15 / 29
結婚指輪の代わりは……
しおりを挟む
猫耳をつけた私をそのまま着せ替え人形このようにルイアン様が選んだ服を着ては脱いで着ては脱いでを繰り返した。
「全部買う。」
「ありがとうございました。」
うぇぇぇ?!
結構な金額になるよね?!
まだ、宝石とか交換してないよ?!
イケメンかよ!
そうだよ、イケメンだよ!(←情緒不安定)
「あ、ありがとうございます……後で宝石を売って返します……」
「いいんだよ、これくらい。俺が着て欲しくて買った。それだけだ。」
「イケメンすぎません??」
どれだけ惚れさせる気ですか?
「次、行くぞ。」
そう言われて差し伸べられた手を取った私は、世界で一番の幸せ者かもしれん……
ルイアン様が向かった先は、…………宝石店。
え?
あ、宝石を売るのか。了解しました!
「イヤリング買うぞ。」
…………
「え?」
何でっ?!
私が混乱している間にも、お店に連れていかれる私。
「いらっしゃいませ。何をお探しでしょうか。」
「結婚用のイヤリングを頼む。」
……え?本当ですか?
この世界は、相手の色のアクセサリーと自分の色のアクセサリーを2つ付けていたらその人は誰かしら婚約者か、結婚したということ。
指輪やイヤリングが多く付けられるけど……
本当にいいの?
え?もう、妻面しちゃうよ?
いいの?
「そうですか、おめでとうございます。予算は幾らほど……」
「幾らでも大丈夫だ。」
そう言って、何処から出したのか分からない袋を出す。
中を見ると、金貨がびっしり入っている。
ひえっ……
さっきあんなに使ったのにまだあるの……?
スゴすぎです……私働きたいのに……
「かしこまりました。色はどうしましょうか?」
そう言って、対応してくれている店員さんの他にもう1人の店員さんが出てきて、石を見せてくれる。
「わぁ……色んな色がある……」
「だな。」
うーん……私の色はピンクか、紺色……だけどこの瞳のピンクは妹と同じ……って考えると、紺が良いかな。
「私の髪の色の紺色でいいかな?」
「良いぞ。ふわふわとした綺麗な髪だもんな。」
んなっ?!
何でそんなにイケメン発言は多いのか……無論イケメンだからだ。(キリッ)
「じゃあ、俺は黒で。」
そう言って、私達はお互いの色の中で一番近くて 同じ色を選ぶ。
「これでお願いします。」
「かしこまりました。おや、珍しい物を選びましたね。その石達は希少で流通しずらいのですが余り暗い色なので人気が無く困っていたんですよ。こちらも助かりますのでお安くさせていただきますね。…………っと、では、イヤリングになる形をお選びください。」
「ありがとうございます。」
私達は出されたデザインを見ていく。
「お好きなデザインがございませんでしたら、こちらでオーダーを出す事も出来ますよ。」
何と?!
「……ルイアン様……」
「ん?」
「私達、結婚するんですよね?」
「あぁ。」
「その……出来ればルイアン様と私のイニシャルを入れたいです……」
コソッとルイアン様にお願いする。
うぅぅぅ……私なんかがお願いしていい立場じゃないのは分かっているけど……この世界がどんな乙女ゲームなのか分からないし、もし仮に妹が攻略しようとしているのなら、逃げられないように捕まえておかないと……いや、でもその方がルイアン様の幸せなら……
うむうむ悩む私にルイアン様は気にせす私の耳に形をあてていた。
「雫型が一番良いか?いや、ひし形も捨て難い……」
「イニシャルを刻むのでしたら、ひし形が映えますよ。」
「じゃあそれで。」
ルイアン様が私の頭にポンッと手を置き、『はっ』とする。
「3日後またご来店ください。」
「分かった。」
「あ、ありがとうございます。」
「いえ、またのご来店をお待ちしております。」
気持ちよく挨拶をしてくれて私達は出た。
む、むぅ……これで良いのか私。
「全部買う。」
「ありがとうございました。」
うぇぇぇ?!
結構な金額になるよね?!
まだ、宝石とか交換してないよ?!
イケメンかよ!
そうだよ、イケメンだよ!(←情緒不安定)
「あ、ありがとうございます……後で宝石を売って返します……」
「いいんだよ、これくらい。俺が着て欲しくて買った。それだけだ。」
「イケメンすぎません??」
どれだけ惚れさせる気ですか?
「次、行くぞ。」
そう言われて差し伸べられた手を取った私は、世界で一番の幸せ者かもしれん……
ルイアン様が向かった先は、…………宝石店。
え?
あ、宝石を売るのか。了解しました!
「イヤリング買うぞ。」
…………
「え?」
何でっ?!
私が混乱している間にも、お店に連れていかれる私。
「いらっしゃいませ。何をお探しでしょうか。」
「結婚用のイヤリングを頼む。」
……え?本当ですか?
この世界は、相手の色のアクセサリーと自分の色のアクセサリーを2つ付けていたらその人は誰かしら婚約者か、結婚したということ。
指輪やイヤリングが多く付けられるけど……
本当にいいの?
え?もう、妻面しちゃうよ?
いいの?
「そうですか、おめでとうございます。予算は幾らほど……」
「幾らでも大丈夫だ。」
そう言って、何処から出したのか分からない袋を出す。
中を見ると、金貨がびっしり入っている。
ひえっ……
さっきあんなに使ったのにまだあるの……?
スゴすぎです……私働きたいのに……
「かしこまりました。色はどうしましょうか?」
そう言って、対応してくれている店員さんの他にもう1人の店員さんが出てきて、石を見せてくれる。
「わぁ……色んな色がある……」
「だな。」
うーん……私の色はピンクか、紺色……だけどこの瞳のピンクは妹と同じ……って考えると、紺が良いかな。
「私の髪の色の紺色でいいかな?」
「良いぞ。ふわふわとした綺麗な髪だもんな。」
んなっ?!
何でそんなにイケメン発言は多いのか……無論イケメンだからだ。(キリッ)
「じゃあ、俺は黒で。」
そう言って、私達はお互いの色の中で一番近くて 同じ色を選ぶ。
「これでお願いします。」
「かしこまりました。おや、珍しい物を選びましたね。その石達は希少で流通しずらいのですが余り暗い色なので人気が無く困っていたんですよ。こちらも助かりますのでお安くさせていただきますね。…………っと、では、イヤリングになる形をお選びください。」
「ありがとうございます。」
私達は出されたデザインを見ていく。
「お好きなデザインがございませんでしたら、こちらでオーダーを出す事も出来ますよ。」
何と?!
「……ルイアン様……」
「ん?」
「私達、結婚するんですよね?」
「あぁ。」
「その……出来ればルイアン様と私のイニシャルを入れたいです……」
コソッとルイアン様にお願いする。
うぅぅぅ……私なんかがお願いしていい立場じゃないのは分かっているけど……この世界がどんな乙女ゲームなのか分からないし、もし仮に妹が攻略しようとしているのなら、逃げられないように捕まえておかないと……いや、でもその方がルイアン様の幸せなら……
うむうむ悩む私にルイアン様は気にせす私の耳に形をあてていた。
「雫型が一番良いか?いや、ひし形も捨て難い……」
「イニシャルを刻むのでしたら、ひし形が映えますよ。」
「じゃあそれで。」
ルイアン様が私の頭にポンッと手を置き、『はっ』とする。
「3日後またご来店ください。」
「分かった。」
「あ、ありがとうございます。」
「いえ、またのご来店をお待ちしております。」
気持ちよく挨拶をしてくれて私達は出た。
む、むぅ……これで良いのか私。
0
お気に入りに追加
334
あなたにおすすめの小説

またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

婚約破棄されて勝利宣言する令嬢の話
Ryo-k
ファンタジー
「セレスティーナ・ルーベンブルク! 貴様との婚約を破棄する!!」
「よっしゃー!! ありがとうございます!!」
婚約破棄されたセレスティーナは国王との賭けに勝利した。
果たして国王との賭けの内容とは――

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

婚約破棄は良いのですが、貴方が自慢げに見せているそれは国家機密ですわよ?
はぐれメタボ
ファンタジー
突然始まった婚約破棄。
その当事者である私は呆れて物も言えなかった。
それだけならまだしも、数日後に誰の耳目げ有るかも分からない場所で元婚約者が取り出したのは国家機密。
あーあ、それは不味いですよ殿下。

婚約破棄?とっくにしてますけど笑
蘧饗礪
ファンタジー
ウクリナ王国の公爵令嬢アリア・ラミーリアの婚約者は、見た目完璧、中身最悪の第2王子エディヤ・ウクリナである。彼の10人目の愛人は最近男爵になったマリハス家の令嬢ディアナだ。
さて、そろそろ婚約破棄をしましょうか。

傍観している方が面白いのになぁ。
志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」
とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。
その彼らの様子はまるで……
「茶番というか、喜劇ですね兄さま」
「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」
思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。
これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。
「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる