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ナルミ
お金という概念
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ナルミがいま働いている精密板金の仕事に就くまで三ヶ月あまりで二十社近く面接を受けたが、マジに厳しいこのご時勢である、アルバイトや派遣ですら危ない。徐々にランクを下げ、しまいには正社員ならばなんでもいいと思って受けたのが、今の職場というわけだった。
転職の専門家にいわせると、目先のことだけに囚われた求職は、何年後かには必ず後悔するはめになるということだったが、そんな甘っちょろいことをいってられない状況にナルミはあった。
飲食関係の製造業でもやろうかとも思った。ずっと以前にアルバイトをやったことがあったからだったが、とにかく仕事の内容、職種などといったものは、二の次でお金のいいものに飛びついた。
ラーメン職人にすらなろうと思って、横浜にも面接にいった。ラーメン屋とはとても思えないような物々しいオフィスの会議室に通され、円卓っぽいハイカラな横長のテーブルで、お馴染みの個人情報なんたらかんたらの用紙と質問事項が列挙してある紙を事前に書けと命ぜられ、質問事項を埋めていくうちに、最後から二番目の質問でぴたりと書く手がとまった。
それはこんな質問だった。
「あなたには、賞罰がありますか?」
賞罰とは、辞書を引くと、ほめられること、罰せられることというほんとうにアホな当たり障りのないそのままの意味しか書いてないが、これはとどのつまり、オマエには、前科があるか? と訊いているとしか思われない。
前科者だったのならどうだというのだろうか。また更にその質問と併記されていた質問に驚いた。
あなたは何か新興宗教に入っていますか?こんな質問に答える謂れはないが、そんな外基地は入社させないとコンテクストから如実にアピールしてくるし素直に入っていませんと書いた。
書いたけれども、なんかニュートラルではない、とっても偏った会社であるにちがいないと思うとともに、もうこのまま面接などせずに帰ってしまおうかとも思った。
むろん、そんな大人げないことはできるはずもないけれども、その後の面接は、火を見るよりも明らかに今日は皆目坊主だった、というか、もうシドロモドロの返答の雨嵐、言葉に窮して同じ言語を有する者同士の会話とはとても思われない、文字通りお話にならない惨憺たる有様だった。
というのも、なにやらアナクロでアフォなファシズムの臭いがあたりに立ち込め、思考停止状態を余儀なくされていたからである。それに、後から知ったが社長は同じ大学の後輩らしかった。
でも、悪いことばかりではなかった。帰りの電車のなかで、これから書こうとしている小説の粗筋と、ひとつの着想を思いついたのだ。
小説のタイトルは、「パスティーシュ」がいいかもとナルミは、思った。タロウの書いたものからの転化や、盗用など多数なので、パスティーシュがタイトルとして適切かもしれないので。
そしてナルミは、急いでiphoneにあらすじを書き留めた。
タロウは、自分がバイセクシャルではないのかと危惧していた。
ある日、幻のなかにナルミという自分と姿形がそっくりな人物が出てきて、自分は、タロウのなかにあるもうひとつの人格だと告げる。
タロウは、半信半疑だったが、パソコンのなかに自分の書いた記憶のない文章やら小説やらが書いてあるのを発見して驚愕し、自分のなかにもうひとつの人格があることを認めつつあったが、そのナルミの書いた文章をすべて鵜呑みにしてよいものやら判断がつきかねていた。
というのも、それは、虚虚実実な内容であって、どこまで信用してよいのやらわからなかったのだ。そこでタロウは、真相を知るために女性専用車の撮影を敢行する。そして、タロウの撮ったそのカットには、驚くべき真実が写っていた。
ナルミは、こんな感じにするつもりだった。
◇
いずれにせよ、労働者は搾取されていることには変わりはないのだから、雇われる側ではなく、雇う側にならなければ駄目なことは重々承知なのだけれども、そんなことが容易にできていたならば、これほど金に不自由することもなかったろうに、などと思うのだがさしあたり、人材派遣業などどうだろう。
広告を打てば、いくらでも求職者が来るのだ。単発一日のみでもOK! といったスポット的な求人ならば、今からでも食い込めるのではないだろうか。
スポット的な求人という点に絞ってクライアントを見つければいい。とまあ、職にありつけたからこそこんな余裕をぶっこいていられるというわけなのだが、金銭的な面から職を失ってしまうということがどれほど厳しいものであることかということは無論なのだが、それだけでなく、なんともいわれない不安感に苛まれるのは、たとえどんなにくだらない仕事であろうとも社会の一員として、ささやかながらも社会に貢献できているという認識が生ずるからなどではなく、単にヒトとは労働しなくてはダメなように初めから設定されているからなのだと思うのだった。
たとえば、一文の稼ぎにもならないが、ボランティアに参加してみるなどすればよく理解できると思うが、ヒトはとにかくパンがなければ生きてはいけないように作られているので、そのためにはなんらかの仕事を為してその代価としてなにがしかのお金を得てパンを買うわけだが、しかし、ヒトはパンのみに生きる能わずなのであって、金=パンのためのみに働いているわけではない。
労働する喜び、働く喜びというものが脳内に刷り込まれているのではないかと考えるのだけれど、とにもかくにもヒトという生き物は、ひたすらに弱いものであり、生来の怠け者であるから、他者とかかわるという社会の規則の厳しさ、つまり、何時までに出勤しろとか、残業しろとか、そういった規律が定められていないとどこまでも自堕落になってしまうという素敵な生き物なのである。
話がずれてしまったが、家族がいるというのにボランティア活動しかしていないとなると、家族から追放あるいは、吊るし上げを食らうことは必至なのだが、確かにボランティアで仕事をしている人も少なからず存在しているのだった。
ずっと以前になるが、朝四時から八時までのアルバイトをやっていた際に、一切賃金を貰わないという人がいたのである。
その事実を知った時には、ナルミはほんとうに驚いてしまったのだけれど、その人にはその人なりの考えや、理由があってのボランティアなのだろうと思った。
この世知辛い世の中で、信用に足る唯一のものは、世の中を世知辛くさせている張本人の「お金」なのであって、このお金によってヒトは、昨日も今日も、そして明日も悲喜こもごものドラマを演じていくわけなのであり、極論かもしれないが、お金さえこの世になければ、殺人も自殺もないのではないか、なんて思ってしまうのだ。
むろん、完全にはなくならないまでも、ある程度は減少することは確かだろう。
このお金の存在によって、現在の人類の驚嘆に値すべき発展があったわけなのだが、どうだろう、物物交換より始まったこの貨幣制度といったものは、いや、紙幣や硬貨といったものが一切なくなってマイレージやポイントというものになっても、お金という概念は変わらず将来的にも存続していくものなのだろうか。
働かざるもの食うべからず。とにかく、人生は厳しいのだ。しかしながら、お金という完全無欠な規則によって、等価交換される人生などというものは、どこにも存在しない。
人の生命や人生をお金で量り売りなどできはしない。何がいいたいのかというと、物質ではない人の生を物質であるお金が決めてしまうということ。
平等ではない人生をお金という固定された価値で価値付けされてしまうこと。とどのつまり、世の中は実に不条理で理不尽であると思わざるをえないのだ。
ちなみに、年収1億円を超えるとお金の概念がなくなるらしいが、その豊かな世界に世界中の人が住めないものだろうか?
そのためには、年収一億稼ぐ! という単純な話ではなく、貧富の差があまりない高い生活水準が土台にある世界は不可能な話なのだろうか。
ナルミは、そんなことを考えている。
転職の専門家にいわせると、目先のことだけに囚われた求職は、何年後かには必ず後悔するはめになるということだったが、そんな甘っちょろいことをいってられない状況にナルミはあった。
飲食関係の製造業でもやろうかとも思った。ずっと以前にアルバイトをやったことがあったからだったが、とにかく仕事の内容、職種などといったものは、二の次でお金のいいものに飛びついた。
ラーメン職人にすらなろうと思って、横浜にも面接にいった。ラーメン屋とはとても思えないような物々しいオフィスの会議室に通され、円卓っぽいハイカラな横長のテーブルで、お馴染みの個人情報なんたらかんたらの用紙と質問事項が列挙してある紙を事前に書けと命ぜられ、質問事項を埋めていくうちに、最後から二番目の質問でぴたりと書く手がとまった。
それはこんな質問だった。
「あなたには、賞罰がありますか?」
賞罰とは、辞書を引くと、ほめられること、罰せられることというほんとうにアホな当たり障りのないそのままの意味しか書いてないが、これはとどのつまり、オマエには、前科があるか? と訊いているとしか思われない。
前科者だったのならどうだというのだろうか。また更にその質問と併記されていた質問に驚いた。
あなたは何か新興宗教に入っていますか?こんな質問に答える謂れはないが、そんな外基地は入社させないとコンテクストから如実にアピールしてくるし素直に入っていませんと書いた。
書いたけれども、なんかニュートラルではない、とっても偏った会社であるにちがいないと思うとともに、もうこのまま面接などせずに帰ってしまおうかとも思った。
むろん、そんな大人げないことはできるはずもないけれども、その後の面接は、火を見るよりも明らかに今日は皆目坊主だった、というか、もうシドロモドロの返答の雨嵐、言葉に窮して同じ言語を有する者同士の会話とはとても思われない、文字通りお話にならない惨憺たる有様だった。
というのも、なにやらアナクロでアフォなファシズムの臭いがあたりに立ち込め、思考停止状態を余儀なくされていたからである。それに、後から知ったが社長は同じ大学の後輩らしかった。
でも、悪いことばかりではなかった。帰りの電車のなかで、これから書こうとしている小説の粗筋と、ひとつの着想を思いついたのだ。
小説のタイトルは、「パスティーシュ」がいいかもとナルミは、思った。タロウの書いたものからの転化や、盗用など多数なので、パスティーシュがタイトルとして適切かもしれないので。
そしてナルミは、急いでiphoneにあらすじを書き留めた。
タロウは、自分がバイセクシャルではないのかと危惧していた。
ある日、幻のなかにナルミという自分と姿形がそっくりな人物が出てきて、自分は、タロウのなかにあるもうひとつの人格だと告げる。
タロウは、半信半疑だったが、パソコンのなかに自分の書いた記憶のない文章やら小説やらが書いてあるのを発見して驚愕し、自分のなかにもうひとつの人格があることを認めつつあったが、そのナルミの書いた文章をすべて鵜呑みにしてよいものやら判断がつきかねていた。
というのも、それは、虚虚実実な内容であって、どこまで信用してよいのやらわからなかったのだ。そこでタロウは、真相を知るために女性専用車の撮影を敢行する。そして、タロウの撮ったそのカットには、驚くべき真実が写っていた。
ナルミは、こんな感じにするつもりだった。
◇
いずれにせよ、労働者は搾取されていることには変わりはないのだから、雇われる側ではなく、雇う側にならなければ駄目なことは重々承知なのだけれども、そんなことが容易にできていたならば、これほど金に不自由することもなかったろうに、などと思うのだがさしあたり、人材派遣業などどうだろう。
広告を打てば、いくらでも求職者が来るのだ。単発一日のみでもOK! といったスポット的な求人ならば、今からでも食い込めるのではないだろうか。
スポット的な求人という点に絞ってクライアントを見つければいい。とまあ、職にありつけたからこそこんな余裕をぶっこいていられるというわけなのだが、金銭的な面から職を失ってしまうということがどれほど厳しいものであることかということは無論なのだが、それだけでなく、なんともいわれない不安感に苛まれるのは、たとえどんなにくだらない仕事であろうとも社会の一員として、ささやかながらも社会に貢献できているという認識が生ずるからなどではなく、単にヒトとは労働しなくてはダメなように初めから設定されているからなのだと思うのだった。
たとえば、一文の稼ぎにもならないが、ボランティアに参加してみるなどすればよく理解できると思うが、ヒトはとにかくパンがなければ生きてはいけないように作られているので、そのためにはなんらかの仕事を為してその代価としてなにがしかのお金を得てパンを買うわけだが、しかし、ヒトはパンのみに生きる能わずなのであって、金=パンのためのみに働いているわけではない。
労働する喜び、働く喜びというものが脳内に刷り込まれているのではないかと考えるのだけれど、とにもかくにもヒトという生き物は、ひたすらに弱いものであり、生来の怠け者であるから、他者とかかわるという社会の規則の厳しさ、つまり、何時までに出勤しろとか、残業しろとか、そういった規律が定められていないとどこまでも自堕落になってしまうという素敵な生き物なのである。
話がずれてしまったが、家族がいるというのにボランティア活動しかしていないとなると、家族から追放あるいは、吊るし上げを食らうことは必至なのだが、確かにボランティアで仕事をしている人も少なからず存在しているのだった。
ずっと以前になるが、朝四時から八時までのアルバイトをやっていた際に、一切賃金を貰わないという人がいたのである。
その事実を知った時には、ナルミはほんとうに驚いてしまったのだけれど、その人にはその人なりの考えや、理由があってのボランティアなのだろうと思った。
この世知辛い世の中で、信用に足る唯一のものは、世の中を世知辛くさせている張本人の「お金」なのであって、このお金によってヒトは、昨日も今日も、そして明日も悲喜こもごものドラマを演じていくわけなのであり、極論かもしれないが、お金さえこの世になければ、殺人も自殺もないのではないか、なんて思ってしまうのだ。
むろん、完全にはなくならないまでも、ある程度は減少することは確かだろう。
このお金の存在によって、現在の人類の驚嘆に値すべき発展があったわけなのだが、どうだろう、物物交換より始まったこの貨幣制度といったものは、いや、紙幣や硬貨といったものが一切なくなってマイレージやポイントというものになっても、お金という概念は変わらず将来的にも存続していくものなのだろうか。
働かざるもの食うべからず。とにかく、人生は厳しいのだ。しかしながら、お金という完全無欠な規則によって、等価交換される人生などというものは、どこにも存在しない。
人の生命や人生をお金で量り売りなどできはしない。何がいいたいのかというと、物質ではない人の生を物質であるお金が決めてしまうということ。
平等ではない人生をお金という固定された価値で価値付けされてしまうこと。とどのつまり、世の中は実に不条理で理不尽であると思わざるをえないのだ。
ちなみに、年収1億円を超えるとお金の概念がなくなるらしいが、その豊かな世界に世界中の人が住めないものだろうか?
そのためには、年収一億稼ぐ! という単純な話ではなく、貧富の差があまりない高い生活水準が土台にある世界は不可能な話なのだろうか。
ナルミは、そんなことを考えている。
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