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第5章 町会議員、小林未来(みらい)。
第6話 ヲタの敵、小林未来(みらい)。
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そのきよしを中心とした4人の少女の夫婦達一行を見守る、小林ファミリー。
「ふぅ~。まぁ。まぁ、しゃーないか。親父、あんまりシャシャリ出るなよ。いいな、なっ!」
少しむくれ気味にきよし達の所に歩いていく息子の未央。その未央がエレナとヴィクトリアと話をしているジュリアの所に行って、座椅子に座るよう話をした。
ジュリアの手をとって主賓の中央列、先頭側の座椅子に座らせた。2人が座椅子に座ると、未央の頬にキスをするジュリア。
「あっ、チューした。見た?見た?お父さん!(パシンっ!)ちょっと、ほっぺたにチュウだって!あ!未央も、未央も人前でチューだって!(パシンっパシンっ!)お父さん知ってた?未央、金髪の彼女さん出来たの?お父さん知ってた?だったら紹介してもらおうよ。」
メガネを掛けたり、上げたりして未央とジュリアを見る小林未央の父、小林未来。
「そーなのかぁ~、ん~違うだろー。ただのぉ欧米人の挨拶だろうー。」
「そぉなのぉ?お父さん。」
父の未来はタオルでメガネを拭き始めた。そして、メガネをかけた。
「あの娘、綺麗だけどぉ、ん~年上じゃないかぁ?無い、無い。無いって。あっははぁ、無い、無い。」
「もう、お父さんたらっ。声大きいって。」
「だって、あ奴はぁ~。キモヲタ・ロリロリ君だろ?」
( キモヲタ・ロリロリ君だろ~キモヲタ・ロリロリ君だろ…… )
ピクッと、聞き耳を立てて反応する小林小隊の3人。
「年上お姉ちゃんやオバはんに興味ないべさ。なぁ~きー坊も!ルオっちもな!なぁオイッ。あははっ!キモヲタ♪ロリロリ~♪てなぁ!オイ、きよすぃ。あははっ!な~ルオっティ!キモヲタ小林小隊だっての。なっオイ。あはははっ。なんせ商売道具の1機何百億もする機動モービルってロボットにロリロリ漫画描いてあんだろぉ。だから母さん、ない、ないって。」
また、メガネを拭き直す小林未来。
一瞬、静まり返る宴会場。ゆっくり振り向く3人の屈強な兵士。
( ギ、ギ、ギ。 )
未央が、きよしが、そしてルオが、ギロッと光る眼で小林未来を睨んだ。
メガネをかけ直し、目が合う小林小隊と小林未央。栗山町、町議会議長さまだった。
「わぁ!わっ、わっ!ひえぇ~!あわわわっ。」
ビビる小林の父。
(( ワハハハハッ! ))
大笑いの宴会場。
対照的に苦笑いのジェシカ、リリアナ、ジュリア。そして、愛子と4人の少女達。笑いが収まり静かになったその場を逃さず、ニコニコしながら小林未来の元に行く布村恵子ママ。
サッと着物を膝の後ろに織り込んで正座した。
メガネを外して、ハンドタオルで顔を拭く小林未来。
「あ~あ。ゆるくないわぁ。ん?じゃ女将さん頼みます。」
「はい。喜んで。それでは皆様を着席させてください。」
「了解、りょ~かい。」
立ち上がろうとする旦那の袖をまた、引っ張る妻の敏子。
「ちょっと、お父さん。クドクド、あんまりクドいの嫌われるからね。解ってる?あっさり、あっさりよ!直ぐに乾杯の音頭ぉ、私なんだからサッと代わってよ!解ってるお父さん。」
嫌な顔をして、チラッと嫁を見る未来。
「はい~はい。了解、りょ~かい!よっこら~しょっと。とっ。」
立ち上がると、タタタッと畳の上を軽やかに歩く小林未来。宴会場の段上にサッサと上がり、マイクを手に持った。
「ポンポンッ、キーン、それでは、もう7時半を回りました。皆さまご着席ください。宴会を始めたいと思います。え~女将さんお願いします。先に乾杯の音頭をとります。グラスにお酒を注ぎますので、グラスを持ったままお待ち下さい。ビールでも、ワインでも、冷酒でも、ジュースでも。お好きなお飲み物でけっこうですよ。」
宴会に慣れっ慣れの小林の父、小林未来だった。
( 女将さん!宜しくお願い致します! )
女将を先頭に、清楚な和服姿。
正座で、三つ指をついてお辞儀する第1雅ホテルの宴会スタッフの女性たち。
「ふぅ~。まぁ。まぁ、しゃーないか。親父、あんまりシャシャリ出るなよ。いいな、なっ!」
少しむくれ気味にきよし達の所に歩いていく息子の未央。その未央がエレナとヴィクトリアと話をしているジュリアの所に行って、座椅子に座るよう話をした。
ジュリアの手をとって主賓の中央列、先頭側の座椅子に座らせた。2人が座椅子に座ると、未央の頬にキスをするジュリア。
「あっ、チューした。見た?見た?お父さん!(パシンっ!)ちょっと、ほっぺたにチュウだって!あ!未央も、未央も人前でチューだって!(パシンっパシンっ!)お父さん知ってた?未央、金髪の彼女さん出来たの?お父さん知ってた?だったら紹介してもらおうよ。」
メガネを掛けたり、上げたりして未央とジュリアを見る小林未央の父、小林未来。
「そーなのかぁ~、ん~違うだろー。ただのぉ欧米人の挨拶だろうー。」
「そぉなのぉ?お父さん。」
父の未来はタオルでメガネを拭き始めた。そして、メガネをかけた。
「あの娘、綺麗だけどぉ、ん~年上じゃないかぁ?無い、無い。無いって。あっははぁ、無い、無い。」
「もう、お父さんたらっ。声大きいって。」
「だって、あ奴はぁ~。キモヲタ・ロリロリ君だろ?」
( キモヲタ・ロリロリ君だろ~キモヲタ・ロリロリ君だろ…… )
ピクッと、聞き耳を立てて反応する小林小隊の3人。
「年上お姉ちゃんやオバはんに興味ないべさ。なぁ~きー坊も!ルオっちもな!なぁオイッ。あははっ!キモヲタ♪ロリロリ~♪てなぁ!オイ、きよすぃ。あははっ!な~ルオっティ!キモヲタ小林小隊だっての。なっオイ。あはははっ。なんせ商売道具の1機何百億もする機動モービルってロボットにロリロリ漫画描いてあんだろぉ。だから母さん、ない、ないって。」
また、メガネを拭き直す小林未来。
一瞬、静まり返る宴会場。ゆっくり振り向く3人の屈強な兵士。
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メガネをかけ直し、目が合う小林小隊と小林未央。栗山町、町議会議長さまだった。
「わぁ!わっ、わっ!ひえぇ~!あわわわっ。」
ビビる小林の父。
(( ワハハハハッ! ))
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対照的に苦笑いのジェシカ、リリアナ、ジュリア。そして、愛子と4人の少女達。笑いが収まり静かになったその場を逃さず、ニコニコしながら小林未来の元に行く布村恵子ママ。
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「あ~あ。ゆるくないわぁ。ん?じゃ女将さん頼みます。」
「はい。喜んで。それでは皆様を着席させてください。」
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立ち上がろうとする旦那の袖をまた、引っ張る妻の敏子。
「ちょっと、お父さん。クドクド、あんまりクドいの嫌われるからね。解ってる?あっさり、あっさりよ!直ぐに乾杯の音頭ぉ、私なんだからサッと代わってよ!解ってるお父さん。」
嫌な顔をして、チラッと嫁を見る未来。
「はい~はい。了解、りょ~かい!よっこら~しょっと。とっ。」
立ち上がると、タタタッと畳の上を軽やかに歩く小林未来。宴会場の段上にサッサと上がり、マイクを手に持った。
「ポンポンッ、キーン、それでは、もう7時半を回りました。皆さまご着席ください。宴会を始めたいと思います。え~女将さんお願いします。先に乾杯の音頭をとります。グラスにお酒を注ぎますので、グラスを持ったままお待ち下さい。ビールでも、ワインでも、冷酒でも、ジュースでも。お好きなお飲み物でけっこうですよ。」
宴会に慣れっ慣れの小林の父、小林未来だった。
( 女将さん!宜しくお願い致します! )
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