53 / 96
第9章 2つの祖国。
第1話 対馬市、厳原港。
しおりを挟む
厳原湾港の臨時の日本国軍・自衛隊戦術作戦本部テント。
腕を組みながら戦術3D テーブルの画面を、上から見ている田中対馬司令長官。
先程、御舩からの連絡で、自分の妻や長女の無事を知り、実際に家族2人と話をして無事を確認した田中だった。
田中の気持ちとは別に、逆に心配もされて物凄く妻子に怒られたりもしたが、対馬から離れた福岡で保護されていたのだ。
少しは心に余裕が出来たのであろうか。
落ち着いて周りに気をつかう余裕が出来た様子だった。
大きなテント内を改めて、見る田中。
撤退につぐ撤退だったが、何とかスタッフも通常通りの仕事をしているようだった。
テントの端では、シーラスから送られた衛星戦術モニターを見ながら司令を出す者、白板で残った部隊の配置を考えている者など日本国軍や自衛隊の指揮官たちが忙しく動いている。
対馬共同基地センターから命からがら持って来たOA機器や通信司令機器はテント中央に置かれ、シーラスからの贈り物はテントの端側において、外を見ながらオペレーション出来るようにしたのだった。
「司令。椎葉少尉機、北側最後尾の敵部隊の直上。ランディングを開始しました。敵、直上より降下始めの模様です。」
「お!少尉が来たか。よし、よし。」
田中に報告したのは日本国陸軍事務官の岸田2等陸尉だった。
サングラスタイプのVRを付けてきよし・布村タンデムモービルの動きや、鹵獲HARMORのデータを報告したのだ。
岸田は、何もない空中を指先で様々なウインドーを開いて情報を取得しているのか、人差し指や親指を忙しく動かしている。
港側から見ると、港は背の低いビルに囲まれているがテントから身を乗り出して、そのビルの背後の暗い空を見上げる田中。
目を細めると、遠くの低い雲の中からオレンジ色のバーニアの光がゆっくり降りてきた。
雲を下から照らすバーニアの炎。
タイムラグを置いて噴射音が聞こえて来た。
( キィーン、ドドドドドー! )
バーニアの炎が肉眼でも見えた。
「成る程、急襲攻撃か……。」
ニッコリする田中。
VRを付けた岸田が急いで田中に報告した。
「あっ!敵にロックオンされています。索敵電波は市街地の部隊です。あぁ敵、対空ミサイル発射。長官!」
「んっ!フレアーは?」
「あっ!あっ。依然、そのまま降下中。フレアー認めらず。フレアー発射していません。」
( シュシュー!シュシュー! )
敵HARMORの発射したミサイル音がワンテンポ、遅れて聞こえる。
「まだ椎葉少尉機、以前降下中。あっフレアー発射。フレアー発射。遅いっ。」
背後の暗闇の中の左右に広がるフレアーを肉眼で確認する指揮官たち。
大きなオレンジの噴射炎の周りに花火の様に、チカチカと光るミサイルの爆発光。
「敵、ミサイル着弾。ミサイル着弾。HARMORに当たっていません。」
( パラパラパラッ!パラパラパラッ! )
打ち上げ花火の様なフレアーの発射音。すぐにミサイルの炸裂音が聞こえてくる。
煙に反射するミサイルの炸裂の光。
その真ん中をオレンジの噴射炎が、何事も無く真っすぐ降りるていた。
そして建物の影で見えなくなった。
( ドン、ドン、ドバンーッ!ドンドン!ドバンッドババッー! )
引き続き遅れてミサイルの着弾音が聞こえてくる。
「衛星戦術、ミクロ映像にしてくれ。」
外からきよしの放った40ミリカノン砲の発射音が遅れて聞こえて来た。
( ゴンッゴンッゴンッゴンッ! )
( ゴンッゴンッゴンッ、ゴンッ! )
きよしたちの着陸した地点の衛星軌道からのアップ画像を、テーブルモニターではなく、立てたモニターに表示した。
衛星軌道からの映像。
地煙がゆっくり動いて地面の様子がだんだん解る様になる。
倒れている4機の敵、HARMOR。その一台の背中にきよし・布村タンデムモービルが乗っているのだろうか、地煙で難解な映像だった。
目を細めてモニターの周りの集まる指揮官たち。
「長官、これー倒れてる敵のHARMORの背中にぃ、少尉の機体が乗ってるんでしょうか?」
「恐らくな!んっ?」
衛星戦術画像の隅に、よくある黄色に黒のマークと(放射線注意)の文字の警報が点滅した。
「どうゆう事だ?」
「長官、シーラスに照会中。……ハイ。えっ。えっ。了解しました。」
士官がシーラスに事象の照会中に、画面では倒れた敵HARMORから大量の放電が始まった。
時折、大きな放電の稲光が画面を真っ白にする。
低い雲の下を放電の光が稲光の様に広がる。
「長官、敵HARMORの核融合電池の臨界が始まったらしいんです。核融合電池の臨界って。」
「敵は核融合電池に、ウランなど放射性物質を使っているとの情報はあったが、本当だったとは……。ヘリウム3の重水素の核融合ではなく放射性物質と使った、ロシア製コピーのただの小型の原子炉か……、あっいかん!いかん!」
大慌てで田中長官がテント内に大声を上げた。
「全ての電気機器、電子機器の電源オフ!早くしろー!電源オフッ!早くー。手順通りっ!手の空いている者は外へ!漁船、車全ての緊急停止。拡声器っ何でもよい!放送や、手信号でもよい。核爆発が起きます。全ての電源を消してくださいと!周知手順通りに。」
全ての指揮官が大声で(電源オフー!)と叫びながらテントの外に走り始めた。
テント内でOAの電源を急いで落とす隊員たち。
シーラス製品以外のテント内の全ての電源が消えた。
実は、万が一の核攻撃の可能性を考えて、全ての兵士、隊員まで既に手順を周知済みだった。
ほぼ真っ暗になる厳原湾全域。
たった1分も経たずに全ての明かりが消えた。
対EMS強化型仕様のシーラスからお土産のOA機器類、小型HEV、シーラス派遣の呂号潜水艦や自衛隊潜水艦などは、そのまま明かりを灯していた。
テントはシーラスのモニター類や特殊発電機のおかげで光が付いているが一般家電は全てオフにしたままだった。
腕を組みながら戦術3D テーブルの画面を、上から見ている田中対馬司令長官。
先程、御舩からの連絡で、自分の妻や長女の無事を知り、実際に家族2人と話をして無事を確認した田中だった。
田中の気持ちとは別に、逆に心配もされて物凄く妻子に怒られたりもしたが、対馬から離れた福岡で保護されていたのだ。
少しは心に余裕が出来たのであろうか。
落ち着いて周りに気をつかう余裕が出来た様子だった。
大きなテント内を改めて、見る田中。
撤退につぐ撤退だったが、何とかスタッフも通常通りの仕事をしているようだった。
テントの端では、シーラスから送られた衛星戦術モニターを見ながら司令を出す者、白板で残った部隊の配置を考えている者など日本国軍や自衛隊の指揮官たちが忙しく動いている。
対馬共同基地センターから命からがら持って来たOA機器や通信司令機器はテント中央に置かれ、シーラスからの贈り物はテントの端側において、外を見ながらオペレーション出来るようにしたのだった。
「司令。椎葉少尉機、北側最後尾の敵部隊の直上。ランディングを開始しました。敵、直上より降下始めの模様です。」
「お!少尉が来たか。よし、よし。」
田中に報告したのは日本国陸軍事務官の岸田2等陸尉だった。
サングラスタイプのVRを付けてきよし・布村タンデムモービルの動きや、鹵獲HARMORのデータを報告したのだ。
岸田は、何もない空中を指先で様々なウインドーを開いて情報を取得しているのか、人差し指や親指を忙しく動かしている。
港側から見ると、港は背の低いビルに囲まれているがテントから身を乗り出して、そのビルの背後の暗い空を見上げる田中。
目を細めると、遠くの低い雲の中からオレンジ色のバーニアの光がゆっくり降りてきた。
雲を下から照らすバーニアの炎。
タイムラグを置いて噴射音が聞こえて来た。
( キィーン、ドドドドドー! )
バーニアの炎が肉眼でも見えた。
「成る程、急襲攻撃か……。」
ニッコリする田中。
VRを付けた岸田が急いで田中に報告した。
「あっ!敵にロックオンされています。索敵電波は市街地の部隊です。あぁ敵、対空ミサイル発射。長官!」
「んっ!フレアーは?」
「あっ!あっ。依然、そのまま降下中。フレアー認めらず。フレアー発射していません。」
( シュシュー!シュシュー! )
敵HARMORの発射したミサイル音がワンテンポ、遅れて聞こえる。
「まだ椎葉少尉機、以前降下中。あっフレアー発射。フレアー発射。遅いっ。」
背後の暗闇の中の左右に広がるフレアーを肉眼で確認する指揮官たち。
大きなオレンジの噴射炎の周りに花火の様に、チカチカと光るミサイルの爆発光。
「敵、ミサイル着弾。ミサイル着弾。HARMORに当たっていません。」
( パラパラパラッ!パラパラパラッ! )
打ち上げ花火の様なフレアーの発射音。すぐにミサイルの炸裂音が聞こえてくる。
煙に反射するミサイルの炸裂の光。
その真ん中をオレンジの噴射炎が、何事も無く真っすぐ降りるていた。
そして建物の影で見えなくなった。
( ドン、ドン、ドバンーッ!ドンドン!ドバンッドババッー! )
引き続き遅れてミサイルの着弾音が聞こえてくる。
「衛星戦術、ミクロ映像にしてくれ。」
外からきよしの放った40ミリカノン砲の発射音が遅れて聞こえて来た。
( ゴンッゴンッゴンッゴンッ! )
( ゴンッゴンッゴンッ、ゴンッ! )
きよしたちの着陸した地点の衛星軌道からのアップ画像を、テーブルモニターではなく、立てたモニターに表示した。
衛星軌道からの映像。
地煙がゆっくり動いて地面の様子がだんだん解る様になる。
倒れている4機の敵、HARMOR。その一台の背中にきよし・布村タンデムモービルが乗っているのだろうか、地煙で難解な映像だった。
目を細めてモニターの周りの集まる指揮官たち。
「長官、これー倒れてる敵のHARMORの背中にぃ、少尉の機体が乗ってるんでしょうか?」
「恐らくな!んっ?」
衛星戦術画像の隅に、よくある黄色に黒のマークと(放射線注意)の文字の警報が点滅した。
「どうゆう事だ?」
「長官、シーラスに照会中。……ハイ。えっ。えっ。了解しました。」
士官がシーラスに事象の照会中に、画面では倒れた敵HARMORから大量の放電が始まった。
時折、大きな放電の稲光が画面を真っ白にする。
低い雲の下を放電の光が稲光の様に広がる。
「長官、敵HARMORの核融合電池の臨界が始まったらしいんです。核融合電池の臨界って。」
「敵は核融合電池に、ウランなど放射性物質を使っているとの情報はあったが、本当だったとは……。ヘリウム3の重水素の核融合ではなく放射性物質と使った、ロシア製コピーのただの小型の原子炉か……、あっいかん!いかん!」
大慌てで田中長官がテント内に大声を上げた。
「全ての電気機器、電子機器の電源オフ!早くしろー!電源オフッ!早くー。手順通りっ!手の空いている者は外へ!漁船、車全ての緊急停止。拡声器っ何でもよい!放送や、手信号でもよい。核爆発が起きます。全ての電源を消してくださいと!周知手順通りに。」
全ての指揮官が大声で(電源オフー!)と叫びながらテントの外に走り始めた。
テント内でOAの電源を急いで落とす隊員たち。
シーラス製品以外のテント内の全ての電源が消えた。
実は、万が一の核攻撃の可能性を考えて、全ての兵士、隊員まで既に手順を周知済みだった。
ほぼ真っ暗になる厳原湾全域。
たった1分も経たずに全ての明かりが消えた。
対EMS強化型仕様のシーラスからお土産のOA機器類、小型HEV、シーラス派遣の呂号潜水艦や自衛隊潜水艦などは、そのまま明かりを灯していた。
テントはシーラスのモニター類や特殊発電機のおかげで光が付いているが一般家電は全てオフにしたままだった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
あおっち
SF
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)
あおっち
SF
港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。
遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。
その第1次上陸先が苫小牧市だった。
これは、現実なのだ!
その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。
それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。
同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。
台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。
新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。
目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。
昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。
そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。
SF大河小説の前章譚、第4部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
「メジャー・インフラトン」序章5/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 JUMP! JUMP! JUMP! No2.
あおっち
SF
海を埋め尽くすAXISの艦隊。
飽和攻撃が始まる台湾、金門県。
海岸の空を埋め尽くすAXISの巨大なロボ、HARMARの大群。
同時に始まる苫小牧市へ着上陸作戦。
苫小牧市を守るシーラス防衛軍。
そこで、先に上陸した砲撃部隊の砲弾が千歳市を襲った!
SF大河小説の前章譚、第5部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
【完結】バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~
山須ぶじん
SF
異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。
彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。
そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。
ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。
だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。
それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。
※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。
※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。
Another Japan Online(アナザージャパンオンライン) ~もう一つの日本~
むねじゅ
SF
この物語は、20XX年 AI技術が発達し、失業率90%を超えた時代の日本が舞台である。
日本政府は、この緊急事態を脱する提案を行う。
「もし生活に困窮している方がいるならば、暮らしに何も不自由が無い仮想現実の世界で生活しましょう」と…
働かなくて良いと言う甘い誘いに国民達は、次々に仮想現実の世界へ行く事を受け入れるのであった。
主人公は、真面目に働いていたブラック会社を解雇されてしまう。
更に追い打ちをかけるようにある出来事が起こる。
それをきっかけに「仮想現実の世界」に行く事を決意するのであった。
我ら新興文明保護艦隊
ビーデシオン
SF
もしも道行く野良猫が、百戦錬磨の獣戦士だったら?
もしも冴えないサラリーマンが、戦争上がりのアンドロイドだったら?
これは、実際にそんな空想めいた素性をもって、陰ながら地球を守っているエージェントたちのお話。
※表紙絵はひのたけきょー(@HinotakeDaYo)様より頂きました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる