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第12章 スイート・チャイルド・オー・マイン。
第6話 着陸目前で、力尽きるバーニア。
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「お前ら、馬鹿じゃないの!まだ地上におりてないのにぃ!パンダ隊長ゲッソリしてるじゃない!この期に及んで、このバカ娘達っ!」
真剣に怒る中村・スーザン・幸子。そして、横でげっそりしているきよし。
そのやり取りを聞いて大笑いの千歳シーラスワンのオペレーションルームだった。
ネイジーの少女の目をふさいで、呆れながらフフッと笑うメリッサ。
京子の膝の上で、腕を組んでプンプンッと怒っているオディアと大笑いの京子と麗子。
急襲攻撃空母「エミリア・プラテル」のCDCで制帽を深くかぶって腹を抱えて笑う艦長のゾフィア・ヴィチック。
オスプレイ2の兵員輸送室。
機動歩兵姿で笑うヴィクトリア・カミンスカ大佐と、ほのぼのとして笑う部たち。
寝板のクリーパーに体を乗せて作業中のノーラ。
手を止めて、仰向けのまま横にスライドしてクスクスと笑った。
「ははっ、羨ましいな!ははっ、痛タタ。あは、あはっ脇腹痛い、ははっ。」
バーニアをコントロールする吉田が笑う。
その時、またバーニアの稼働状態を示すモニターで、ランドセル下部の第2バーニアが止まった事を閉めすサインが出た。
警報が鳴る。
( ビビビ!ビビビッ! )
( ビビビ!ビビビッ! )
( 危険、危険。第2バーニア停止。復旧出来ません。高度落ちます。38メートル、37メートル、 )
ガクンと揺れ高度を下げ始める2機のHARMOR。
「何っ?」
急いでコンソールを確認する吉田。
またロールを始める2機の合体HARMOR。
(( きゃー! ))
突然の揺れに驚く5人の少女たち。
荷揚げ場まで直ぐ50メートル手前だった。
「もう少しなのに~!」
涙目の布村。すぐにきよしが指令を与える。
「布村さんをシートにもどします。自分のシートに戻って布村さん。」
布村の両足を持って逆さまにして、シートに布村を当てるきよし。
「エイモス、布村さん固定、カスケード硬化!みんな準備いい?皆、踏ん張って!」
(( 了解! ))
急いで顔と頭部に布を被る少女たち。佐藤結衣が全員を見渡した。
「頸部から上部、4人共準備完了しました、パンダ隊長!」
「よし!エイモス。4人の頸部から上も硬化固定。」
( 了解しました。布村ドライバーと4名を固定します。 )
「エイモス、吉田HARMORの肘、肩のバーニア全開!機体のロールから安定確認後、当機の脚部バーニア全開。」
( 了解。バーニア全開にします。 )
吉田HARMORの両腕と肩のバーニアが全開した。
(( キィーン、ドンッ。バシュー! ))
機体のロールが収まった直後、きよし・布村タンデムモービルの脚部のバーニアの噴射が始まった。
荷揚げ場に激突するように進む2機のHARMOR。荷揚げ場には大型トラックの、空のコンテナが何台も並んでいる。
「吉田さん!地面まで18メートル手前で放り投げて下さい。右足で蹴り上げて下さい!」
「巴投げだな!了解、了解!アモス、地面までの距離、2メートル間隔で報告。」
( 了解しました。後、30メートル、……28、26、24、22、 )
「よっしゃー!行くぜ兄ちゃんたちぃ~っ!」
きよしたち、全員が答える。
(( はいっ!お願いします! ))
吉田HARMORの右足の細かいバーニアの噴射が始まる。
そして、きよし・布村タンデムモービルを反動をつけて後ろに放り投げる為、両腕できよし・布村タンデムモービルを引き付けた。
1ブレイン2ボディのエイモスは同じタイミングで自機のHARMORの腕を曲げ胸と胸を引き付けた。吉田の眼前にきよし・布村タンデムモービルの胸部がリアルに迫る。
( 1番メインバーニア、オーバーヒートで停止しました。復旧の可能性は0パーセント。 )
( ビービー、ビービー!ビービー、ビービー! )
警告音が鳴り響き続ける。
そして、メインバーニアの大きなオレンジ色の炎が消える吉田HARMOR。
きよし・布村タンデムモービルとお互いの胸を引っ付けたまま急に落下し始めた。
真剣に怒る中村・スーザン・幸子。そして、横でげっそりしているきよし。
そのやり取りを聞いて大笑いの千歳シーラスワンのオペレーションルームだった。
ネイジーの少女の目をふさいで、呆れながらフフッと笑うメリッサ。
京子の膝の上で、腕を組んでプンプンッと怒っているオディアと大笑いの京子と麗子。
急襲攻撃空母「エミリア・プラテル」のCDCで制帽を深くかぶって腹を抱えて笑う艦長のゾフィア・ヴィチック。
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手を止めて、仰向けのまま横にスライドしてクスクスと笑った。
「ははっ、羨ましいな!ははっ、痛タタ。あは、あはっ脇腹痛い、ははっ。」
バーニアをコントロールする吉田が笑う。
その時、またバーニアの稼働状態を示すモニターで、ランドセル下部の第2バーニアが止まった事を閉めすサインが出た。
警報が鳴る。
( ビビビ!ビビビッ! )
( ビビビ!ビビビッ! )
( 危険、危険。第2バーニア停止。復旧出来ません。高度落ちます。38メートル、37メートル、 )
ガクンと揺れ高度を下げ始める2機のHARMOR。
「何っ?」
急いでコンソールを確認する吉田。
またロールを始める2機の合体HARMOR。
(( きゃー! ))
突然の揺れに驚く5人の少女たち。
荷揚げ場まで直ぐ50メートル手前だった。
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涙目の布村。すぐにきよしが指令を与える。
「布村さんをシートにもどします。自分のシートに戻って布村さん。」
布村の両足を持って逆さまにして、シートに布村を当てるきよし。
「エイモス、布村さん固定、カスケード硬化!みんな準備いい?皆、踏ん張って!」
(( 了解! ))
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「よし!エイモス。4人の頸部から上も硬化固定。」
( 了解しました。布村ドライバーと4名を固定します。 )
「エイモス、吉田HARMORの肘、肩のバーニア全開!機体のロールから安定確認後、当機の脚部バーニア全開。」
( 了解。バーニア全開にします。 )
吉田HARMORの両腕と肩のバーニアが全開した。
(( キィーン、ドンッ。バシュー! ))
機体のロールが収まった直後、きよし・布村タンデムモービルの脚部のバーニアの噴射が始まった。
荷揚げ場に激突するように進む2機のHARMOR。荷揚げ場には大型トラックの、空のコンテナが何台も並んでいる。
「吉田さん!地面まで18メートル手前で放り投げて下さい。右足で蹴り上げて下さい!」
「巴投げだな!了解、了解!アモス、地面までの距離、2メートル間隔で報告。」
( 了解しました。後、30メートル、……28、26、24、22、 )
「よっしゃー!行くぜ兄ちゃんたちぃ~っ!」
きよしたち、全員が答える。
(( はいっ!お願いします! ))
吉田HARMORの右足の細かいバーニアの噴射が始まる。
そして、きよし・布村タンデムモービルを反動をつけて後ろに放り投げる為、両腕できよし・布村タンデムモービルを引き付けた。
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( 1番メインバーニア、オーバーヒートで停止しました。復旧の可能性は0パーセント。 )
( ビービー、ビービー!ビービー、ビービー! )
警告音が鳴り響き続ける。
そして、メインバーニアの大きなオレンジ色の炎が消える吉田HARMOR。
きよし・布村タンデムモービルとお互いの胸を引っ付けたまま急に落下し始めた。
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