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己れの弱さ
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「ガシー様、体調はどうですか?」
「もうすっかり大丈夫だ」
ミザリの治療で、俺は命を助けて貰った。
本当に情けない。
レアを助け出すどころか、またしてもみんなに迷惑を掛けてしまったのだ。
「それじゃ朝飯を....さあ朝ごはんをどうぞ」
「ありがとう」
アイラが朝食を手に微笑む。
料理が得意なアイラは宿屋の調理場を借りて毎回の食事を作ってくれる。
「どうかな?」
「美味しいよ、本当にアイラは料理が上手いな」
「あ....ありがとう...ですわ」
ちゃんと礼を言わないと作ってくれたアイラに失礼だ、実際に旨いし。
「そういえばカリーナは?」
いつもアイラと一緒のカリーナが居ない。
「あ、ああカリーナはレアと...」
「レアと?」
「いや何でもない...ですわ」
しまったといった顔をするアイラだが、何でもない筈が無いだろう。
レアとカリーナが何をしているんだろう?
「教えてくれ」
「...分かった。
カリーナはレアがどれだけ回復したか確かめる為にギルドの鍛練所にいるぜ...居ますわ」
「鍛練所?」
懐かしいな、俺も以前バンクの鍛練所でみんなに鍛えて貰った事があったっけ。
まあ、ボコボコにされてしまっただけだったが。
弱いから仕方なかった、いや俺は今も弱いままだ。
「アイラ、連れて行ってくれ」
「え?」
「レアとカリーナの訓練を見たいんだ」
どれだけみんなが強いか見ておきたい、レアの状態も知りたいし。
「分かったよ、でも先に食事を済ませてからにしてくれ...して欲しいわ」
「ありがとう」
アイラはタメ息を吐いて苦笑いを浮かべた。
なんだか悪い事をしたかな。
「ここか」
「さあ入ろうぜ...りましょ、でも覚悟していてね」
「覚悟?」
「見たら分かる、この世界の理が」
ギルドの前でアイラが呟いた。
とにかくギルドの中に入ろう。
目立たない様にフードを頭から被っている、この世界には大柄な女性が多いので大丈夫だ。
「うぎゃああ!」
「な...なんだ?」
建物に足を踏み入れるや、響き渡る女の悲鳴。
誰の声だ?聞き覚えは無いが...
「レアが尋問してるんだ」
「尋問?」
「そうだ...ですよ」
レアが尋問とは一体どういう事だ?
アイラはそれ以上を話さない、俺は後に続いた。
「こ...これは」
ギルドの奥に設置された鍛練所、その室内ではレアが数人の女を相手に戦っていた。
床には既に何人か倒れている、皆酷い怪我をしていた。
「もう終わりですか?」
「ち...畜生」
「調子に乗りやがって...」
レアは静かに呟く。
相手の女達は衣服が焼け焦げ、全身から血を噴き出しているが、レアは無傷。
「衰弱しているレアを随分かわいがってくれたんでしょ?
ほら、もう一回やってごらんなさい」
「...カリーナ」
レアの後ろには剣を抜いたカリーナが控えている。
遠目にも分かる二人の殺気、凄まじい程の気迫に俺は圧倒される。
その後ろにミザリまでが立っていた。
「奴等はレアを拷問した連中だ」
「アイツらが...」
アイラが吐き捨てる。
助け出した時、全身に酷い怪我をしていたレア。
マニラとその手下が激しい拷問を加えたとは聞いていたが。
「ほら、掛かって来るです。
私を倒したら貴女達は自由ですよ?」
「うるせえ!」
「糞が!!」
レアの挑発に女達が左に駆ける、見えない左目の死角に入ろうというのか?
「危な...」
「静かに!」
叫ぼうとする俺の口をアイラが右手で塞いだ。
「レアなら大丈夫、叫ばれたら気を取られてしまいます」
アイラは自信ありげだが、本当に大丈夫だろうか?
「フッ!」
女の剣を紙一重で躱すレア、見えてない方向からなのに。
「貰った!」
もう一人の女がレアの背後から蹴りを...
「火玉」
「ガアアアァ!!」
振り返りざまレアが魔法を女にぶつける。
凄まじい威力に思わず目を瞑ってしまう、なんという熱波なのか。
「ミザリ」
「畏まりました」
黒焦げの女にミザリが近づいて行く。
治癒魔術をするのだろう。
「マニラはどこに逃げたの?」
「え?」
なぜだ?
早く助けないと女が死んでしまうのに。
「答えなさい」
「アアアァ!」
ミザリが女の背中を踏みつけた。
まさか、ミザリが?
「足を通じて治癒魔術をしてるんだ」
「そうなのか」
にしても、随分と乱暴な治療だな。
「あれじゃ苦しみが長引くだけだぜ、早く楽になりたいだろうに」
「...アイラ」
みんな容赦が無い。
これは少しやり過ぎではないのか?
「もう止めろ!」
「ガシー様....」
俺が叫ぶとカリーナは無言で剣を収め、レアは静かにうつ向いた。
「ミザリ、治癒魔術を」
「それは...」
なぜ躊躇うんだ?
「ミザリ、ガシー様の命令よ」
「畏まりました」
カリーナの言葉にミザリは治癒魔術を女に掛けた。
「ふざけるな!」
怪我が消えた女が叫ぶ。
憎々しい、憎悪の表情を浮かべている。
「そいつはガシー様を斬りつけた女です」
「コイツか...」
あの時はレアに変装していたから、よく分からなかったが。
「早く殺せ...さもなくば、次は間違いなく貴様を殺す。
この弱虫、一人では何も出来ぬ男めが...」
「コイツめ」
「待てアイラ」
拳を固めるアイラを制する。
どうも様子が変だ、鑑定をしてみよう。
[名前 ミハイラ 24歳]
[職業 暗殺者 Lv.25]
[感情 ガシーへの殺意(100/100)]
[弱点 現在無し、無敵の人(暗示中)]
「...なるほど」
ここまで激しい敵意を向けられたのは久し振りだ。
俺をよく理解しているのかもしれない。
「おいミハイラ」
「チッ!」
名前を呼んでみるが、敵意は消えない。
つまり鑑定しても、俺を勇敢な男と認めないって事か。
「...マニラは男その物を嫌悪しているです、世の男全てを廃し女だけが統べる世界、それがマニラの考える理想...です」
「たがらコイツ等はガシー様を」
「やはり殺すしかありません」
「待て」
レアの言葉に納得する訳にいかない。
「ミハイラ、お前の言う通りだ、俺は弱い」
「ガシー様....」
「それ見ろ!」
「だがな、俺は卑怯者じゃない」
「ペ!!」
ミハイラが痰を俺に吐き掛ける。
血だらけの痰、口や喉をズタズタにやられてるな。
「だから、お前は俺より弱い」
「な....ハアァアン」
ありったけの力を込めガスをミハイラに吹き掛ける。
「分かって欲しかったよ、ミハイラ」
分かり合えない人間も居る。
だが力の無い俺ではどうしようもない事、己れが無力さを嘆きつつ噴射を続けた。
「ヤ...ヤメツア...」
「ガシーシャマアア....」
「モウダメ...デスウァァ...」
気づけばカリーナ達まで倒れてしまっていた。
後で叱られはしなかったが、悪い事をしてしまった。
「ガシー様、ミハイラがマニラの潜伏先を吐きました」
「はい?」
翌日、予想もしていない報告を受けるのだった。
「もうすっかり大丈夫だ」
ミザリの治療で、俺は命を助けて貰った。
本当に情けない。
レアを助け出すどころか、またしてもみんなに迷惑を掛けてしまったのだ。
「それじゃ朝飯を....さあ朝ごはんをどうぞ」
「ありがとう」
アイラが朝食を手に微笑む。
料理が得意なアイラは宿屋の調理場を借りて毎回の食事を作ってくれる。
「どうかな?」
「美味しいよ、本当にアイラは料理が上手いな」
「あ....ありがとう...ですわ」
ちゃんと礼を言わないと作ってくれたアイラに失礼だ、実際に旨いし。
「そういえばカリーナは?」
いつもアイラと一緒のカリーナが居ない。
「あ、ああカリーナはレアと...」
「レアと?」
「いや何でもない...ですわ」
しまったといった顔をするアイラだが、何でもない筈が無いだろう。
レアとカリーナが何をしているんだろう?
「教えてくれ」
「...分かった。
カリーナはレアがどれだけ回復したか確かめる為にギルドの鍛練所にいるぜ...居ますわ」
「鍛練所?」
懐かしいな、俺も以前バンクの鍛練所でみんなに鍛えて貰った事があったっけ。
まあ、ボコボコにされてしまっただけだったが。
弱いから仕方なかった、いや俺は今も弱いままだ。
「アイラ、連れて行ってくれ」
「え?」
「レアとカリーナの訓練を見たいんだ」
どれだけみんなが強いか見ておきたい、レアの状態も知りたいし。
「分かったよ、でも先に食事を済ませてからにしてくれ...して欲しいわ」
「ありがとう」
アイラはタメ息を吐いて苦笑いを浮かべた。
なんだか悪い事をしたかな。
「ここか」
「さあ入ろうぜ...りましょ、でも覚悟していてね」
「覚悟?」
「見たら分かる、この世界の理が」
ギルドの前でアイラが呟いた。
とにかくギルドの中に入ろう。
目立たない様にフードを頭から被っている、この世界には大柄な女性が多いので大丈夫だ。
「うぎゃああ!」
「な...なんだ?」
建物に足を踏み入れるや、響き渡る女の悲鳴。
誰の声だ?聞き覚えは無いが...
「レアが尋問してるんだ」
「尋問?」
「そうだ...ですよ」
レアが尋問とは一体どういう事だ?
アイラはそれ以上を話さない、俺は後に続いた。
「こ...これは」
ギルドの奥に設置された鍛練所、その室内ではレアが数人の女を相手に戦っていた。
床には既に何人か倒れている、皆酷い怪我をしていた。
「もう終わりですか?」
「ち...畜生」
「調子に乗りやがって...」
レアは静かに呟く。
相手の女達は衣服が焼け焦げ、全身から血を噴き出しているが、レアは無傷。
「衰弱しているレアを随分かわいがってくれたんでしょ?
ほら、もう一回やってごらんなさい」
「...カリーナ」
レアの後ろには剣を抜いたカリーナが控えている。
遠目にも分かる二人の殺気、凄まじい程の気迫に俺は圧倒される。
その後ろにミザリまでが立っていた。
「奴等はレアを拷問した連中だ」
「アイツらが...」
アイラが吐き捨てる。
助け出した時、全身に酷い怪我をしていたレア。
マニラとその手下が激しい拷問を加えたとは聞いていたが。
「ほら、掛かって来るです。
私を倒したら貴女達は自由ですよ?」
「うるせえ!」
「糞が!!」
レアの挑発に女達が左に駆ける、見えない左目の死角に入ろうというのか?
「危な...」
「静かに!」
叫ぼうとする俺の口をアイラが右手で塞いだ。
「レアなら大丈夫、叫ばれたら気を取られてしまいます」
アイラは自信ありげだが、本当に大丈夫だろうか?
「フッ!」
女の剣を紙一重で躱すレア、見えてない方向からなのに。
「貰った!」
もう一人の女がレアの背後から蹴りを...
「火玉」
「ガアアアァ!!」
振り返りざまレアが魔法を女にぶつける。
凄まじい威力に思わず目を瞑ってしまう、なんという熱波なのか。
「ミザリ」
「畏まりました」
黒焦げの女にミザリが近づいて行く。
治癒魔術をするのだろう。
「マニラはどこに逃げたの?」
「え?」
なぜだ?
早く助けないと女が死んでしまうのに。
「答えなさい」
「アアアァ!」
ミザリが女の背中を踏みつけた。
まさか、ミザリが?
「足を通じて治癒魔術をしてるんだ」
「そうなのか」
にしても、随分と乱暴な治療だな。
「あれじゃ苦しみが長引くだけだぜ、早く楽になりたいだろうに」
「...アイラ」
みんな容赦が無い。
これは少しやり過ぎではないのか?
「もう止めろ!」
「ガシー様....」
俺が叫ぶとカリーナは無言で剣を収め、レアは静かにうつ向いた。
「ミザリ、治癒魔術を」
「それは...」
なぜ躊躇うんだ?
「ミザリ、ガシー様の命令よ」
「畏まりました」
カリーナの言葉にミザリは治癒魔術を女に掛けた。
「ふざけるな!」
怪我が消えた女が叫ぶ。
憎々しい、憎悪の表情を浮かべている。
「そいつはガシー様を斬りつけた女です」
「コイツか...」
あの時はレアに変装していたから、よく分からなかったが。
「早く殺せ...さもなくば、次は間違いなく貴様を殺す。
この弱虫、一人では何も出来ぬ男めが...」
「コイツめ」
「待てアイラ」
拳を固めるアイラを制する。
どうも様子が変だ、鑑定をしてみよう。
[名前 ミハイラ 24歳]
[職業 暗殺者 Lv.25]
[感情 ガシーへの殺意(100/100)]
[弱点 現在無し、無敵の人(暗示中)]
「...なるほど」
ここまで激しい敵意を向けられたのは久し振りだ。
俺をよく理解しているのかもしれない。
「おいミハイラ」
「チッ!」
名前を呼んでみるが、敵意は消えない。
つまり鑑定しても、俺を勇敢な男と認めないって事か。
「...マニラは男その物を嫌悪しているです、世の男全てを廃し女だけが統べる世界、それがマニラの考える理想...です」
「たがらコイツ等はガシー様を」
「やはり殺すしかありません」
「待て」
レアの言葉に納得する訳にいかない。
「ミハイラ、お前の言う通りだ、俺は弱い」
「ガシー様....」
「それ見ろ!」
「だがな、俺は卑怯者じゃない」
「ペ!!」
ミハイラが痰を俺に吐き掛ける。
血だらけの痰、口や喉をズタズタにやられてるな。
「だから、お前は俺より弱い」
「な....ハアァアン」
ありったけの力を込めガスをミハイラに吹き掛ける。
「分かって欲しかったよ、ミハイラ」
分かり合えない人間も居る。
だが力の無い俺ではどうしようもない事、己れが無力さを嘆きつつ噴射を続けた。
「ヤ...ヤメツア...」
「ガシーシャマアア....」
「モウダメ...デスウァァ...」
気づけばカリーナ達まで倒れてしまっていた。
後で叱られはしなかったが、悪い事をしてしまった。
「ガシー様、ミハイラがマニラの潜伏先を吐きました」
「はい?」
翌日、予想もしていない報告を受けるのだった。
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ふ~ぅたまんねぇ〜です
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