死にたがりのユキと死神のハルナ

ある日の放課後、わたしは自殺をしようとしていた。
とくに深刻な理由があるわけではない。ただ、生きるのに疲れてしまっただけ。
死ぬとしたら、夕焼けがきれいな今日のように、美しい景色を瞳に映しながら死んでしまいたかった。
そんなとき突然、クラスメイトの清水春奈さんに声を掛けられた。
「本当に死にたくなったら、私が殺してあげる。だから、それまで死んじゃだめだよ」と。

二人の少女の悩みと感情を描いた青春小説
※この作品はpixivにも掲載しています。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,946 位 / 192,946件 青春 7,030 位 / 7,030件

あなたにおすすめの小説

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

もしもシンデレラのストーリーをバレー部所属の男子大学生主人公に変えてアレンジしたなら。

野谷 海
青春
気弱な主人公、灰谷九太郎は日々の努力を惜しまない。彼が頑張れる原動力はただ一つ、バレーボールが大好きだから。自分の好きなものにはとことん紳士に向き合う彼に訪れた、一つの出会いの物語。 青春とはいつも一瞬(一春)だ。 ※この作品はフィクションであり、登場する人物、団体等は全て架空です ※イラストはAI作成です

見上げた青に永遠を誓う~王子様はその瞳に甘く残酷な秘密を宿す~

結城ひなた
青春
高校のクラスメートの亜美と怜は、とある事情で恋人のふりをすることになる。 過去のとある経験がトラウマとなり人に対して壁を作ってしまう亜美だったが、真っ直ぐで夢に向かってひたむきに頑張る怜の姿を見て、徐々に惹かれ心を開いていく。 そして、紆余曲折を経てふたりは本当の恋人同士になる。だが、ふたりで出かけた先で交通事故に遭ってしまい、目を覚ますとなにか違和感があって……。 二重どんでん返しありの甘く切ない青春タイムリープストーリー。

天候を司る神様JK

オリゴ糖
青春
天候を司る神・天照大御神の私は地上へ家出中。 神だとバレないようにひっそりと隅っこで地味に生活中...ではなく、楽しくJKライフ満喫中! 上では出来なかったから、恋して、友達作って、リア充になりたいなぁ〜っ! ※この物語はフィクションです  登場する人物・建物は実在しません  適当です。(キリッ)

冬の水葬

束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。 凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。 高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。 美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた―― けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。 ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。

貝殻の記憶

ケンナンバワン
青春
 ある日隆宛てに小包が届く。送り主は留美子となっていたが隆はその名前に思い当たるふしが無かったのでそのまま机の引き出しにしまい込む。数日が過ぎ又留美子と言う名の手紙が届く。  そこから隆の学校生活と友人たちとの日常を描いた作品です。最後に留美子が何故それを送ってきたが分かります。

進め!羽柴村プロレス団!

宮代芥
大衆娯楽
関東某所にある羽柴村。人口1000人にも満たないこの村は、その人口に見合わないほどの発展を見せている。それはこの村には『羽柴村プロレス』と呼ばれるプロレス団があるからだ! 普段はさまざまな仕事に就いている彼らが、月に一度、最初の土曜日に興行を行う。社会人レスラーである彼らは、ある行事を控えていた。 それこそが子どもと大人がプロレスで勝負する、という『子どもの日プロレス』である。 大人は子どもを見守り、その成長を助ける存在でなくてならないが、時として彼らの成長を促すために壁として立ちはだかる。それこそがこの祭りの狙いなのである。 両輪が離婚し、環境を変えるためにこの村に引っ越してきた黒木正晴。ひょんなことから大人と試合をすることになってしまった小学三年生の彼は、果たしてどんな戦いを見せるのか!?