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侯爵様……いえ、お父様
5,必要なこと
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ちょっと玄関ホールを歩いたところのドアの前で、お父様は、ノックをした。
コンコン
「私だ。入るぞ。」
ガチャっと開けて入った場所は、どうやら客室みたい。
わーお。
一番最初に思った事はこれだった。
いやね?
何か奥さんと思われる人は、程よい筋肉が着いていて、体がしっかりしたカッコイイ系の美人でした。
銀髪のエメラルドグリーン色の瞳を持っていて、キリッとしてる。
息子さんと思われる人は、この親子に着きこの息子って分かるぐらいの、身体中ムキムキなのにイケメンオーラが出ているんだよね。
茶髪のエメラルドグリーン色の瞳……
うん、眼福って奴だね!
「あ、その子たちが私達の娘になる子?」(奥さん)
「あぁ、そのうち1人は長女となる此奴の召使いだが。」(お父様)
「召使い?どっかの金持ちか?」(息子さん)
あ~まぁ、普通の暗殺者とかは召使いなんて居ないよね~
「いや、此奴の従魔だそうだ。人間では無いらしい……」
「「へ~」」
そう言って私達の事を見る2人。
「おい、とりあえず改めて挨拶するか……」
そう言ってゴホンっとわざとらしく咳をして言う。
「シュレイプ辺境侯爵リード・ラ・シュレイプだ。お前達の父となる。お父様とこれからは呼んでくれ。」
「私は、シュレイプ辺境侯爵夫人ナタリア・リ・シュレイプよ。淑女っぽくないと思うけど、よろしくね?お母様と呼んで欲しいわ。」
「俺は、シュレイプ辺境侯爵の長男テトラス・ル・シュレイプだ。兄となるが、お前達本当に強いのか?」
「こらっ」
えーと、今兄となる人に強いのか聞かれたね……自己紹介で。
確かに脳筋だね……
私は、《切り替え》を使って言う。
「お初にお目にかかります。この3人の中で長女として居さして頂きます。暗殺者のナナです。
この顔も作りましたので素顔でないことをおわかり下さい。スキルで、貴族の振りをしていますが貴族の常識は知りませんので、ご自愛ください。
強いか気になるのでしたら、後で手合わせを致しますか?」
「ホントか!」
「えぇ……後でですが。」
「分かった!」
こういうタイプは1度手合わせすれば静かになるでしょ……
私は、目配りしてリリーにも言うように合図する。
「お初にお目にかかります。3人の中で次女をさせていただきます。暗殺者のリリーです。
同じく作り顔なので素顔でないことをおわかり下さい。」
おぉう。簡単に終わらしたな……
「お初にお目にかかります。3人の中で三女をさせていただきます、ルルーです。
同じく作り顔なので素顔でないことをおわかり下さい。」
ルルーも!?
「お初にお目にかかります。ナナ様の従魔をしております。
この姿も本来の姿ではございません。私は、ご主人様以外の命令は聞きませんので御理解下さい。」
モナまで……大丈夫なの?
チラッとお父様たちの方を見ると、お父様は、驚いてますね……
さっきまでと全然違うからね……
お母様とお兄様となる方立ちを見ると、『あ~暗殺者ってこんなもんだよな……ってか、スキルってずげぇ』って感じが出てるんですよね。
あ、必要なこと言っておかないと。
「此方は仕事上家族とさせていただきます。
また、衣食住の中で部屋を用意していただけたら、他は何もしないでいただいて大丈夫です。
あ、外では別に仲の良い家族で居させていただきます。
家の中では、話しかけないで頂いても良いですし、普通に話しても大丈夫です。
また、依頼主……帝王に採用させて頂いた場合から私達は、家族とさせていただきます。それ迄は暗殺者と扱っていただいて結構です。」
私は、必要なこと言った。
「「??」」
あ、ダメだ~母子共々頭より体ってタイプだった。
「えー……要するに、そちらは部屋を用意して頂いたら他は何もいりません。外では仲の良い家族を演じます。家の中では私達をどう扱うかは、お任せします。って事です。」
「え?!食事や、衣類はどうするの?」
「それらは全部こちらで用意します。」
「手合わせは?!」
「やりたいなら言ってくだされば、やらせて頂きます」
これで、大丈夫だろう……
「……ふー……さて、では私達はお二人の子供のような見た目に変えますね。《変化》」
瞳を閉じてイメージをする。
私は、瞳をエメラルドグリーンに……リリーとルルーは青色に。髪の色は銀髪に……っと。後は鼻をちょこっと弄ってっと。
目を開けると、イメージ通りに私達の見た目は変わっていた。
「どう?モナ。2人の娘に見える?」
「えぇ……三姉妹に見えますよ。」
やった~!これで大丈夫ぶぃ!
「え~お父様。王城に上がるのは何時ですか?」
「明日らしい……再来週は入学式だから早めに済ますらしい。」
再来週!?早くない?
……え?早ない?
……まぁ、いっか。仕事ですし……
お金も困ってないし。
「わかりました。これからよろしくお願いします 。」
「「「よろしくお願いいたします」」」
うんうん!挨拶が出来てよろしい!
「「「(あぁ)(えぇ)よろしく。」」」
「では、ちょっと待ってくれ。」
そう言ってお父様は、テーブルに置いてあるベルを振る。
リーンリーン
コンコン
「なんの御用でしょうか?」
「こちら4人?3人?」
「3人」
「3人の空き部屋を用意して置いてくれ。」
「あ、汚くても、家具なくても大丈夫ですよ。」
「……そういう事だ。」
「……?かしこまりました。」
なるほどね?
ベルを鳴らすと部屋の外に居るメイドさん達が来るって事なんだね。
まぁ、私は、要らんけど。
「では、裏庭で手合わせをやってきたらどうだ?」
「父様、ナイス!」
「わかりました。」
そう言って部屋の中に居た全員ぞろぞろと、裏庭に向かう。
向かいがてら屋敷の設備を教えて貰っていた。
へ~こんな感じなんだ~
ふむふむ……
「よし、ここら辺でいいだろう。ルールは、どうする?」
「降参か、戦闘不能でいいんじゃないですか?」
「俺もいいと思う。」
「では、そういう事で。あ、ナナ。毒は無しな?後、回復出来るからって切り落とすのもなしな?」
あちゃーまぁ、そうだよね~
「かしこまりました。魔法はどうしますか?」
「俺は、そもそもの実力を知りたいから、無しでいいか?」
「大丈夫ですよ。」
魔法は無しでも、体術は、魔法じゃ無いからね……
っと言っても、最初は、体術無しで行ってみるかな。
「では、よーい……初め!!」
お父様の声がけで、それぞれお兄様は、腰から剣を。
私は、太ももにそっと手を当てたかのように、針と糸を取る。
糸で絡めて終わりでもいいんだけど、このタイプは、絶対に納得いかないはず……
って事で私は、先行で打ってきたお兄様の攻撃を糸で受け止める。
「な!?」
私は、止まってしまった兄の腰を回し蹴りでちょっと手加減して蹴ってみる。
だってあの父からしてこの兄だもの。絶対弱いはず。
ドガァァ
回し蹴り(手加減)を受けたお兄様は、そのまま吹っ飛んで、端の木にぶつかった。
あ、ヤバい。想像以上に弱過ぎた。
死んでないよね?
流石に死なしちゃったら笑いにならないよ?
「うぅぅぅ……」
ホッ……よかった生きてる。
「し、勝者、ナナ!」
「「やった~!」」
「流石ご主人様です。手加減もバッチリです。」
「あ、本当?ちょっとやり過ぎたかな?って思ったのだけれど……」
「はい。あばら骨が数本折れているぐらいです。」
「えぇ……それ出来てないんじゃない?」
「いえ、もう少し強かったら、内蔵出ていたので……」
あ~じゃあいい感じだったのかな?
「って、治してあげて。」
「かしこまりました。」
そう言ってモナは、お兄様を治してくれた。
「うぅぅぅ……あれ?痛みが……」
「大丈夫ですか?少々力加減を間違えました。すみません。」
「い、いや。俺がお前に勝てないのはよく分かった。お前強いな~……また、腕試し付き合ってくれないか?」
「……別にいいですよ?それぐらいなら。」
チラッとお父様達を見ると、お母様と2人で青くなっていた。
リリー達は、凄いって褒めてくれました。ありがとう。
コンコン
「私だ。入るぞ。」
ガチャっと開けて入った場所は、どうやら客室みたい。
わーお。
一番最初に思った事はこれだった。
いやね?
何か奥さんと思われる人は、程よい筋肉が着いていて、体がしっかりしたカッコイイ系の美人でした。
銀髪のエメラルドグリーン色の瞳を持っていて、キリッとしてる。
息子さんと思われる人は、この親子に着きこの息子って分かるぐらいの、身体中ムキムキなのにイケメンオーラが出ているんだよね。
茶髪のエメラルドグリーン色の瞳……
うん、眼福って奴だね!
「あ、その子たちが私達の娘になる子?」(奥さん)
「あぁ、そのうち1人は長女となる此奴の召使いだが。」(お父様)
「召使い?どっかの金持ちか?」(息子さん)
あ~まぁ、普通の暗殺者とかは召使いなんて居ないよね~
「いや、此奴の従魔だそうだ。人間では無いらしい……」
「「へ~」」
そう言って私達の事を見る2人。
「おい、とりあえず改めて挨拶するか……」
そう言ってゴホンっとわざとらしく咳をして言う。
「シュレイプ辺境侯爵リード・ラ・シュレイプだ。お前達の父となる。お父様とこれからは呼んでくれ。」
「私は、シュレイプ辺境侯爵夫人ナタリア・リ・シュレイプよ。淑女っぽくないと思うけど、よろしくね?お母様と呼んで欲しいわ。」
「俺は、シュレイプ辺境侯爵の長男テトラス・ル・シュレイプだ。兄となるが、お前達本当に強いのか?」
「こらっ」
えーと、今兄となる人に強いのか聞かれたね……自己紹介で。
確かに脳筋だね……
私は、《切り替え》を使って言う。
「お初にお目にかかります。この3人の中で長女として居さして頂きます。暗殺者のナナです。
この顔も作りましたので素顔でないことをおわかり下さい。スキルで、貴族の振りをしていますが貴族の常識は知りませんので、ご自愛ください。
強いか気になるのでしたら、後で手合わせを致しますか?」
「ホントか!」
「えぇ……後でですが。」
「分かった!」
こういうタイプは1度手合わせすれば静かになるでしょ……
私は、目配りしてリリーにも言うように合図する。
「お初にお目にかかります。3人の中で次女をさせていただきます。暗殺者のリリーです。
同じく作り顔なので素顔でないことをおわかり下さい。」
おぉう。簡単に終わらしたな……
「お初にお目にかかります。3人の中で三女をさせていただきます、ルルーです。
同じく作り顔なので素顔でないことをおわかり下さい。」
ルルーも!?
「お初にお目にかかります。ナナ様の従魔をしております。
この姿も本来の姿ではございません。私は、ご主人様以外の命令は聞きませんので御理解下さい。」
モナまで……大丈夫なの?
チラッとお父様たちの方を見ると、お父様は、驚いてますね……
さっきまでと全然違うからね……
お母様とお兄様となる方立ちを見ると、『あ~暗殺者ってこんなもんだよな……ってか、スキルってずげぇ』って感じが出てるんですよね。
あ、必要なこと言っておかないと。
「此方は仕事上家族とさせていただきます。
また、衣食住の中で部屋を用意していただけたら、他は何もしないでいただいて大丈夫です。
あ、外では別に仲の良い家族で居させていただきます。
家の中では、話しかけないで頂いても良いですし、普通に話しても大丈夫です。
また、依頼主……帝王に採用させて頂いた場合から私達は、家族とさせていただきます。それ迄は暗殺者と扱っていただいて結構です。」
私は、必要なこと言った。
「「??」」
あ、ダメだ~母子共々頭より体ってタイプだった。
「えー……要するに、そちらは部屋を用意して頂いたら他は何もいりません。外では仲の良い家族を演じます。家の中では私達をどう扱うかは、お任せします。って事です。」
「え?!食事や、衣類はどうするの?」
「それらは全部こちらで用意します。」
「手合わせは?!」
「やりたいなら言ってくだされば、やらせて頂きます」
これで、大丈夫だろう……
「……ふー……さて、では私達はお二人の子供のような見た目に変えますね。《変化》」
瞳を閉じてイメージをする。
私は、瞳をエメラルドグリーンに……リリーとルルーは青色に。髪の色は銀髪に……っと。後は鼻をちょこっと弄ってっと。
目を開けると、イメージ通りに私達の見た目は変わっていた。
「どう?モナ。2人の娘に見える?」
「えぇ……三姉妹に見えますよ。」
やった~!これで大丈夫ぶぃ!
「え~お父様。王城に上がるのは何時ですか?」
「明日らしい……再来週は入学式だから早めに済ますらしい。」
再来週!?早くない?
……え?早ない?
……まぁ、いっか。仕事ですし……
お金も困ってないし。
「わかりました。これからよろしくお願いします 。」
「「「よろしくお願いいたします」」」
うんうん!挨拶が出来てよろしい!
「「「(あぁ)(えぇ)よろしく。」」」
「では、ちょっと待ってくれ。」
そう言ってお父様は、テーブルに置いてあるベルを振る。
リーンリーン
コンコン
「なんの御用でしょうか?」
「こちら4人?3人?」
「3人」
「3人の空き部屋を用意して置いてくれ。」
「あ、汚くても、家具なくても大丈夫ですよ。」
「……そういう事だ。」
「……?かしこまりました。」
なるほどね?
ベルを鳴らすと部屋の外に居るメイドさん達が来るって事なんだね。
まぁ、私は、要らんけど。
「では、裏庭で手合わせをやってきたらどうだ?」
「父様、ナイス!」
「わかりました。」
そう言って部屋の中に居た全員ぞろぞろと、裏庭に向かう。
向かいがてら屋敷の設備を教えて貰っていた。
へ~こんな感じなんだ~
ふむふむ……
「よし、ここら辺でいいだろう。ルールは、どうする?」
「降参か、戦闘不能でいいんじゃないですか?」
「俺もいいと思う。」
「では、そういう事で。あ、ナナ。毒は無しな?後、回復出来るからって切り落とすのもなしな?」
あちゃーまぁ、そうだよね~
「かしこまりました。魔法はどうしますか?」
「俺は、そもそもの実力を知りたいから、無しでいいか?」
「大丈夫ですよ。」
魔法は無しでも、体術は、魔法じゃ無いからね……
っと言っても、最初は、体術無しで行ってみるかな。
「では、よーい……初め!!」
お父様の声がけで、それぞれお兄様は、腰から剣を。
私は、太ももにそっと手を当てたかのように、針と糸を取る。
糸で絡めて終わりでもいいんだけど、このタイプは、絶対に納得いかないはず……
って事で私は、先行で打ってきたお兄様の攻撃を糸で受け止める。
「な!?」
私は、止まってしまった兄の腰を回し蹴りでちょっと手加減して蹴ってみる。
だってあの父からしてこの兄だもの。絶対弱いはず。
ドガァァ
回し蹴り(手加減)を受けたお兄様は、そのまま吹っ飛んで、端の木にぶつかった。
あ、ヤバい。想像以上に弱過ぎた。
死んでないよね?
流石に死なしちゃったら笑いにならないよ?
「うぅぅぅ……」
ホッ……よかった生きてる。
「し、勝者、ナナ!」
「「やった~!」」
「流石ご主人様です。手加減もバッチリです。」
「あ、本当?ちょっとやり過ぎたかな?って思ったのだけれど……」
「はい。あばら骨が数本折れているぐらいです。」
「えぇ……それ出来てないんじゃない?」
「いえ、もう少し強かったら、内蔵出ていたので……」
あ~じゃあいい感じだったのかな?
「って、治してあげて。」
「かしこまりました。」
そう言ってモナは、お兄様を治してくれた。
「うぅぅぅ……あれ?痛みが……」
「大丈夫ですか?少々力加減を間違えました。すみません。」
「い、いや。俺がお前に勝てないのはよく分かった。お前強いな~……また、腕試し付き合ってくれないか?」
「……別にいいですよ?それぐらいなら。」
チラッとお父様達を見ると、お母様と2人で青くなっていた。
リリー達は、凄いって褒めてくれました。ありがとう。
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