2 / 47
( 序 ) 御宙神意(そらかみ)の隨に。
謎の天体出現。ワシントンD.C.
しおりを挟む
■ アメリカ合衆国 ワシントンDC。
NASA本部「メアリー・W・ジャクソン」地下4階。
ここは、太陽系の各惑星間の宙域を監視するエリアだった。
宇宙空間成分の様々な変化や、分析をしていたのだ。
半球面の横長の巨大モニターに表示される太陽系の惑星の周回状況と、予想される天体イベントの進行状況が次々に表示されていた。
オペレーションエリアの最後尾に座る、太めの白人男性。
スタッフやオペレーション・クルーたちの制服のそれとは違い、粋で仕立ての良い背広を着流しした金髪の男性が、木目調のファイルケースに挟んだ書類と比べながら自分の3台のモニターを見ていた。
彼の胸に垂れ下がったIDには、「アーネスト・フランクリンPh.D(博士)」と書いてある。
書類をめくりながら確認すると、真ん中のモニター画面に点滅する数列の一部に気が付いた。
「あん?なんだ。」
その点滅にカーソルを合わせて、分析コマンドを入力した。
次々に右のモニターの下から上に抜ける数例。
各プリズム解析の結果が流れる。
さらにコマンドを入力して、その場所の特定を始めた。
「火星と木星軌道の間の宙域かぁ。……メインベルトって。またセレスが水蒸気を放出したのか?」
その時、真ん中のモニターの点滅する数列がどんどん広がって行った。
「なんだ、なんだ。」
えっ?に、正面の横長モニターに表示される各惑星ポジション。
数列の点滅した宙域を確認すると、メインベルトの準惑星のセレスの近くだった。
火星のポジションをみると火星監視軌道衛星のエミリーⅡと、木星衛星軌道上の国連平和維持宇宙軍の有人補給衛星「PKSF・ジュピターDS」が使えそうだった。
「ちょっと、おふた方を拝借します。ふふふ。」
勝手にふたつの衛星をオンラインにする博士。
同時に、2つの観測衛星から宙域成分の観測結果が続々と入って来た。
「ちょっと待て。ちょっと、これは、ちょっと待て。」
本人が予想もしない範囲で、物体が観測されたのだ。あわてて観測範囲を広げる博士。
「えっ?えっ?4800キロの直径って。水星か。んなバカな。」
博士の後ろに、いつの間にか腕を組みながら品のないシャツを着た痩せた男が立っていた。
博士の肩を叩いた。
( トントン。 )
「なんだよ。」
肩を叩いた手をパッと手でよける博士。再び肩を叩かれる。
( トントン。 )
イライラしながら怒る博士。
「だから、なんだよ。俺は忙しいんだ。俺の仕事だ。」
後ろの男は、博士の腕を持って無理矢理、博士を振り向かせた。
「フランクリン博士!いま国連の宙軍から苦情がNASAに来た。誰かが無断にハックして磁気レーダー勝手使ってないかって。君なのか?」
下唇を出して、への字で両手を広げてごまかしてモニターに向かう博士。
再びデータの変化に気が付く。
「ワーオ。ワーォ……。なんてこった。今度はヘリウムを噴射。どうしてヘリウムを感知って。後は……アンノウンのガスって。ガスじゃない、空間?暗黒物質か?」
焦ってコマンドを打ち込んで確認すると、こんどは数百メートルの物体を無数に感知した。右画面には磁気波の解析データが上がって来た。
「何何何っ?ジュピターDS……よし、来た、来た、来た。オッオゥ……。」
後ろに立っている痩せた男が、我慢が出来なくなり博士の腕を再びつかんだ。
「やっぱり貴様がジュピターDSを動かしていたんだな。貴様、PKSFには敵国(中華帝国)がまだ理事国で居直っていて、情報が筒抜けって知らんのか!DSには敵の職員も在住しているんだぞ!」
博士は、うるさい男へ、ついに怒りが爆発した。立ち上がって、痩せた男の胸を押して床に倒した。
「やかましい!俺の仕事をさせろ!」
( ドスン。 )
尻もちを着く男。
「フン。勝手にしやがれ。F●CK!このハエ野郎っ!」
床に尻もちつく痩せた男へ、中指を立てる博士だった。
直ぐに席について分析を続けた。
「チタン様成分の物体。約800メートルの長方形の物質とか1200メートルの長方形の物体……。わわわ!小惑星帯なみに出現してるだとぉ!」
床から立ち上がりながら、ハエ男がインカムでヒソヒソと話始めた。と、その時。
エリア全体の照明が落ちて、赤色灯が回り始めたのだ。
警報と共にAIの音声アナウンスが大音響で鳴り響く。
口をポカーンと開けて、周りを見るハエ男。
( ウィーン!ウィーン!こちら早期警戒システムのティアマト。第1級非常警戒態勢を宣言します。メインベルト軌道上に巨大な正体不明の物体と、大規模の艦隊を確認。ウィーン!ウィーン!こちちら早期警戒システムのティアマト。第1級非常警戒態勢を宣言します……。)
ハエ男が、今度はもっと強引に、博士の肩と腕を持って立ち上がらせた。博士の胸倉を掴んだ。
( フランクリンッ!お前っ!何をしたんだ! )
激昂する男に今度は、博士が胸倉をつかんだ。後ろから武装した警備兵が走ってくる。そんな事に、お構いなしにモニターを指差して説明する博士。
「お前、見て判らないか!火星と木星の間のメインベルトで、水星並みの物体がジャンプして来たんだ。お前バカか!俺たち、ここの区画の仕事が来たんだ。俺たちの仕事が来たんだ。お前、ここのエリア長だろう!その物体が、通常軌道運動を外れて、物凄い勢いで移動始めたんだ。どこに移動するか追跡とトレースするのも義務だろうが!」
博士の後ろから、警備兵が両肩と腕をブロックしてハエ男と、博士を無理やり引き離した。
「おいおい。待て、ちょっと待て。離してくれ。俺は何もしてない。」
冷静な警備兵が、博士に答えた。
「博士、無断で国連のジュピターDSをハックしましたね。連行します。」
( 違う!違うちょっと待て、俺の説明を聞いてくれ。 )
シャツや髪を直して、警備兵に指示をする男。
「ふぅ。それでは、博士を連行してくれ。」
( ハッ! )
両脇を抱えられて、2人の警備兵に引きずられる博士だった。わめきながらバタバタと抵抗する博士。
( 待ってくれ!メインベルトの軌道を外れて移動なんて、明らかに知的生命体の仕業じゃないか。頼むこのまま仕事させてくれ!頼むー!)
腕を腰に当てて博士を見る痩せたハエ男は監視エリア長のロバート・モーリスだった。
連行されるフランクリン博士を確認してから、何事も無く席に着いた。
3つの監視モニターデータの確認を始める。
何か、笑いがこみあげて来たのか、笑いをおさえながらインカムで報告を始めたのだった。
メインベルトに突然現れた、惑星規模の巨大な人工物体。
それが、少しの沈黙の後、動き始めた。
それも太陽光の反対側にガスを放出しながら移動を始めたのだ。
ガスの中には2万個の物体を潜ませていた。
遠目で見ると、太陽光の反対側に放出するガスがきらめいて宙域に広がっていた。まるで、尾を引く彗星のように見えているのだ。
この人工物体は、ある惑星をめがけて移動を始めたのだ。
……ある惑星とは、我らが地球だった。
--------------------------------------------
(๑˃̵ᴗ˂̵)
チェシチ~!(ポーランド語のこんにちわ。)
お華ちゃんだよ♪うふふっ。みんな、元気?
地球に近づいて行く人工の惑星だなんて、気になるぅ~。連行された博士はどうなっちゃうんだろう~。なんか可哀そうよねぇ。
夜の空見て、こんなのが浮かんでたら絶対、みんなもビックリするよねぇ。
それでは次回、第1章 第1発見者。っていうの、よろぴく♪
あっ、お知らせ。これからお華ちゃんはたびたび、みんなを案内するけどぉ、文中で面倒ちぃ説明があったら「お華の解説」とか「お華の補足」を入れて、文章の流れを変えないように、あとで説明するわねっ。よろしくねっ♪
簡単な一言や、「いいね」押してくれたらお華もうれしいわぁ~♪あおっちも励みになるしぃ。うふふっ。
それじゃあ、みんな~!宇宙のご意志とともにありますように。 (With the will of the universe)ね!うふふっ♪
次も、絶対読んでねっ!Pa, pa!(バイバイ!)
NASA本部「メアリー・W・ジャクソン」地下4階。
ここは、太陽系の各惑星間の宙域を監視するエリアだった。
宇宙空間成分の様々な変化や、分析をしていたのだ。
半球面の横長の巨大モニターに表示される太陽系の惑星の周回状況と、予想される天体イベントの進行状況が次々に表示されていた。
オペレーションエリアの最後尾に座る、太めの白人男性。
スタッフやオペレーション・クルーたちの制服のそれとは違い、粋で仕立ての良い背広を着流しした金髪の男性が、木目調のファイルケースに挟んだ書類と比べながら自分の3台のモニターを見ていた。
彼の胸に垂れ下がったIDには、「アーネスト・フランクリンPh.D(博士)」と書いてある。
書類をめくりながら確認すると、真ん中のモニター画面に点滅する数列の一部に気が付いた。
「あん?なんだ。」
その点滅にカーソルを合わせて、分析コマンドを入力した。
次々に右のモニターの下から上に抜ける数例。
各プリズム解析の結果が流れる。
さらにコマンドを入力して、その場所の特定を始めた。
「火星と木星軌道の間の宙域かぁ。……メインベルトって。またセレスが水蒸気を放出したのか?」
その時、真ん中のモニターの点滅する数列がどんどん広がって行った。
「なんだ、なんだ。」
えっ?に、正面の横長モニターに表示される各惑星ポジション。
数列の点滅した宙域を確認すると、メインベルトの準惑星のセレスの近くだった。
火星のポジションをみると火星監視軌道衛星のエミリーⅡと、木星衛星軌道上の国連平和維持宇宙軍の有人補給衛星「PKSF・ジュピターDS」が使えそうだった。
「ちょっと、おふた方を拝借します。ふふふ。」
勝手にふたつの衛星をオンラインにする博士。
同時に、2つの観測衛星から宙域成分の観測結果が続々と入って来た。
「ちょっと待て。ちょっと、これは、ちょっと待て。」
本人が予想もしない範囲で、物体が観測されたのだ。あわてて観測範囲を広げる博士。
「えっ?えっ?4800キロの直径って。水星か。んなバカな。」
博士の後ろに、いつの間にか腕を組みながら品のないシャツを着た痩せた男が立っていた。
博士の肩を叩いた。
( トントン。 )
「なんだよ。」
肩を叩いた手をパッと手でよける博士。再び肩を叩かれる。
( トントン。 )
イライラしながら怒る博士。
「だから、なんだよ。俺は忙しいんだ。俺の仕事だ。」
後ろの男は、博士の腕を持って無理矢理、博士を振り向かせた。
「フランクリン博士!いま国連の宙軍から苦情がNASAに来た。誰かが無断にハックして磁気レーダー勝手使ってないかって。君なのか?」
下唇を出して、への字で両手を広げてごまかしてモニターに向かう博士。
再びデータの変化に気が付く。
「ワーオ。ワーォ……。なんてこった。今度はヘリウムを噴射。どうしてヘリウムを感知って。後は……アンノウンのガスって。ガスじゃない、空間?暗黒物質か?」
焦ってコマンドを打ち込んで確認すると、こんどは数百メートルの物体を無数に感知した。右画面には磁気波の解析データが上がって来た。
「何何何っ?ジュピターDS……よし、来た、来た、来た。オッオゥ……。」
後ろに立っている痩せた男が、我慢が出来なくなり博士の腕を再びつかんだ。
「やっぱり貴様がジュピターDSを動かしていたんだな。貴様、PKSFには敵国(中華帝国)がまだ理事国で居直っていて、情報が筒抜けって知らんのか!DSには敵の職員も在住しているんだぞ!」
博士は、うるさい男へ、ついに怒りが爆発した。立ち上がって、痩せた男の胸を押して床に倒した。
「やかましい!俺の仕事をさせろ!」
( ドスン。 )
尻もちを着く男。
「フン。勝手にしやがれ。F●CK!このハエ野郎っ!」
床に尻もちつく痩せた男へ、中指を立てる博士だった。
直ぐに席について分析を続けた。
「チタン様成分の物体。約800メートルの長方形の物質とか1200メートルの長方形の物体……。わわわ!小惑星帯なみに出現してるだとぉ!」
床から立ち上がりながら、ハエ男がインカムでヒソヒソと話始めた。と、その時。
エリア全体の照明が落ちて、赤色灯が回り始めたのだ。
警報と共にAIの音声アナウンスが大音響で鳴り響く。
口をポカーンと開けて、周りを見るハエ男。
( ウィーン!ウィーン!こちら早期警戒システムのティアマト。第1級非常警戒態勢を宣言します。メインベルト軌道上に巨大な正体不明の物体と、大規模の艦隊を確認。ウィーン!ウィーン!こちちら早期警戒システムのティアマト。第1級非常警戒態勢を宣言します……。)
ハエ男が、今度はもっと強引に、博士の肩と腕を持って立ち上がらせた。博士の胸倉を掴んだ。
( フランクリンッ!お前っ!何をしたんだ! )
激昂する男に今度は、博士が胸倉をつかんだ。後ろから武装した警備兵が走ってくる。そんな事に、お構いなしにモニターを指差して説明する博士。
「お前、見て判らないか!火星と木星の間のメインベルトで、水星並みの物体がジャンプして来たんだ。お前バカか!俺たち、ここの区画の仕事が来たんだ。俺たちの仕事が来たんだ。お前、ここのエリア長だろう!その物体が、通常軌道運動を外れて、物凄い勢いで移動始めたんだ。どこに移動するか追跡とトレースするのも義務だろうが!」
博士の後ろから、警備兵が両肩と腕をブロックしてハエ男と、博士を無理やり引き離した。
「おいおい。待て、ちょっと待て。離してくれ。俺は何もしてない。」
冷静な警備兵が、博士に答えた。
「博士、無断で国連のジュピターDSをハックしましたね。連行します。」
( 違う!違うちょっと待て、俺の説明を聞いてくれ。 )
シャツや髪を直して、警備兵に指示をする男。
「ふぅ。それでは、博士を連行してくれ。」
( ハッ! )
両脇を抱えられて、2人の警備兵に引きずられる博士だった。わめきながらバタバタと抵抗する博士。
( 待ってくれ!メインベルトの軌道を外れて移動なんて、明らかに知的生命体の仕業じゃないか。頼むこのまま仕事させてくれ!頼むー!)
腕を腰に当てて博士を見る痩せたハエ男は監視エリア長のロバート・モーリスだった。
連行されるフランクリン博士を確認してから、何事も無く席に着いた。
3つの監視モニターデータの確認を始める。
何か、笑いがこみあげて来たのか、笑いをおさえながらインカムで報告を始めたのだった。
メインベルトに突然現れた、惑星規模の巨大な人工物体。
それが、少しの沈黙の後、動き始めた。
それも太陽光の反対側にガスを放出しながら移動を始めたのだ。
ガスの中には2万個の物体を潜ませていた。
遠目で見ると、太陽光の反対側に放出するガスがきらめいて宙域に広がっていた。まるで、尾を引く彗星のように見えているのだ。
この人工物体は、ある惑星をめがけて移動を始めたのだ。
……ある惑星とは、我らが地球だった。
--------------------------------------------
(๑˃̵ᴗ˂̵)
チェシチ~!(ポーランド語のこんにちわ。)
お華ちゃんだよ♪うふふっ。みんな、元気?
地球に近づいて行く人工の惑星だなんて、気になるぅ~。連行された博士はどうなっちゃうんだろう~。なんか可哀そうよねぇ。
夜の空見て、こんなのが浮かんでたら絶対、みんなもビックリするよねぇ。
それでは次回、第1章 第1発見者。っていうの、よろぴく♪
あっ、お知らせ。これからお華ちゃんはたびたび、みんなを案内するけどぉ、文中で面倒ちぃ説明があったら「お華の解説」とか「お華の補足」を入れて、文章の流れを変えないように、あとで説明するわねっ。よろしくねっ♪
簡単な一言や、「いいね」押してくれたらお華もうれしいわぁ~♪あおっちも励みになるしぃ。うふふっ。
それじゃあ、みんな~!宇宙のご意志とともにありますように。 (With the will of the universe)ね!うふふっ♪
次も、絶対読んでねっ!Pa, pa!(バイバイ!)
8
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
「メジャー・インフラトン」序章2/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節FIRE!FIRE!FIRE! No1. )
あおっち
SF
敵の帝国、AXISがいよいよ日本へ攻めて来たのだ。その島嶼攻撃、すなわち敵の第1次目標は対馬だった。
この序章2/7は主人公、椎葉きよしの少年時代の物語です。女子高校の修学旅行中にAXIS兵士に襲われる女子高生達。かろうじて逃げ出した少女が1人。そこで出会った少年、椎葉きよしと布村愛子、そして少女達との出会い。
パンダ隊長と少女達に名付けられたきよしの活躍はいかに!少女達の運命は!
ジャンプ血清保持者(ゼロ・スターター)椎葉きよしを助ける人々。そして、初めての恋人ジェシカ。札幌、定山渓温泉に集まった対馬島嶼防衛戦で関係を持った家族との絆のストーリー。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)
あおっち
SF
港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。その第1次上陸先が苫小牧市だった。
これは、現実なのだ!
その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。
それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。
同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。
台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。
新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。
目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。
昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。
そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。
SF大河小説の前章譚、第4部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる