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出会い
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夜、豪華でゴテゴテな服を着ている16歳の私。
傍から見ると格好な餌なわけで……
「んむぅ!?」
まぁ、こうなりますよね~…………
現状、私は裏道に連れ込まれた。
「へっへっへっ、こりゃあ上玉だな。」
「お貴族の嬢ちゃんよ~?1人で出歩いたら危ないだろ~?俺らみたいなのに捕まっちまうからな~」
「ギャハハハハハハハハ!!違ぇねぇw」
「んーんー!!」
は?何なの?これ?
自由手に入れて真っ先にこれってあと先真っ暗じゃん!!
私は、汚い袋に入れられて縛られて運ばれた。
は?え?どこ向かってんのかな?
あ、このまま、質屋に運んでくれるのかな?
いや~今のタクシーは行き先言わなくても運んでくれるんだね~……便利便利……
…………な訳あるか。
私は現状、口、身体、足を縛られて汚い袋に入れられて何処かに運ばれてる。……と言うか担がれてる。
……どうすれば?
……………
この芋虫状態だと何も出来なくないかなっ?
詰んだ……
こうなったら、袋が空いた時に男達の大事な物を潰してやるしかないのではないか?
「へっへっへっ、これでしばらくは楽できるな」
「へ~?どうして?」
「どうしてってそりゃあ……?あ"ん?」
さっきの2人以外の声が聞こえた。
「その袋の中に何が入ってんの~?」
おちょくる様な声がした。
「誰だ?おめぇ。何の用だ?」
「ん~……いや、特に無かったんだけどその袋の中が無性に気になって仕方ないんだよね。だ・か・ら大人しく見せてくれないかな?」
澄んだ綺麗な男の声がした。
「はぁ?見せるわけないだろ?これは俺らの商売品になったんだから。」
いや、なってないよ。
「……は~……こっちが優しく言ってる間に早く見せてくれないかな?」
ゾクッ
え?なになに?
背筋が一瞬寒くなったよ?!
「あん?それ以上俺らに近づくんじゃねぇ。」
「そうだ、金を払え。払ったらこの袋の中身を好きにしていいぞ。」
いや、だから何でそっちが決めてんのよ?
「ん~……面倒だし、君達死んでくれたら早いかも?あと片付けよりそっちの方が面倒臭い気がするし。……うん。やっぱり君達死んでね。」
わお……
私からしたら心地良い声の持ち主さん、凄いこと言うね。
「「ぐあっ」」
「ん?」
男2人の声がしたと思ったら、私の体がグラッと傾いた。
え?なになに?落ちる感じ?!
ギュッと目をつぶり、衝撃を受ける事を覚悟した……んだけど、一向に衝撃は来ない。
「さーてと。」
声が私の上からした。
あ、これは私またもや担がれてる?
シュルル
袋の紐が解かれる音がした。
袋が開いたのか、ひんやりとした空気が入ってくる。
私は、開いた先を見ると金色のまるで夜空に浮かぶ満月のような目をした男が私と目が合った。
しばらく時が止まったかのように感じられた。
え?
なにこれ……
イケメン様でございますか……?
日本人だった頃の私と今の私の超どタイプの男の子が居た。
サラサラと黒髪が夜風に吹かれてなびいている。
何処のテンプレだって言われてもいいけど、私は人生初の一目惚れをこの時になって体験した。
命を助けて貰って惚れたって、なんとも在り来りだけど……これは惚れるなという方が無理な気がする。
「………………」
「……あ~……大丈夫ですか?」
長い間の中そう聞かれるけど、私は口を塞がれているので答えれるはずもなく……
私はにこっと精一杯笑いこくこく頷いた。
「っっ! ……今、縛られているの解いてあげますから。」
そう言って、口枷を外してくれた。
手に血がついているけど、優しい手つきで解いていく彼に目を奪われていた。
いやね?
満月の夜空をバックに好みのタイプの人が、命の危機を助けに来てくれて惚れないって手はないと思うんだ。
うん。しかたない、しかたない。
口枷が外れても黙っている私に金色の瞳がじっと見てきた。
あ、何か喋らなきゃ……
え、えっと?
何を喋れば……?
好きな人の前だと素直に自分の気持ちを話した方が、良いってどこかで読んだような……
素直な気持ちって?!
え?今の気持ち?!
「…………好き……」
ちがーーう!!
「は?」
ほら、困惑しちゃってるよ?!
そんな顔も、カッコイイけどさぁ?
えぇい!
もういいや!自分の気持ちに素直になるしか無い!この流れだと!
傍から見ると格好な餌なわけで……
「んむぅ!?」
まぁ、こうなりますよね~…………
現状、私は裏道に連れ込まれた。
「へっへっへっ、こりゃあ上玉だな。」
「お貴族の嬢ちゃんよ~?1人で出歩いたら危ないだろ~?俺らみたいなのに捕まっちまうからな~」
「ギャハハハハハハハハ!!違ぇねぇw」
「んーんー!!」
は?何なの?これ?
自由手に入れて真っ先にこれってあと先真っ暗じゃん!!
私は、汚い袋に入れられて縛られて運ばれた。
は?え?どこ向かってんのかな?
あ、このまま、質屋に運んでくれるのかな?
いや~今のタクシーは行き先言わなくても運んでくれるんだね~……便利便利……
…………な訳あるか。
私は現状、口、身体、足を縛られて汚い袋に入れられて何処かに運ばれてる。……と言うか担がれてる。
……どうすれば?
……………
この芋虫状態だと何も出来なくないかなっ?
詰んだ……
こうなったら、袋が空いた時に男達の大事な物を潰してやるしかないのではないか?
「へっへっへっ、これでしばらくは楽できるな」
「へ~?どうして?」
「どうしてってそりゃあ……?あ"ん?」
さっきの2人以外の声が聞こえた。
「その袋の中に何が入ってんの~?」
おちょくる様な声がした。
「誰だ?おめぇ。何の用だ?」
「ん~……いや、特に無かったんだけどその袋の中が無性に気になって仕方ないんだよね。だ・か・ら大人しく見せてくれないかな?」
澄んだ綺麗な男の声がした。
「はぁ?見せるわけないだろ?これは俺らの商売品になったんだから。」
いや、なってないよ。
「……は~……こっちが優しく言ってる間に早く見せてくれないかな?」
ゾクッ
え?なになに?
背筋が一瞬寒くなったよ?!
「あん?それ以上俺らに近づくんじゃねぇ。」
「そうだ、金を払え。払ったらこの袋の中身を好きにしていいぞ。」
いや、だから何でそっちが決めてんのよ?
「ん~……面倒だし、君達死んでくれたら早いかも?あと片付けよりそっちの方が面倒臭い気がするし。……うん。やっぱり君達死んでね。」
わお……
私からしたら心地良い声の持ち主さん、凄いこと言うね。
「「ぐあっ」」
「ん?」
男2人の声がしたと思ったら、私の体がグラッと傾いた。
え?なになに?落ちる感じ?!
ギュッと目をつぶり、衝撃を受ける事を覚悟した……んだけど、一向に衝撃は来ない。
「さーてと。」
声が私の上からした。
あ、これは私またもや担がれてる?
シュルル
袋の紐が解かれる音がした。
袋が開いたのか、ひんやりとした空気が入ってくる。
私は、開いた先を見ると金色のまるで夜空に浮かぶ満月のような目をした男が私と目が合った。
しばらく時が止まったかのように感じられた。
え?
なにこれ……
イケメン様でございますか……?
日本人だった頃の私と今の私の超どタイプの男の子が居た。
サラサラと黒髪が夜風に吹かれてなびいている。
何処のテンプレだって言われてもいいけど、私は人生初の一目惚れをこの時になって体験した。
命を助けて貰って惚れたって、なんとも在り来りだけど……これは惚れるなという方が無理な気がする。
「………………」
「……あ~……大丈夫ですか?」
長い間の中そう聞かれるけど、私は口を塞がれているので答えれるはずもなく……
私はにこっと精一杯笑いこくこく頷いた。
「っっ! ……今、縛られているの解いてあげますから。」
そう言って、口枷を外してくれた。
手に血がついているけど、優しい手つきで解いていく彼に目を奪われていた。
いやね?
満月の夜空をバックに好みのタイプの人が、命の危機を助けに来てくれて惚れないって手はないと思うんだ。
うん。しかたない、しかたない。
口枷が外れても黙っている私に金色の瞳がじっと見てきた。
あ、何か喋らなきゃ……
え、えっと?
何を喋れば……?
好きな人の前だと素直に自分の気持ちを話した方が、良いってどこかで読んだような……
素直な気持ちって?!
え?今の気持ち?!
「…………好き……」
ちがーーう!!
「は?」
ほら、困惑しちゃってるよ?!
そんな顔も、カッコイイけどさぁ?
えぇい!
もういいや!自分の気持ちに素直になるしか無い!この流れだと!
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