転嫁し、恬(てん)として恥じない。そういう人間のことを、詐欺師と呼ぶのではないのか。
面白いものだ、どんな人間でもそうだとタロウは、思う。現在そういう立場にいない者であっても、自分が周りから褒められたり、リスペクトされるようになると、ついには慢心し、オレ様は、特別だとふんぞりかえってしまうのだ。
美少女たちの話のつもりが、変な話になってしまったが、ひと昔前には、オタクという言葉は、根暗でネガティブな意味合いにしか用いられなかったような記憶がある。
TVでは、未だに地下アイドルの美少女たちを応援するドルヲタを、ダサいアメカジみたいなファッションで、ひ弱で情けない人生の落伍者のように扱っているが、推し活してない人生の味気なさを知っているオタクは、時代を先取りしていたわけなのだ。
いわゆるオタク文化のルーツを辿ると、明治時代までさかのぼるらしいが、殊に盛んになってきたのは、国民的アイドルという呼称が生まれた昭和だろう。
それは、TVが普及したからにほかならないが、その頃にはもちろん『推し活』などという言葉は存在しないし、それは令和に入ってから生まれた言葉だと思うが、今までバカにされていたドルヲタの活動、オタ活が広く世間に認知され、誰しもが推しメンがいる、ということがあたりまえのようになってきたのは、つい最近になってからのことなのだ。
タロウは、自分が美少女たちをアイドルとして世に送り出し、ひとりでも多くの人たちに勇気や元気を与えて、笑顔になってほしいと思っていた。
人を応援することが、自分が幸せになる方法なのだ。
🦀アンガージュマン
そんなわけで、タロウは新規に立ち上げるアイドルグループのメンバーを発掘しなければならなかった。
宣伝を打ち全国から大々的に新人アイドルを募り、オーディションするわけではないので、発掘というほど大袈裟なものではなく、いわゆる社内でうちうちに面談するに過ぎなかったが、タロウが参加するこの地下組織から幾つもアイドルグループが生まれ、人気を博しているようだった。
ここは、女性アイドルグループを、もっぱらプロデュースしているようで、クライアントの要請で任されているグループも多数あった、他者ブランドの製品を製造する、OEMのように。
なので、世間には知られてはいないが、オーディション・新人育成・コンセプト・楽曲・マーケティング、販売、流通まで丸ごと老舗の企業から任されている案件もあった。
誰もが知っている、超メジャーなアイドルグループを丸ごとプロデュースしたり、或いは、数名を有名なグループに送り出しているのは、実のところタロウたちのアンダーグラウンドの組織だった。
そのことを知ったタロウは、一般の自分たちとはあまりにもかけ離れた、まさに美の女神の化身のような美貌の持ち主は、Sueである可能性は高いのかもしれないと密かに思った。
そんなわけで、これまでそこらじゅうに履歴書を配りまくって、面接を受けていたタロウが、真逆な立場になって、今度は自分が人を選別しなければならなかった。
しかし。そもそも、農協(JA)に出荷する果物のように、サイズやら傷やら形やら見てくれで、良し悪しを選別するように、人を選別していいものなのか否か、とタロウは思った。
まあ、そこは人間ではなく、ホムンクルスだから問題はない、というわけでもなく、選別という言葉がまずかったので、選抜、もしくは選出がよいかなと。というのも、
彼女たちは、ひとつのことを除いて、パーフェクトにヒトとまったく変わりはないため、組織内では、ホムンクルスという呼称は、禁じられており、名前のまだついていない個体と個体全体は、一様にスー(sue)と呼ばれていた。訴える、訴訟を起こすのsueの方ではなく、女性名であるスーザン(susan)のsueだということらしいのだが、何か意味深な気もした。
しかし、その選出はかなり難易度が高かった。というのも、彼女たちの個体数は少なかったが、美少女揃いだからだ。Sueの全員が、絵に描いたような超絶美少女だった。
それは、ちょうどAIにより作成された一点の瑕疵もない究極の美術品のようであり、非の打ち所がない、そんな彼女たちを一般の人たちが見たならば、男性は、まず一目惚れしてしまうだろうし、女性すらも恋に落ちかねなかった。
そして、素晴らしいメロディやダンサブルな楽曲とキッレッキレのダンスとくれば、オーディエンスが熱狂しないわけもなかった。
その美しいSueたちの、個性はそれぞれがどのように付与され、その個性をどんな風に生きているのかはまったくの謎だった。
だが、ビジュアルに関しては、甲乙つけがたい彼女たちを選考する際には、個性的か否かはむろんだが、やはり意志の強さが一番求められていた。ショービズの世界で生き残っていくためには、しなやかな強さがなくてはならないのだった。
マニュアルはなく、誰に教えられたわけでもないが、タロウは、そのように考えて自分の選抜の指針とした。プロデュースは、そこから既に始まっているというわけだ。
そして、彼女たちをプロデュースするにあたり、なによりも重要なのは、もちろんSueを知ること、それに他ならなかった。
顔だけは、みな超絶美形揃いだけれど、中味が伴っていないSueもむろんいることだろう。しかし、容姿に関しては、とにかくパーフェクトだった。
タロウが任されていた、ホムンクルスに生命を吹きこむような、いわば錬金術の仕事をしている者がほかにも数名いたが、ロボットみたいに機械によって大量生産できるわけでもなく、一体一体文字通り愛情を込めて創られていた。
ただし、中には早ければ数分、或いは数日で亡くなってしまうケースもあるらしく、彼女たちの生存率はかなり低いようだった。
そのようにSueは、希少価値のある貴重な存在であり、たくさんはいないのだが、原則として、自分が担当したSueを自分のグループのメンバーには選出できないことになっている。
理由は、情が移っていろいろ厄介なことにならないようにするためのようだ。
あのフリーレンの種族エルフのように、エイジングはヒトと比べると、ないようなものだった。
しかしそれは、長い時間を経てゆるやかに加齢するということではなく、ある日突然動かなくなってしまうのだという。
ただし、Sue本人には、その時期がわかるらしく、その時になると生まれ故郷である、この地下にまた帰ってくるのだという。まるで、死期を知った象みたいだとタロウは思った。
ただSueの場合は、象とは異なり経年劣化による、人工皮膚の外傷や日焼け、或いは内臓疾患がある場合は、パーツ交換等のメンテナンス、そしてオーバーホールされた後、再び新たに生命を吹き込まれるとのことだった。
ヒトの一生は、長くとも100年程度であるため、ホムンクルスだったと知らないまま、一生を終える人も相当数いるということになる。
彼女たちの肉体の部分は、ゴーレムのように、いわゆる錬金術で創り上げることは可能とタロウにも思えたが、いわゆる心、精神、魂といったものは、どうしたんだろうという特大のクエスチョンマーク❔が、タロウの頭の上に死亡フラグが立つように? ニョッキリと立ち上がったままだった。
そこら辺が気になって仕方ない、気にしーのタロウは、そのモヤモヤを1秒でも早く解消したくてたまらずに、そのフィジカルではない、例のアレに関して、それとなく、そして、そこはかとなく、赤毛のパイセンに聞いてみた。
非常にヤバい、繊細な問題なだけに角の立たぬようにと、平身低頭して赤毛パイセンに質問したところ、拍子抜けするくらいにフランクに教えてくれたのだった。
「それはね、Sueたちに生命を吹きこむ担当者に、大きく依拠してるんだよね。なので、結構互いに響き合うというか、共鳴し合うといったところが、あるみたいなんだな、これが。タロウくんはどうかわからないけれど、繊細なやつは、感応したりするようなんだよね」
ああ、そうなんですね、とタロウは、安堵して、なるほどねと腑に落ちた。つまり、担当者の心や精神といったものにかなり依存しているものらしい。仕組みはわからないが、たとえ借り物であったとしても、とにかくSueの中に実装されているのだ。
ただ、赤毛のパイセンのその反応が、あまりにもフランクでスラスラとまるで用意してあった模範解答のように淀みなく発音されたので、もしやと思わないでもなかった。
ちなみに赤毛パイセンに、今日もヒューゴボスのボクサーパンツなんですか? と聞いたら
「某100円ショップのやつ」
とのことで、なんか少し好感度がアップした。
個人的にタロウがちょっとモヤモヤしていた所以は、あのヴェッキオ先生の存在だった。タロウは、あの先生の魔法が気になっていたのだった。
初めてヴェッキオ先生の技を見た時の、まいやんの抱き枕の引き寄せは、衝撃的過ぎてタロウは今でもあの時のことを鮮明に憶えている。
つまり、ホムンクルスに生命を吹き込む際に、魔法の力が、働いているのではないか、とタロウは思っているのだった。
つまり、錬金術というのも相当怪しいけれども、タロウとしては信じたいし、もちろん、自分が担当したSueたちが新たな生命を得て、生き生きとした笑顔を周囲に振り撒いて、地獄に堕ちた亡者どもみたいな、荒み切った、どん詰まりの絶望感しかない哀れな人類に、勇気と生きる喜びという光りを与えてくれるのは、タロウの喜びでもあった。
ヴェッキオ先生のまさに魔法のような物品引き寄せというのも、科学的には立証できないだろうし、まあ、魔法に科学が追いついてないだけ、というのが実情かもしれないのだが、とにかくタロウが思うのは、魔法でもなんでもいいから、人類に被益するところのある素晴らしいものならば、結果がすべてではないかということなのだ。
目には見えないから、存在を信じられないとか言うけれども、それでは空気を目で見た人類はいるのか、とタロウはいいたかった。愛や憎しみ、優しさを見た人はいるのかといいたかった。
タロウは、自分もだいぶ年をとって、疑い深い頑固な人間になってしまったのかなと正直少し残念だった。
竹のように真っ直ぐで、素直な若い頃はよかったなあ、なんて昔を回想しようとしたけれど、実際は、そんな美しい青春なんて過ごした記憶はまったくなかった。
タロウの青春は、スパイラルバンブーのように、グルグルとねじれ、曲がりくねっていたのだった。
それは、まさにビートルズの『The long and winding road』のように。
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