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第15章 地球艦隊集結。
第2話 それは、オディア。
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■ 暗闇の中から、地球に向かう(JDSF・Spaciy・Fleet宙域自衛隊艦隊)マークの入った大型の武装オービター(スペースシャトル)が現れた。
「ピー。こちらJDSFスペイシー、オービターOSS1018、私は機長の日本国航空宙空自衛隊・1等宙佐、機長の杉山です。ロンドン宙空管制局へ連絡。政治特権で通過する。カピー?」
杉山機長が非常回線で呼びかける。
( ピー。カピーザッ。こちらシーラス・LRSF・ロンドン宙空管制局、やっと連絡できたなOSS1018。すでにシーラス、南大佐からの連絡で承諾している。EI(大気圏再突入)まで4分、カウントダウンの同期始めよ。ユーカピー? )
「ピー。アイカピーザッ。軌道確認クリアー。協力感謝する。カピー。」
( ピー。EI突入後、大気圏内で、丘珠札幌宙空ステーションまではシーラス・RAF(皇族空軍)のスピアーズ4機が護衛する。これは国王陛下からの直接の御指示だ。スピアーズ自機の認識コード送る。ユーカピー。)
「ピー。アイカピーザッ。認識コード受信。大気圏内、高度2万でスピアーズ信号4点確認した。カピー?」
( ピー。OSS1018、良い午後を。オーバー。 )
「ピー。ラジャー、ありがとう。国王陛下のご厚情に感謝する。大英帝国と国王陛下にご繁栄を。」
月の軌道で保護した女性ビジターを乗せた武装オービター。
細かくスラスターを吹かして180°回転した。
機首を地球側に下げて機腹を宇宙に向けるのだ。
( プシュ。プシュー。プシュプシュ。 )
そしてEI(大気圏突入)を開始した。
( シュゴゴゴーッ!)
地球に向かって逆さまになって矢のように地球へ降下を始める杉山たちのOSS1018。
次第に摩擦熱でオービターの機底部から、突入炎の炎が出始めた。
( シューシュピーン、ボボボボーッ! )
長い炎の尾を引きながら一直線に降下するOSS1018。
オービターの室内が真っ白いに燃える炎で照らされた。
月面の警備用WALKER(パワード・スーツ)2体と、慣性接近戦用WALKERの2体が、オディアが乗った小型救助カプセル艇を警護していた。
救助カプセル艇の中では20歳代のクレオパトラ風黒髪セミロングで鼻の高い、端正な美人が腕や足を組んで窓の外を眺めている。
( シュキィーン、ボボボボー! )
大型武装オービターが、長い炎の尾を引きながら地球を落下して行く。
「ピー。こちらJDSFスペイシー、オービターOSS1018、私は機長の日本国航空宙空自衛隊・1等宙佐、機長の杉山です。ロンドン宙空管制局へ連絡。政治特権で通過する。カピー?」
杉山機長が非常回線で呼びかける。
( ピー。カピーザッ。こちらシーラス・LRSF・ロンドン宙空管制局、やっと連絡できたなOSS1018。すでにシーラス、南大佐からの連絡で承諾している。EI(大気圏再突入)まで4分、カウントダウンの同期始めよ。ユーカピー? )
「ピー。アイカピーザッ。軌道確認クリアー。協力感謝する。カピー。」
( ピー。EI突入後、大気圏内で、丘珠札幌宙空ステーションまではシーラス・RAF(皇族空軍)のスピアーズ4機が護衛する。これは国王陛下からの直接の御指示だ。スピアーズ自機の認識コード送る。ユーカピー。)
「ピー。アイカピーザッ。認識コード受信。大気圏内、高度2万でスピアーズ信号4点確認した。カピー?」
( ピー。OSS1018、良い午後を。オーバー。 )
「ピー。ラジャー、ありがとう。国王陛下のご厚情に感謝する。大英帝国と国王陛下にご繁栄を。」
月の軌道で保護した女性ビジターを乗せた武装オービター。
細かくスラスターを吹かして180°回転した。
機首を地球側に下げて機腹を宇宙に向けるのだ。
( プシュ。プシュー。プシュプシュ。 )
そしてEI(大気圏突入)を開始した。
( シュゴゴゴーッ!)
地球に向かって逆さまになって矢のように地球へ降下を始める杉山たちのOSS1018。
次第に摩擦熱でオービターの機底部から、突入炎の炎が出始めた。
( シューシュピーン、ボボボボーッ! )
長い炎の尾を引きながら一直線に降下するOSS1018。
オービターの室内が真っ白いに燃える炎で照らされた。
月面の警備用WALKER(パワード・スーツ)2体と、慣性接近戦用WALKERの2体が、オディアが乗った小型救助カプセル艇を警護していた。
救助カプセル艇の中では20歳代のクレオパトラ風黒髪セミロングで鼻の高い、端正な美人が腕や足を組んで窓の外を眺めている。
( シュキィーン、ボボボボー! )
大型武装オービターが、長い炎の尾を引きながら地球を落下して行く。
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