聖女の妹のせいで婚約者に婚約破棄されました。え?妹が聖女じゃなかった?もう一度やり直したい?知りませんよ、私はもう愛しの旦那様が居るのでw

チレム

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……もう訳わかんない事が多すぎる……

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 悪役令嬢であるルーナリアの顔がどんどん般若になっていくのを見て、ルイアン様はルーナリアを撫で出した。

はっ?!

え?!嘘!羨ましい……そこを変わりなさいよ!

 般若だったルーナリアはだんだん般若→怒り顔→真顔→デレた。

「えへへへへへへへへへへへへへへっ」

そして壊れた。

「ちょっ!貴方、悪役令嬢でしょっ!?ヒロイン様に変わりなさいよ!」

「嫌です~ルイは渡しません~」

おちょくるような言い方して~!!

あぁぁあ!!イラつく!

何でなのよ!

どうしてシナリオ通りに行かないのよ!!

「あぁぁあ!!もう!なんなのっ?!これじゃあ今までの努力が全部水の泡じゃないっ!」

「えへへへへへへへへへへ……今生をゲームだと思っているからじゃない?自業自得っていうのはこういう事だと思うけど……ちゃんとゲームとかじゃなくて恋しなよ。楽しいよ?もう、壊れるぐらいに楽しいよ?」

「壊れたら意味ないでしょ……」

急にお説教とか意味わかんないっ!

「だいたいなんであんたが聖女なのよっ!」

「え~?適性の数は置いといて、適性自体はまぁ、ちょっと珍しいぐらいだし、前に異世界系の小説とか漫画とか読んでたし、イメージは着きやすくない?ライトノベルは珍しくないでしょ。」

「乙女ゲーム1本だったわよっ!」

「あら~……まぁ……ドンマイ!いい事あるさっ!」

「あんた……素は呑気すぎない?よく今までやってこれたわね……」

「いや~前に齧ってた小説を参考にして、あとはあんたが色々やってくれてたから何とかなったよ?」

「……まじで自業自得な感じ?」

「ですです」

……

……

……

「……ちなみにコンテニューは……」

「出来ないですね。人間関係は新たな地でやった方がいいと思う。」

「…………」

「…………」

「旅に出ます。探さないでください。」

「行ってらっしゃーい」

よくわかんなくなってきた…………流れに乗ってどこか行こうかしら……
    
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 同じ転生者としての情はこれで果たしたし、もう知らん。

「よし、リリアとの情も果たしたことですし帰りませんか?」

「……だな。帰ったら色々聞きたいことがあるから。」

「多分大丈夫ですよ!話せる事は話します!」

 元の世界の年齢とかは絶対に言えん……そしたら精神年齢が元の世界の年齢と今の年齢足すとおばはんなんやよ……ハハッ……

「という事で帰らさせていただきますね。聖女の件は多分断らせていただきます。」

「……多分と言うのは?」

「ルイになにか関わる事があれば喜んでやらせていただきます。」

 まぁ、ルイと一緒に居たいからルイが関係しない限りは私は聖女になるつもりは無いって事なんやよねー。

「…………わかりました。世界の危機的な状況や疫病等が流行った場合はルイ殿が危険が及ぶ場合は……」

「勿論できる限りやらせていただきます!!!」

「かしこまりました。そのお言葉を聞けて安心しました。」


よしっ!これでやること終わったっしょ~

帰りますか~!


 私はルイに抱きついて、影移動でルイとの家に帰るのであった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーー

お久しぶりです。

どうもチレムです(・∀・)ゞ

 いや~久しぶりに書くとどういう性格や話し方だったかだいぶ忘れていましたね~……

 これからも不定期にちょこっとずつ上げていくと思うのでのほほんと見ていてくださると嬉しいです。

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