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コ・ロ・ス・キ・カ!

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帰った私は、即効押し倒されています。

「ミラ……」

 愛しげに私の名前を読んでくれて、私の唇を奪う姿はものすごく、えっちぃ……

やばい……

やばい……

 一応、綺麗にしておきたい……どうにか体を綺麗にする魔法……

……ん~……過去にあったそれっぽい名前って確か『浄化』だったよね?

 『浄化』って確か闇と光だったから私使えるわ……ナイスチート……

でも、どうしようかな……闇……で、汚れを……浮かす?

洗剤的な約目って出来ないかな?

 闇って無理やり感あっても何となくやってくれるから助かるんだよね……で、浮かせた奴を光で……

……うん。無理があるけどやってみるしかないよね……

『浄化』

ここまでの時間、約2秒。

え?何でこんなに早く長々と考えられたのかって?

 そんなの現実逃避に決まってるではないかHAHAHA

「何か魔法使ったか?」

「は、はぃぃ……お風呂に入る事が出来るか分からなかったので、魔法で自分を綺麗にしましたっ!」

「へ~そんな事を考えられる余裕あるんだ。」

ニヤニヤしながら言われてしまった。

あ~ムリィ……

心臓もたないぃ……

「これ以上は私が死んじゃいますっ!」

「死ぬなよ。」

「はいっ!喜んで生き返ります!」

「バケモンだな。」

「……不死鳥とでも呼んでください。」

「呼ばねぇよ。」

そう言ってまた私の唇を塞がれる。

「あむ……ふむ……はむ……」

「ふっ……口、開けろ。」

口?

 不思議に思いながらも、口を少し開けると、にゅるりとルイの舌が入ってきた。

「!?」

こ、こ、こ、これって!ディープキスって奴ですか?!

 ぬるぬると口の至る所を食べられるかのように擦り付けられる。

 ゾクゾクするこの感覚は、未知のものでどうすればいいか分からなかった。

「ふぁ……ルイ……ふむぅ……んぅ……」

深い……深すぎるよ!!息が出来ないデスっ!

私、慣れてないよ!

 前世でも年齢=独身だった私が分かるわけが無い。……って言うのはちょっと盛ったけど、ネットやマンガ小説とかでそういう知識はまあまああったけども……頭で分かっていても、上手く出来ないぃ……

 私、こんな幸せなキスで一生を終える感じなのかなっ?うん。幸せな人生だった……

「ぷはぁ……」

「ククッ……息できてなかったぞ。」

「はぁ……はぁ……うぅぅ……なにぶんこういう事は今までしてこなかったもので……」

「…………そんな美味しそうな顔しといて言うのはどうかと思うが……」

美味しそうな顔ってなんですか?!

「そのとろんとした目をして上気した顔でそんな事を言われると抑えられなくなるから、それでいいなら良いんだが。」

ニヤッとしてチュットキスされる。


グッはァっ!!

コ・ロ・ス・キ・カ!





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