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( 序 ) 御宙神意(そらかみ)の隨に。
アステロイドベルト
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2018年3月、日波(ポーランド)友好100周年記念作品。
(๑˃̵ᴗ˂̵)
みなさま、はじめまして~♪私、ハイブリットAIのお華ちゃんよ。生きてたときはノーラって呼ばれてたの。これからみんなを、時折案内すわよ。よろしく!うふふっ♪
このお話はアナタの住んでる、天の川銀河の物語なのよ♪初めてストーリー(序)は、地球に近づいてくる謎の彗星。 ((((;゚Д゚)))) めっちゃ怖っ!
なぞの彗星って、ぷぷっ。なにぃそれーって、SF映画のあるある~。みたいな?
♪さぁ、それではメジャー・インフラトンの記念すべきお話のスタートよ~。
------------------------------------------
■ 西暦2062年 6月上旬未明。
アメリカ合衆国バージニア州、アメリカ国防総省本庁舎「ペンタゴン」
5角形の本庁舎ビルの地下1キロ下に、信じられない広大な緑の地下空間があった。
地下にも関わらず、その中心地には数本の未来的な高層ビル群が立ち並んでいる。
高層ビルのガラスで出来た壁面は、地下空間なのに陽の光に輝いているのだ。
更にビル群の中へ入ると、ひときわ未来的な5角形の角のあるドーム型の建物あった。
「オリジナル・ペンタゴン」
と、ドームには大きく書かれている。
その大文字の下には、
「AN-T GATE:Arth System and Nejjia Stellarion Treaty/ Galactic Alliance for Treaty Enforcement SINCE OCTOBER 1, 1945」
( AN-T GATE : 地球星系・ネイジェア星域協約/銀河条約執行機構 1945年 10月1日締結 )
と、書かれていた。
その文字の周りには、2062年時点での、シラス加盟国軍と同盟国の国旗が縁取られていた。
ドームの周辺では、大砲を持ち建物の4階位の高さの大きなロボットや、機関銃のような見たこともない銃を持った、人より少し大きいヒューマンサイズのロボットが警備している。
それと、未来から来たかのような装備の兵士が警備していた。
人なのか、ロボットなのか。
それともアンドロイドなのか。背中にはOP・POLICEと書いてある。
とにかく地球上では見たことが無い機械、乗り物、兵士だらけだった。
そんな警備体制を見ると、よほど重要な人たちが集まっているのかもしれない。
その建物の中の巨大な会場。
予想通り、世界各国の要人が集まっていた。
要人たちは今か、今かと、何かに興奮してスクリーンを見ていた。
正面の巨大スクリーンには、なにやら宇宙空間の映像が映し出されている。
映像の右下には、「ケレス(ceres)」と書かれた、地球の月のようなクレーターと岩で出来た衛星が小さく映っていた。
実は衛星ではない。
これは火星と木星の間の小惑星帯、メインベルトに位置している準惑星だった。
この宇宙の地域(以後、宙域と書く)は、アステロイドベルトと言ったほうが、わかりやすいかもしれない。
その小惑星帯と準惑星「ケレス」、そして輝く星たちの宙域のライブ映像だったのだ。
息を飲んで宙域のライブ映像を見守る世界中の要人たち。
それぞれの興奮が最高潮に達している。
マスメディアや、ネットで良く見る顔もあった。
そして突然、
(( オォォーッ! ))
(( ピーピーッ! ))
(( オォォーッ! ))
いきなり、会場が沸いたのだ。
その巨大なスクリーンの中心へ、斜めになった鏡のような空間が現れたのだ。
目の錯覚のような不思議な、もうひとつの宇宙空間を映す鏡のような映像だった。
出現したと思ったら、今度は同時に、中心から細かい6角形や5角形に覆われた準惑星の「ケレス」の何倍にもなる巨大な球体が出現した。
大きさは、惑星サイズなのかもしれない。
それも瞬間移動のように現れたのだ。
会場の要人たち全員がスタンディングオベーションをした。
更に興奮と、驚きに沸くドーム会場。
(( オォォーッ! ))
(( オーマガァーッ! ))
(( パチパチパチパチ! ))
(( おめでとう!素晴らしい! ))
(( パチパチパチパチ! ))
拍手と、歓声が鳴り響くドーム会場。
その要人たちは、スクリーンの前に歩いて来る人影に気が付くと、拍手をしながら座り始めた。
巨大なスクリーン前の壇上。
5歳位の幼女と手をつないで歩いてくる軍服を着たアジア人の男性と、見たこともない白の軍服を着た金髪の男性2人が歩いて来た。
4人が段上に立って挨拶を始めた。
(๑˃̵ᴗ˂̵)
みなさま、はじめまして~♪私、ハイブリットAIのお華ちゃんよ。生きてたときはノーラって呼ばれてたの。これからみんなを、時折案内すわよ。よろしく!うふふっ♪
このお話はアナタの住んでる、天の川銀河の物語なのよ♪初めてストーリー(序)は、地球に近づいてくる謎の彗星。 ((((;゚Д゚)))) めっちゃ怖っ!
なぞの彗星って、ぷぷっ。なにぃそれーって、SF映画のあるある~。みたいな?
♪さぁ、それではメジャー・インフラトンの記念すべきお話のスタートよ~。
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■ 西暦2062年 6月上旬未明。
アメリカ合衆国バージニア州、アメリカ国防総省本庁舎「ペンタゴン」
5角形の本庁舎ビルの地下1キロ下に、信じられない広大な緑の地下空間があった。
地下にも関わらず、その中心地には数本の未来的な高層ビル群が立ち並んでいる。
高層ビルのガラスで出来た壁面は、地下空間なのに陽の光に輝いているのだ。
更にビル群の中へ入ると、ひときわ未来的な5角形の角のあるドーム型の建物あった。
「オリジナル・ペンタゴン」
と、ドームには大きく書かれている。
その大文字の下には、
「AN-T GATE:Arth System and Nejjia Stellarion Treaty/ Galactic Alliance for Treaty Enforcement SINCE OCTOBER 1, 1945」
( AN-T GATE : 地球星系・ネイジェア星域協約/銀河条約執行機構 1945年 10月1日締結 )
と、書かれていた。
その文字の周りには、2062年時点での、シラス加盟国軍と同盟国の国旗が縁取られていた。
ドームの周辺では、大砲を持ち建物の4階位の高さの大きなロボットや、機関銃のような見たこともない銃を持った、人より少し大きいヒューマンサイズのロボットが警備している。
それと、未来から来たかのような装備の兵士が警備していた。
人なのか、ロボットなのか。
それともアンドロイドなのか。背中にはOP・POLICEと書いてある。
とにかく地球上では見たことが無い機械、乗り物、兵士だらけだった。
そんな警備体制を見ると、よほど重要な人たちが集まっているのかもしれない。
その建物の中の巨大な会場。
予想通り、世界各国の要人が集まっていた。
要人たちは今か、今かと、何かに興奮してスクリーンを見ていた。
正面の巨大スクリーンには、なにやら宇宙空間の映像が映し出されている。
映像の右下には、「ケレス(ceres)」と書かれた、地球の月のようなクレーターと岩で出来た衛星が小さく映っていた。
実は衛星ではない。
これは火星と木星の間の小惑星帯、メインベルトに位置している準惑星だった。
この宇宙の地域(以後、宙域と書く)は、アステロイドベルトと言ったほうが、わかりやすいかもしれない。
その小惑星帯と準惑星「ケレス」、そして輝く星たちの宙域のライブ映像だったのだ。
息を飲んで宙域のライブ映像を見守る世界中の要人たち。
それぞれの興奮が最高潮に達している。
マスメディアや、ネットで良く見る顔もあった。
そして突然、
(( オォォーッ! ))
(( ピーピーッ! ))
(( オォォーッ! ))
いきなり、会場が沸いたのだ。
その巨大なスクリーンの中心へ、斜めになった鏡のような空間が現れたのだ。
目の錯覚のような不思議な、もうひとつの宇宙空間を映す鏡のような映像だった。
出現したと思ったら、今度は同時に、中心から細かい6角形や5角形に覆われた準惑星の「ケレス」の何倍にもなる巨大な球体が出現した。
大きさは、惑星サイズなのかもしれない。
それも瞬間移動のように現れたのだ。
会場の要人たち全員がスタンディングオベーションをした。
更に興奮と、驚きに沸くドーム会場。
(( オォォーッ! ))
(( オーマガァーッ! ))
(( パチパチパチパチ! ))
(( おめでとう!素晴らしい! ))
(( パチパチパチパチ! ))
拍手と、歓声が鳴り響くドーム会場。
その要人たちは、スクリーンの前に歩いて来る人影に気が付くと、拍手をしながら座り始めた。
巨大なスクリーン前の壇上。
5歳位の幼女と手をつないで歩いてくる軍服を着たアジア人の男性と、見たこともない白の軍服を着た金髪の男性2人が歩いて来た。
4人が段上に立って挨拶を始めた。
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