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episode2 果てしなき戦い
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ロケットのハッチが開いた。「輸送機、作戦高度に到達しました。」オペレーターの声が聞こえた後、リーダーが叫んだ。
「a、ハッチオープン。低高度につき、希薄だが風がある。振り落とされないように注意しろ。」これには部隊全員が応えた。「了解。」と。ハッチから発進すると同時に、開いたそのハッチに掴まる。「各部隊。陣形を維持しつつ前進。装甲ハッチを盾に射撃体勢に入れ。」司令の声が聞こえる。どうやらこの作戦は司令自ら指揮するらしい。
「誘導弾の装填確認急げ。」前方にブラックナイトの母艦が見える。「第一射射程圏内です。」「射撃を許可する。」「了解、撃て。」その掛け声と同時に多数の誘導弾が発射される。ブラックナイトの前衛機体にあたったのか、閃光が走る。それと同時に前方から多数の敵弾が襲ってきた。
「敵弾来ます。」オペレーターが叫ぶ。「回避行動を取りつつ前進。一発でも当たれば最悪落ちると思え。」司令の声が響いた。同時にリーダーも叫ぶ。「a、照準とトリガーを休めるな。全弾当てろ。」敵機が動き出した。「敵部隊陣形を崩しました。」「了解。中央三部隊は前衛へ転換せよ。」司令の声と同時に部隊が散開する。
「おい出番だ。」そう言われた。「ああ、先行する。」自分が飛び立つと同時に、ロケットの先の部分が開いた。「敵母艦との距離150を突破。作戦チャプター2へ移行します。」「先端ハッチ開放、陽電子衝撃砲、射撃モードへ移行。外気圧10.8hPaにつき、収束限界距離は50kmです。」「主砲を撃てば勝てる。前衛は何としてでもラインを死守せよ。」この声を聞きながらもひたすら前衛のAPUは腕部の機関砲を撃ち続ける。
飛んでくる敵の攻撃を避けつつ、敵機を落とす。それを続けるわけだが、敵機は増え続けるばかり。しかし、それでも撃ち続けるしかない。その時、敵機が一機前衛の攻撃をかいくぐって、ロケットに到達してしまった。まずい、そう思った時、敵機は爆発した。それと同時に声が聞こえる「こちらd-3、前衛ちゃんとしろ。」d-3、今回の作戦に参加したパイロットの中では最精鋭だ。
「おい、いけるぞ。」「ああ。」仲間の声に応えた。「射程圏内突入へカウント。」オペレーターが言った。「10、9、8、7、6、5、」「4、3、2、1、到達。」オペレーターが叫ぶと同時に司令も叫んだ。「主砲、撃て。」
それと同時に、陽電子衝撃砲から閃光が放たれる。その光は人類の希望の光。この作戦のために開発された地球が誇る最強兵器だ。光線はブラックナイトの機体を薙ぎ払いつつ敵母艦へと向かう。そして直撃、一条の閃光が放たれた。「主砲、直撃しました。」「目標の損壊状況を報告せよ。」さすがに完全破壊はできなくとも、かなりのダメージがあるはず。そう思っていた。しかし現実は残酷だった。
敵母艦はなんの損傷もなく、そこに浮かんでいた。「て、敵母艦健在。損傷は確認できません。」オペレーターが絶望したような声を上げた。「何だと。本当に命中したのか。」司令も動揺を隠せなかったようだ。「何が起こってやがる。」自分もつい声が漏れた。「バリアでもあるってのか。」
その時、敵母艦の中央がぐるぐると回り始めた。「て、敵母艦中央部が、り、輪転を開始。作戦宙域に重力異常が発生し始めています。」そんなオペレーターの警告をよそに司令は通信によって指揮を続ける。「各隊へ。第一射は失敗。第二ガガ、ザガ、ピー」司令部からの通信が途絶えた。「通信が...」
「強力な重力波が通信の同期を見出しています。発信源は、”敵母艦”です。」オペレーターが言った。「バリアに通信妨害。どこまで足掻くつもりなんだ。」すると、敵母艦の中央部の形状が変化した。その瞬間、そこから黒い光線が放たれた。射線上にあったロケットは、跡形もなく爆炎のみがそこに残された。「うそ、だろ。」仲間も絶句するほどだった。
その時、母艦の左右が光を発した。その瞬間に悟った。「なにか来るぞ。」案の定、敵母艦から光る”何か”が飛び出してきた。それを避けるAPU。「何だありゃ、新手の攻撃か。」しかし、避けたはずのその”何か”はまた戻ってきた。「避けろ。」そう叫びつつ近くにいた仲間の機体を蹴る。自分が乗るAPUの片腕が切り飛ばされた。「あれは光線やミサイルじゃねえ。敵の新型だ。」そう言った時、その新型がまた戻ってきた。
背面にあるバーニアを常に最大出力で蒸かしながら新型を避ける。その時だった。味方機が新型に切り飛ばされ、爆散した。また一機また一機と撃墜されていく。そんな時あいつもふっとばされてこっちに飛ばされてきた。「おい。」そう言って手を伸ばすが、そこに腕はない。あいつはこっちにぶつかってきた。
「しっかりしろ。大丈夫か。」そう声をかけると、「燃料系をやられた。これじゃあ足手まといだな。」そう返ってきた。「何言ってんだ。お前を連れてここから…」そこまで言いかけると言葉を遮るようにあいつは叫んだ。「俺に構うな。」そう言うとこっちのシステムがダウンした。「システムが。何をした。」「この宙域から出たら再起動するよう設定した。俺はもう30秒ほどで主機が停止する。お前は生きて帰るんだ。」あいつはそう言った。「待てよ。」あいつは止まらない。「これぐらいしないと、お前は帰ってくれないだろ。」
「じゃあな。」そう言ってあいつは蹴った。蹴って飛んでいった。カメラが機能していないので外がどうなっているのかはわからない。しかし、あいつは死んだ。そんな気がしたんだ。大気圏内に入った後、通信が回復した。「繰り返す、総員退避。」司令の声が聞こえた。慌てているのか通信が入ったままだ。「敵母艦は本部に照準を向けている。繰り返す、総員退避せよ。」そう言ったのを最後に通信が切れ、本部の方に光る黒い閃光が発した。
「a、ハッチオープン。低高度につき、希薄だが風がある。振り落とされないように注意しろ。」これには部隊全員が応えた。「了解。」と。ハッチから発進すると同時に、開いたそのハッチに掴まる。「各部隊。陣形を維持しつつ前進。装甲ハッチを盾に射撃体勢に入れ。」司令の声が聞こえる。どうやらこの作戦は司令自ら指揮するらしい。
「誘導弾の装填確認急げ。」前方にブラックナイトの母艦が見える。「第一射射程圏内です。」「射撃を許可する。」「了解、撃て。」その掛け声と同時に多数の誘導弾が発射される。ブラックナイトの前衛機体にあたったのか、閃光が走る。それと同時に前方から多数の敵弾が襲ってきた。
「敵弾来ます。」オペレーターが叫ぶ。「回避行動を取りつつ前進。一発でも当たれば最悪落ちると思え。」司令の声が響いた。同時にリーダーも叫ぶ。「a、照準とトリガーを休めるな。全弾当てろ。」敵機が動き出した。「敵部隊陣形を崩しました。」「了解。中央三部隊は前衛へ転換せよ。」司令の声と同時に部隊が散開する。
「おい出番だ。」そう言われた。「ああ、先行する。」自分が飛び立つと同時に、ロケットの先の部分が開いた。「敵母艦との距離150を突破。作戦チャプター2へ移行します。」「先端ハッチ開放、陽電子衝撃砲、射撃モードへ移行。外気圧10.8hPaにつき、収束限界距離は50kmです。」「主砲を撃てば勝てる。前衛は何としてでもラインを死守せよ。」この声を聞きながらもひたすら前衛のAPUは腕部の機関砲を撃ち続ける。
飛んでくる敵の攻撃を避けつつ、敵機を落とす。それを続けるわけだが、敵機は増え続けるばかり。しかし、それでも撃ち続けるしかない。その時、敵機が一機前衛の攻撃をかいくぐって、ロケットに到達してしまった。まずい、そう思った時、敵機は爆発した。それと同時に声が聞こえる「こちらd-3、前衛ちゃんとしろ。」d-3、今回の作戦に参加したパイロットの中では最精鋭だ。
「おい、いけるぞ。」「ああ。」仲間の声に応えた。「射程圏内突入へカウント。」オペレーターが言った。「10、9、8、7、6、5、」「4、3、2、1、到達。」オペレーターが叫ぶと同時に司令も叫んだ。「主砲、撃て。」
それと同時に、陽電子衝撃砲から閃光が放たれる。その光は人類の希望の光。この作戦のために開発された地球が誇る最強兵器だ。光線はブラックナイトの機体を薙ぎ払いつつ敵母艦へと向かう。そして直撃、一条の閃光が放たれた。「主砲、直撃しました。」「目標の損壊状況を報告せよ。」さすがに完全破壊はできなくとも、かなりのダメージがあるはず。そう思っていた。しかし現実は残酷だった。
敵母艦はなんの損傷もなく、そこに浮かんでいた。「て、敵母艦健在。損傷は確認できません。」オペレーターが絶望したような声を上げた。「何だと。本当に命中したのか。」司令も動揺を隠せなかったようだ。「何が起こってやがる。」自分もつい声が漏れた。「バリアでもあるってのか。」
その時、敵母艦の中央がぐるぐると回り始めた。「て、敵母艦中央部が、り、輪転を開始。作戦宙域に重力異常が発生し始めています。」そんなオペレーターの警告をよそに司令は通信によって指揮を続ける。「各隊へ。第一射は失敗。第二ガガ、ザガ、ピー」司令部からの通信が途絶えた。「通信が...」
「強力な重力波が通信の同期を見出しています。発信源は、”敵母艦”です。」オペレーターが言った。「バリアに通信妨害。どこまで足掻くつもりなんだ。」すると、敵母艦の中央部の形状が変化した。その瞬間、そこから黒い光線が放たれた。射線上にあったロケットは、跡形もなく爆炎のみがそこに残された。「うそ、だろ。」仲間も絶句するほどだった。
その時、母艦の左右が光を発した。その瞬間に悟った。「なにか来るぞ。」案の定、敵母艦から光る”何か”が飛び出してきた。それを避けるAPU。「何だありゃ、新手の攻撃か。」しかし、避けたはずのその”何か”はまた戻ってきた。「避けろ。」そう叫びつつ近くにいた仲間の機体を蹴る。自分が乗るAPUの片腕が切り飛ばされた。「あれは光線やミサイルじゃねえ。敵の新型だ。」そう言った時、その新型がまた戻ってきた。
背面にあるバーニアを常に最大出力で蒸かしながら新型を避ける。その時だった。味方機が新型に切り飛ばされ、爆散した。また一機また一機と撃墜されていく。そんな時あいつもふっとばされてこっちに飛ばされてきた。「おい。」そう言って手を伸ばすが、そこに腕はない。あいつはこっちにぶつかってきた。
「しっかりしろ。大丈夫か。」そう声をかけると、「燃料系をやられた。これじゃあ足手まといだな。」そう返ってきた。「何言ってんだ。お前を連れてここから…」そこまで言いかけると言葉を遮るようにあいつは叫んだ。「俺に構うな。」そう言うとこっちのシステムがダウンした。「システムが。何をした。」「この宙域から出たら再起動するよう設定した。俺はもう30秒ほどで主機が停止する。お前は生きて帰るんだ。」あいつはそう言った。「待てよ。」あいつは止まらない。「これぐらいしないと、お前は帰ってくれないだろ。」
「じゃあな。」そう言ってあいつは蹴った。蹴って飛んでいった。カメラが機能していないので外がどうなっているのかはわからない。しかし、あいつは死んだ。そんな気がしたんだ。大気圏内に入った後、通信が回復した。「繰り返す、総員退避。」司令の声が聞こえた。慌てているのか通信が入ったままだ。「敵母艦は本部に照準を向けている。繰り返す、総員退避せよ。」そう言ったのを最後に通信が切れ、本部の方に光る黒い閃光が発した。
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