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ナルミ
ナルミの性体験2
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あの男の声が未だに頭のなかで木霊しつづけている。
「おまえには本当の自分と対峙する勇気があるか? ほんとうのおまえを俺が教えてやるよ」
そう言われたナルミは、たぶん泣き笑いみたいなおかしな表情をしていたにちがいない。自分でもそれがよくわかった。
普段ならば滅多に感情を表にだすことなどなかったが、このときばかりはちがった。
勇気を奮ったところで鏡のなかの自分と対峙することなど、到底出来そうにないことはわかっている。
正視できるはずもないからだ。
それでも怖いもの見たさ? で、鏡のなかの自分を上目遣いでチラリと盗み見てみる。
案の定、そいつは、セーラー服を着ていた。それにプリーツのミニスカ。薄化粧。でも、口紅は唇から無残にはみ出し、いぎたなく滲んでいた。
本当にこれが自分なのだろうか。
すると、あまりにもオゾマシイ映像が金属的な音をたてながら、脳裏にフラッシュバックした。
ナルミは、あの男に化粧をされ女装させられて後ろから犯されたのだった。
あまりの惨めさに鏡のなかの自分に唾を吐きかけた。不意に大きな鏡を粉々に叩き割りたい衝動にかられる。
周りを見回してみても叩きつけられそうなものは何もなかった。やがて鏡の端の方に移動し、ごく自然に斜めの角度で頭を鏡に打ちつけはじめる。
意味もなく涙が頬を伝い降りてゆく。鏡が先に割れるか、額が先に割れるか、どっちに賭けようか。
頭を打ち付ける鈍い音だけが、誰もいないがらんとした部屋に響いていた。
◇
ナルミが、母親の下着を盗ったというのは、あくまでもカムフラージュに過ぎなかった。彼女ができないのは、性に対して奥手なわけだから、でもなかった。
また、小さい頃から女の子みたいに可愛かったというのは、当時の写真からも親の欲目ではないことがわかるが、見てくれは女の子のようであっても、中味はあくまでも男だった。
中学、高校ともてまくり、女の子に不自由しなかったが、もてるあまりもう女のいない世界にいきたい、などと一度も思ったことはなく、況やBLなんてまったく未知との遭遇みたいな自分には一生縁のない別世界でのことだと考えていた。
確かに、クラスのなかにもそれらしいカップルはいたが、どんなことをふたりでしているのかを、あまり想像したくはなかった。
まあ、たしかにナルミがその気になれば、次から次へと好きなだけ女の子を抱けただろうが、そうしてこなかったのは、つまり奥手というよりもがっついていないということなのかもしれない。
しかし、とにかくあの忌まわしいというか、悦ばしい出来事がなければ、いまでもナルミは、ノーマルなままだっただろう。
その出来事とは、こんな風にしてはじまった。
ナルミはそのとき、ナルミには珍しく思い詰めるほど好きな沙希という年上の女性がいて、それは、彼女が一切ナルミになびいてこないからかもしれなかったが、ナルミは、女の子に無視されることには馴れていなかったから、なんとかして彼女の気を惹こうと躍起になっていた。
そして、ある日。胡散臭くて、ケレンミたっぷりでエグくてイナタいある裏サイトで、重要なキーワードを刷り込まれてしまったのだった。
たまたま、隠し部屋を見つけてしまったのが、運の尽きだった。
そこには、女の子を自由に出来る秘術が書かれてあったのである。それによると自由にしたい女性のアソコの毛を三本用意するのが絶対条件であるという。
まぁ、ナルミはマジに信じたわけでもなかったけれども、アソコの毛三本で本当に沙希が自由になるんだったらやる価値は充分あると思った。
沙希は、ナルミがバンド練習でよく使っている音楽スタジオでバイトしているコケティッシュな魅力のある小柄な女性だった。都内の大学に通うため、山梨から上京したらしい。
が、しかし。具体的に行動に移すとなると、髪の毛ならばいざ知らず、アソコの毛となると途端に難易度が増す、というか絶対無理みたいな気がするのだった。
まさか沙希に、アソコの毛三本だけでいいから、くれませんか? などと言えるはずもなく、ナルミは頭を抱え込んだ。さて、どうしたものか。ナルミは懊悩した。
しかし。案ずるよりも生むがやすしで、とにかく行動だ! という完全に無計画なまま、ナルミは、とにかく沙希の自宅マンションに忍び込むことにした。
完全にこれは犯罪だった。しかし、仕方ない。でも何をするってこともないんだからいいじゃんか。ただ単に、アソコの毛3本をいただくだけなんだから。ナルミは、罪悪感に負けそうな自分にそういい聞かせた。
あまりにも常軌を逸した自分の行動に呆れかえらざるを得ない。しかし、それは運命に導かれていたのかもしれないと、今にして思うのだった。
沙希の住んでいるマンションは、祐天寺のちょうど裏手にあたり、ナルミは、以前ストーカーじみたことをしたことがあったので、知っていた。
沙希は、その瀟洒な佇まいのマンションの4Fの角部屋に兄と住んでいるらしい。ナルミが知りえているのはそこまでだった。
マンションは、オートロックだったので中にまでは入れなかったが、マンションのエントランスまで尾行してきたナルミは、エレヴェーターに乗り込んだ沙希を確認した後も暫く電柱の影に佇み、どの部屋に灯が点るか見ていた。
すると、たまたま通り側に面した4Fの向かって左側の角部屋に照明が点いたのだった。
ナルミも馬鹿ではなかったので、何回か情報収集のために下見を繰り返した。ネックは、オートロックだった。これを突破しない限りは、中に入れはしないのだ。
だが、ナルミには目算があった。以前、勤めていた事務所が、かなり大きなマンションに入っていて、そこもむろんオートロックだったのだが、正面玄関とはまた別に非常用の出入り口があり、ナルミは正面玄関はほとんど使わずに、その非常用の階段を使っていた。
むろん、非常階段の出入り口もオートロックされており、部屋の鍵がなければ入れないのだが、そのドアは、住人が出入りしやすいように、ほんの少しいつも開けられてあったのだった。
ぴたりと閉じると、電磁石のようなもので、固く閉じられてしまうのだが、自分たちがいちいち鍵を取り出して開けるのが面倒くさいので、意識的にぴたりと閉じられていなかったのである。
ナルミは、同じように非常階段の出入り口から入れないかと考え、とりあえずマンション内に入るという第1段階は突破できるだろうという考えは見事に外れた。
仕方ないので、住人の方がぞろぞろ入っていく際を狙ってノンタッチキー持ってますからという顔で一緒にまんまと入ってしまった。
しかしそこからが大問題なのだった。どうすれば部屋の中へと忍び込めるのか。ナルミは角部屋なので非常階段の方から入れるのではないかと期待していた。
ただ、非常階段へのドアも電気錠で閉じられていたなら、もうなすすべはなかった。しかし、そのドアは電気錠でもなく自由に開け閉めができるようだった。
たしかに緊急避難時にガチャガチャ鍵など開けているヒマなどないはずだ。ナルミは、フロアの端から端まで歩いて確かめた。
非常階段は、エレベーターホールのところにひとつあり、これは鍵がかかっていないドアだった。
L字型のマンションのエレベーターは、L字の交差するところにあって、通路はそこから東と南に伸びていて、非常階段は東の突き当たりにひとつ、南の奥の手前にもひとつあり沙希の部屋は、その階段から見えるだろうとナルミは見当をつけた。
そして、なんとラッキーなことに、鍵の締め忘れなのか、いつも解錠されているのかわからないが、ドアは開いたのだった。
そこは、いきなり階段があるのではなく、いったん踊り場みたいな狭いスペースがあり、さらにドアを開けると階段がある構造だった。
ドアを開け右を見ると案の定、ナルミの予想していた通り沙希の家のバルコニーが見えていた。
柵を乗り越えて、少しジャンプすればなんとかなりそうだったし、さらに幸運なことに部屋の中はレースのカーテンで見えないが、窓が少し開いていた。
人の家に不法侵入するのだから、犯罪そのものだが、それでも窓を割るとか手荒なまねはしたくなかったので、ほっと胸を撫で下ろした。
しかし、ここは地上ではない。4F であり足を踏み外したらまず間違いなく死ぬだろう。とりあえず胸の高さまである柵を乗り越えて向こう側に柵を掴んで立ち、そろそろと足をすくませながら横移動して、沙希の部屋の前の柵に手をかけ、そちらへと飛び移った。
下は見ない。足が小刻みに震えている。とっつきの部分には遮蔽のガラス戸があるのでそれをやり過ごし、ガラス戸が切れたところで柵を乗り越えてバルコニーにやっとこさ入った。
そして、ナルミの人生を変えてしまうほどの事件がそこでナルミを待ち構えていた。
わざわざ苦労して冷や汗をかきながら忍び込んだのに、待っていたのはある種の修羅場だった。
ナルミは、沙希の部屋らしきいい匂いのする部屋で、持ってきたコロコロというローラー式のやつで、部屋のいたるところから沙希の髪を採取した。
そして、帰ろうとしたところで沙希の兄貴であろう、ラガーマンみたいな屈強な男に羽交い締めにされ、このことを不問に付す代わりに、言うことを聞けよと言われるままに、その後サキの兄貴に、ナルミは犯されてしまったのだった。
犯す前に沙希の兄貴は、ナルミに兄貴の趣味なのか知らないがセーラー服を着せられ、生まれてはじめて化粧も無理やりされたのだった。
「おまえには本当の自分と対峙する勇気があるか? ほんとうのおまえを俺が教えてやるよ」
ゴリラのような兄貴は、ナルミの耳元でそう囁いた。
「おまえには本当の自分と対峙する勇気があるか? ほんとうのおまえを俺が教えてやるよ」
そう言われたナルミは、たぶん泣き笑いみたいなおかしな表情をしていたにちがいない。自分でもそれがよくわかった。
普段ならば滅多に感情を表にだすことなどなかったが、このときばかりはちがった。
勇気を奮ったところで鏡のなかの自分と対峙することなど、到底出来そうにないことはわかっている。
正視できるはずもないからだ。
それでも怖いもの見たさ? で、鏡のなかの自分を上目遣いでチラリと盗み見てみる。
案の定、そいつは、セーラー服を着ていた。それにプリーツのミニスカ。薄化粧。でも、口紅は唇から無残にはみ出し、いぎたなく滲んでいた。
本当にこれが自分なのだろうか。
すると、あまりにもオゾマシイ映像が金属的な音をたてながら、脳裏にフラッシュバックした。
ナルミは、あの男に化粧をされ女装させられて後ろから犯されたのだった。
あまりの惨めさに鏡のなかの自分に唾を吐きかけた。不意に大きな鏡を粉々に叩き割りたい衝動にかられる。
周りを見回してみても叩きつけられそうなものは何もなかった。やがて鏡の端の方に移動し、ごく自然に斜めの角度で頭を鏡に打ちつけはじめる。
意味もなく涙が頬を伝い降りてゆく。鏡が先に割れるか、額が先に割れるか、どっちに賭けようか。
頭を打ち付ける鈍い音だけが、誰もいないがらんとした部屋に響いていた。
◇
ナルミが、母親の下着を盗ったというのは、あくまでもカムフラージュに過ぎなかった。彼女ができないのは、性に対して奥手なわけだから、でもなかった。
また、小さい頃から女の子みたいに可愛かったというのは、当時の写真からも親の欲目ではないことがわかるが、見てくれは女の子のようであっても、中味はあくまでも男だった。
中学、高校ともてまくり、女の子に不自由しなかったが、もてるあまりもう女のいない世界にいきたい、などと一度も思ったことはなく、況やBLなんてまったく未知との遭遇みたいな自分には一生縁のない別世界でのことだと考えていた。
確かに、クラスのなかにもそれらしいカップルはいたが、どんなことをふたりでしているのかを、あまり想像したくはなかった。
まあ、たしかにナルミがその気になれば、次から次へと好きなだけ女の子を抱けただろうが、そうしてこなかったのは、つまり奥手というよりもがっついていないということなのかもしれない。
しかし、とにかくあの忌まわしいというか、悦ばしい出来事がなければ、いまでもナルミは、ノーマルなままだっただろう。
その出来事とは、こんな風にしてはじまった。
ナルミはそのとき、ナルミには珍しく思い詰めるほど好きな沙希という年上の女性がいて、それは、彼女が一切ナルミになびいてこないからかもしれなかったが、ナルミは、女の子に無視されることには馴れていなかったから、なんとかして彼女の気を惹こうと躍起になっていた。
そして、ある日。胡散臭くて、ケレンミたっぷりでエグくてイナタいある裏サイトで、重要なキーワードを刷り込まれてしまったのだった。
たまたま、隠し部屋を見つけてしまったのが、運の尽きだった。
そこには、女の子を自由に出来る秘術が書かれてあったのである。それによると自由にしたい女性のアソコの毛を三本用意するのが絶対条件であるという。
まぁ、ナルミはマジに信じたわけでもなかったけれども、アソコの毛三本で本当に沙希が自由になるんだったらやる価値は充分あると思った。
沙希は、ナルミがバンド練習でよく使っている音楽スタジオでバイトしているコケティッシュな魅力のある小柄な女性だった。都内の大学に通うため、山梨から上京したらしい。
が、しかし。具体的に行動に移すとなると、髪の毛ならばいざ知らず、アソコの毛となると途端に難易度が増す、というか絶対無理みたいな気がするのだった。
まさか沙希に、アソコの毛三本だけでいいから、くれませんか? などと言えるはずもなく、ナルミは頭を抱え込んだ。さて、どうしたものか。ナルミは懊悩した。
しかし。案ずるよりも生むがやすしで、とにかく行動だ! という完全に無計画なまま、ナルミは、とにかく沙希の自宅マンションに忍び込むことにした。
完全にこれは犯罪だった。しかし、仕方ない。でも何をするってこともないんだからいいじゃんか。ただ単に、アソコの毛3本をいただくだけなんだから。ナルミは、罪悪感に負けそうな自分にそういい聞かせた。
あまりにも常軌を逸した自分の行動に呆れかえらざるを得ない。しかし、それは運命に導かれていたのかもしれないと、今にして思うのだった。
沙希の住んでいるマンションは、祐天寺のちょうど裏手にあたり、ナルミは、以前ストーカーじみたことをしたことがあったので、知っていた。
沙希は、その瀟洒な佇まいのマンションの4Fの角部屋に兄と住んでいるらしい。ナルミが知りえているのはそこまでだった。
マンションは、オートロックだったので中にまでは入れなかったが、マンションのエントランスまで尾行してきたナルミは、エレヴェーターに乗り込んだ沙希を確認した後も暫く電柱の影に佇み、どの部屋に灯が点るか見ていた。
すると、たまたま通り側に面した4Fの向かって左側の角部屋に照明が点いたのだった。
ナルミも馬鹿ではなかったので、何回か情報収集のために下見を繰り返した。ネックは、オートロックだった。これを突破しない限りは、中に入れはしないのだ。
だが、ナルミには目算があった。以前、勤めていた事務所が、かなり大きなマンションに入っていて、そこもむろんオートロックだったのだが、正面玄関とはまた別に非常用の出入り口があり、ナルミは正面玄関はほとんど使わずに、その非常用の階段を使っていた。
むろん、非常階段の出入り口もオートロックされており、部屋の鍵がなければ入れないのだが、そのドアは、住人が出入りしやすいように、ほんの少しいつも開けられてあったのだった。
ぴたりと閉じると、電磁石のようなもので、固く閉じられてしまうのだが、自分たちがいちいち鍵を取り出して開けるのが面倒くさいので、意識的にぴたりと閉じられていなかったのである。
ナルミは、同じように非常階段の出入り口から入れないかと考え、とりあえずマンション内に入るという第1段階は突破できるだろうという考えは見事に外れた。
仕方ないので、住人の方がぞろぞろ入っていく際を狙ってノンタッチキー持ってますからという顔で一緒にまんまと入ってしまった。
しかしそこからが大問題なのだった。どうすれば部屋の中へと忍び込めるのか。ナルミは角部屋なので非常階段の方から入れるのではないかと期待していた。
ただ、非常階段へのドアも電気錠で閉じられていたなら、もうなすすべはなかった。しかし、そのドアは電気錠でもなく自由に開け閉めができるようだった。
たしかに緊急避難時にガチャガチャ鍵など開けているヒマなどないはずだ。ナルミは、フロアの端から端まで歩いて確かめた。
非常階段は、エレベーターホールのところにひとつあり、これは鍵がかかっていないドアだった。
L字型のマンションのエレベーターは、L字の交差するところにあって、通路はそこから東と南に伸びていて、非常階段は東の突き当たりにひとつ、南の奥の手前にもひとつあり沙希の部屋は、その階段から見えるだろうとナルミは見当をつけた。
そして、なんとラッキーなことに、鍵の締め忘れなのか、いつも解錠されているのかわからないが、ドアは開いたのだった。
そこは、いきなり階段があるのではなく、いったん踊り場みたいな狭いスペースがあり、さらにドアを開けると階段がある構造だった。
ドアを開け右を見ると案の定、ナルミの予想していた通り沙希の家のバルコニーが見えていた。
柵を乗り越えて、少しジャンプすればなんとかなりそうだったし、さらに幸運なことに部屋の中はレースのカーテンで見えないが、窓が少し開いていた。
人の家に不法侵入するのだから、犯罪そのものだが、それでも窓を割るとか手荒なまねはしたくなかったので、ほっと胸を撫で下ろした。
しかし、ここは地上ではない。4F であり足を踏み外したらまず間違いなく死ぬだろう。とりあえず胸の高さまである柵を乗り越えて向こう側に柵を掴んで立ち、そろそろと足をすくませながら横移動して、沙希の部屋の前の柵に手をかけ、そちらへと飛び移った。
下は見ない。足が小刻みに震えている。とっつきの部分には遮蔽のガラス戸があるのでそれをやり過ごし、ガラス戸が切れたところで柵を乗り越えてバルコニーにやっとこさ入った。
そして、ナルミの人生を変えてしまうほどの事件がそこでナルミを待ち構えていた。
わざわざ苦労して冷や汗をかきながら忍び込んだのに、待っていたのはある種の修羅場だった。
ナルミは、沙希の部屋らしきいい匂いのする部屋で、持ってきたコロコロというローラー式のやつで、部屋のいたるところから沙希の髪を採取した。
そして、帰ろうとしたところで沙希の兄貴であろう、ラガーマンみたいな屈強な男に羽交い締めにされ、このことを不問に付す代わりに、言うことを聞けよと言われるままに、その後サキの兄貴に、ナルミは犯されてしまったのだった。
犯す前に沙希の兄貴は、ナルミに兄貴の趣味なのか知らないがセーラー服を着せられ、生まれてはじめて化粧も無理やりされたのだった。
「おまえには本当の自分と対峙する勇気があるか? ほんとうのおまえを俺が教えてやるよ」
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