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第六章:BBQ
第51話:BBQ3
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シルフくんの索敵で魔物の位置を教えてもらい、エマに補助してもらいながら戦い続けて、たくさんの魔物を討伐した。
空を飛ぶ鳥の魔物はウィンドアローで撃ち落とし、闘牛のように突っ込んでくる牛の魔物は、エマにウィンドウォールで受け止めてもらった後、私がトドメを刺す。
魔法使いとしての経験を得ながら、たくさんの魔物を討伐した。
その結果、BBQでは使いきれないほどの大量の肉を確保することに成功する。
エマの収納魔法がある限り、決して腐ることがないため、無駄にはならない。
しばらくは我が家で肉を購入する必要がなくなったので、とても家計に優しいと思ってしまった。
これには、解体を頑張ってくれたシルフくんの貢献度も大きい。魔物処理という辛い役目を、一人ですべてこなしてくれたのだ。
さすがに何もお礼がないのは悪いと思い、アルくん用に持ってきていた飲みものを、貢物として献上してみたところ――、
「やっぱり異界の飲み物はおいしいね! 飲めるヨーグルトのトロッとした感じがたまらないよ」
飲めるヨーグルトを二リットルも飲み干すほどには、ハマってしまった。
一日のうちに二リットルも飲むものではないので、いくら人と妖精では体の構造が違うとはいえ、私はシルフくんのお腹を心配している。
「ねえねえ。異界に帰ったら、飲めるヨーグルトを買ってね。約束だよ?」
なお、本人はまた飲めるヨーグルトをもらえるかどうか気にしているみたいだが。
大量に魔物を処理してもらったから、催促しなくても、飽きるまで買ってあげようと思っている。
お腹に問題が発生しない限りは、ね……。
「心配しなくても、飲めるヨーグルトなら、いつでも買ってあげられるよ」
「じゃあ、お願いね。お店に売り切れてないといいなー」
「大丈夫なんじゃないかな。あれは店の奥に在庫を残すくらいの鉄板商品だから、絶対に売り切れないようになってるもん。今までそんなところ、見たことないからね」
「本当ー!? じゃあ、後で買いに行こう!」
「そうだね。日本に戻ったら、近くのコンビニに買いに行こっか」
飲めるヨーグルト一つで元気になれるなんて、やっぱりシルフくんは子供だなーと思っていると、様子をうかがっていたエマが手を挙げた。
「胡桃、私も飲みたい」
「全然いいよ。でも、エマは飲みすぎると腹痛を訴えると思うから、ほどほどにね」
「うん、わかった」
先に普通のヨーグルトを教えてあげた方がいいのかなーと思いつつ、私たちは来た道を引き返して、お父さんたちの元へ向かうのであった。
***
無事にお父さんたちの元に戻ってくると、ちょうど時刻は正午を迎えていた。
すでにBBQの準備を終えたみたいで、テントや簡易的な机も組み立てられている。
兜を外したお父さんが炭に火をつけて、ノエルさんがハンモックに揺られて、アルくんが川遊びをしているような状態だった。
とても危険な異世界とは思えない平穏な光景である。
さっきまで魔物を討伐していた身としては、日本に帰ってきたくらいの穏やかさだと思った。
「グルル?」
私たちの存在にアルくんが気づくと、川遊びを止めて、陸に上がってくる。
そして、ブルブルと犬のように体を震わせ、水を飛ばしていた。
お出迎えしてくれるところ申し訳ないが、さすがにモフモフできそうにないので、クチバシを撫でる程度に留めておく。
「まだごはんまで時間があるから、大人しく待っててね」
「グルルルル」
アルくんが返事をしてくれると、ハンモックから下りたノエルさんが近づいてきた。
「胡桃ちゃん、お疲れ様。魔物の処理は残っているかしら」
「シルフくんが頑張ってくれたので、今回は大丈夫でした。その代わり、調理の準備を手伝ってもらってもいいですか?」
「ええ、構わないわ。先に手を洗ってくるわね」
ノエルさんが川で手を洗っている間に、エマに収納魔法から肉を取り出してもらう。
魔物とはいえ、牛肉・豚肉・鶏肉と、BBQで楽しむには十分な種類の肉が確保できていた。
よって、命に感謝するという意味合いを込めて、この地の守り神……にもなっている妖精さんを招待することにしている。
「じゃあ、ボクはエマと一緒にホウオウのじいちゃんを呼んでくるね」
「うん。無理そうだったら、後で貢ぎ物を持っていくって伝えておいて」
「はーい」
転移魔法で迎えに行った二人を見送った後、私はノエルさんと調理を始める。
「じゃあ、私が肉を適度な大きさに切っていくので、ノエルさんはニンニクと大根をすりおろしてもらってもいいですか?」
「わかったわ。すりおろし器とボウルを借りていくわね」
ノエルさんにニンニク醤油とおろしポン酢の準備をしてもらっている間に、私は一本の包丁を手にして、魔物の肉と向かい合った。
「ついに切れ味を試す日が来たか……」
以前、ホウオウさんと王都観光をした際、ドワーフから買った包丁である。
家の包丁がまだまだ使えることもあり、記念すべきBBQの日に使ってみようと、我慢してきたのだ。
さあ、ドワーフの腕前とやらを見せてもらおうか……!
まな板の上に魔物の肉を置いて、包丁を入れてみる。すると、無駄な力を入れなくても、肉の抵抗を感じることなくスーッと切れてしまった。
ギコギコギコ……と、無駄な動作は必要ない。包丁を滑らすだけで、魔物の肉が簡単に切れてしまうのだ。
「うわっ、めちゃくちゃ良い包丁じゃん。職人になった気分だよ」
あまりにも切れる包丁を見て、テレビで紹介したら売れそう……と思いつつ、次々に肉を切り分けていく。
絶対に手だけは切らないようにしようと思いながら。
空を飛ぶ鳥の魔物はウィンドアローで撃ち落とし、闘牛のように突っ込んでくる牛の魔物は、エマにウィンドウォールで受け止めてもらった後、私がトドメを刺す。
魔法使いとしての経験を得ながら、たくさんの魔物を討伐した。
その結果、BBQでは使いきれないほどの大量の肉を確保することに成功する。
エマの収納魔法がある限り、決して腐ることがないため、無駄にはならない。
しばらくは我が家で肉を購入する必要がなくなったので、とても家計に優しいと思ってしまった。
これには、解体を頑張ってくれたシルフくんの貢献度も大きい。魔物処理という辛い役目を、一人ですべてこなしてくれたのだ。
さすがに何もお礼がないのは悪いと思い、アルくん用に持ってきていた飲みものを、貢物として献上してみたところ――、
「やっぱり異界の飲み物はおいしいね! 飲めるヨーグルトのトロッとした感じがたまらないよ」
飲めるヨーグルトを二リットルも飲み干すほどには、ハマってしまった。
一日のうちに二リットルも飲むものではないので、いくら人と妖精では体の構造が違うとはいえ、私はシルフくんのお腹を心配している。
「ねえねえ。異界に帰ったら、飲めるヨーグルトを買ってね。約束だよ?」
なお、本人はまた飲めるヨーグルトをもらえるかどうか気にしているみたいだが。
大量に魔物を処理してもらったから、催促しなくても、飽きるまで買ってあげようと思っている。
お腹に問題が発生しない限りは、ね……。
「心配しなくても、飲めるヨーグルトなら、いつでも買ってあげられるよ」
「じゃあ、お願いね。お店に売り切れてないといいなー」
「大丈夫なんじゃないかな。あれは店の奥に在庫を残すくらいの鉄板商品だから、絶対に売り切れないようになってるもん。今までそんなところ、見たことないからね」
「本当ー!? じゃあ、後で買いに行こう!」
「そうだね。日本に戻ったら、近くのコンビニに買いに行こっか」
飲めるヨーグルト一つで元気になれるなんて、やっぱりシルフくんは子供だなーと思っていると、様子をうかがっていたエマが手を挙げた。
「胡桃、私も飲みたい」
「全然いいよ。でも、エマは飲みすぎると腹痛を訴えると思うから、ほどほどにね」
「うん、わかった」
先に普通のヨーグルトを教えてあげた方がいいのかなーと思いつつ、私たちは来た道を引き返して、お父さんたちの元へ向かうのであった。
***
無事にお父さんたちの元に戻ってくると、ちょうど時刻は正午を迎えていた。
すでにBBQの準備を終えたみたいで、テントや簡易的な机も組み立てられている。
兜を外したお父さんが炭に火をつけて、ノエルさんがハンモックに揺られて、アルくんが川遊びをしているような状態だった。
とても危険な異世界とは思えない平穏な光景である。
さっきまで魔物を討伐していた身としては、日本に帰ってきたくらいの穏やかさだと思った。
「グルル?」
私たちの存在にアルくんが気づくと、川遊びを止めて、陸に上がってくる。
そして、ブルブルと犬のように体を震わせ、水を飛ばしていた。
お出迎えしてくれるところ申し訳ないが、さすがにモフモフできそうにないので、クチバシを撫でる程度に留めておく。
「まだごはんまで時間があるから、大人しく待っててね」
「グルルルル」
アルくんが返事をしてくれると、ハンモックから下りたノエルさんが近づいてきた。
「胡桃ちゃん、お疲れ様。魔物の処理は残っているかしら」
「シルフくんが頑張ってくれたので、今回は大丈夫でした。その代わり、調理の準備を手伝ってもらってもいいですか?」
「ええ、構わないわ。先に手を洗ってくるわね」
ノエルさんが川で手を洗っている間に、エマに収納魔法から肉を取り出してもらう。
魔物とはいえ、牛肉・豚肉・鶏肉と、BBQで楽しむには十分な種類の肉が確保できていた。
よって、命に感謝するという意味合いを込めて、この地の守り神……にもなっている妖精さんを招待することにしている。
「じゃあ、ボクはエマと一緒にホウオウのじいちゃんを呼んでくるね」
「うん。無理そうだったら、後で貢ぎ物を持っていくって伝えておいて」
「はーい」
転移魔法で迎えに行った二人を見送った後、私はノエルさんと調理を始める。
「じゃあ、私が肉を適度な大きさに切っていくので、ノエルさんはニンニクと大根をすりおろしてもらってもいいですか?」
「わかったわ。すりおろし器とボウルを借りていくわね」
ノエルさんにニンニク醤油とおろしポン酢の準備をしてもらっている間に、私は一本の包丁を手にして、魔物の肉と向かい合った。
「ついに切れ味を試す日が来たか……」
以前、ホウオウさんと王都観光をした際、ドワーフから買った包丁である。
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さあ、ドワーフの腕前とやらを見せてもらおうか……!
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ギコギコギコ……と、無駄な動作は必要ない。包丁を滑らすだけで、魔物の肉が簡単に切れてしまうのだ。
「うわっ、めちゃくちゃ良い包丁じゃん。職人になった気分だよ」
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