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第4章 鹵獲、敵の機動モービル。
第2話 接近!敵の機動モービル。
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椎葉きよし少尉によって、爆破された対馬北部の敵、AXISの南北朝鮮軍の兵站場。
至る所で炎が上がっていた。
その炎に映し出される、布村の姿があった。泣きながら倒れる敵兵を蹴り続けていた。
「ちくしょー!この○チガイどもめ!このーこの!この!」
その布村の両肩が突然、誰かにブロックされた。
見上げるとパンダ隊長だった。
「もう、無駄な事止めよう。これからが本番だ。行くよ。」
泣き顔の目で、しばらくきよしを見つめてから、コクっとうなずく布村。
グッタリと脱力して、お尻を地べたに付けた。
「ゴメン、パンダ隊長。でもなんか、納得いかない。納得いかないよ~。うっ。う、うっ。」
声を殺して、泣く布村愛子。
「納得いく現実なんてないさ。ましてや、戦争なんて。さぁ、愛ちゃん。行こうか。」
愛子が、コクっとうなずいてからゆっくり立ち上がると、ダラーっと手の平をモービルの脚部に着いた。
直ぐ反応するHARMOR。
( パスコード承認いたしました。 )
突然、日本語でしゃべり始めるモービル。
「あー。え、え。ビックリ。」
少し驚いた愛子。
その大きなモービルがしゃがみ込み始め、パイロット搭乗姿勢をとった。
( ギーン、カラカラカラカラッ、ドシンッ。 )
分厚いコクピットシールドの上下が開く。
( バイン!バイン!ブシューガタン。プシューゥガタン。ガガガガ、ガタン。 )
コクピット内の明かりがモービル正面の地面の芝を照らす。
その光で周りの地面がボヤっと明るくなった。
モービルの正面に立って、ヘッドギアの正面シールドを開け、口を開けたままじかに見上げる布村だった。
そこへ結衣など4人が、ドタバタと駆け足でやってきた。
( ぎゃー、愛ィ~! )
( おーい、愛ィ~! )
布村の周りへ順番に駆けつけて、集まる少女たち。
4人の中でトップクラスの記憶力、理解力のあるスーパージーナスの寺田麗子が、愛子の前で、両膝に腕をついて息を弾ませる。
「ぐあ~!しんどぉ~。ハァハァ、結構距離あるよ~っ、愛ィ~。ハァハァ。文系の私には罰ゲームみたい。ハァハァ。」
4人の中では驚異的な予知能力や運動能力でスーパーガールと呼ばれる佐藤結衣が全力で走って来た。
彼女だけは、逆にスッキリした表情だった。
「ハァハァ、どうして良いか解らないから、ハハッ。こっちに来ちゃった。ハァハァハァ。アハハハッ。」
超人的な視力と聴覚で、先程の佐藤結衣の狙撃をカバーしていた、ソナーレディの鈴木絵里も、愛子の前で両手両足を伸ばして地面に転がった。ドテッ。
「ハァハァ、ヒャー走った。もう、愛ぃー。私、目が疲れてボンボンして、耳鳴りもするしぃ。キッツー!」
最後は、お嬢様走りで、フラフラになって走って来た背の高いグラマラスな少女だった。
「キャー!みんな走るの早っ。キャー着いたぁーっ!」
鈴木絵里の横に飛び込んで寝転ぶ、中村・スーザン・幸子だった。
「キャーもう、私、陸上ではウンチー(運動音痴)なのにぃ。みんな、置いてけボリにして、みんな全力で走ってめっちゃ早いしぃ。ハァ、ハァ。オエー。ゲホッゲホッ。ハァ、ハァ。愛ぃー、こ、このスーツ。わたし、ドン臭いからさっき、転んだ時、ハァ、ハァ、顔面からいったけど、肘とか膝、アゴを地面にぶつけたけどぉ。何にも感じなかった。こういう物なの?はぁ、はぁ、だったらこのスーツ凄いわ。ケガしないし、ねぇ、結衣。愛子。うわぁー、疲れたぁ、キャーッ。」
仰向けになって、息を弾ませながら両手を上げて目をつむる中村・スーザン・幸子だった。
そんな鈴木絵里と、中村・スーザン・幸子が横になってる地面へ、しゃがみ込む寺田麗子と佐藤結衣。
その4人を見るきよしと、そのきよしを見上げる全身グレーのタイツ姿(アンダー・アーマー・スーツ)の4人の少女たち。
愛子が腕を組んで、面倒くさそうにきよしに聞いた。またちっちゃな右足を、パタパタさせる布村愛子。
「パンダ親方~。ちょっとぉ親方~?どうしますぅ~。」
腕を組みんだ肘で、きよしをつつく布村。
その時、急に後ろから物凄い爆音と、オレンジ色の物凄い炎の柱が近づいて来た。
(( ズドバババババ~ッ! ))
轟音に驚いて、耳をふさぎながら、慌てて鹵獲HARMORの足元に隠れる5人の少女。
HARMORの脚部から順番にひょっこり顔を出してのぞき見をした。
目を細めて見る5人だった。
きよしが腕を組みながら落ち着いて歩いて来た。
きよしは、きよしで、敵を凝視した。
敵HARMORが、100メートル後方の国道に着地したのだ。
( ドバババババ~ッドシンッ!キイィィ~ン……シューッ、シュ。 )
着地してからゆっくり立ち上がる敵のHARMOR。
( ガガガッ、ガラガラガラガラ。 )
至る所で炎が上がっていた。
その炎に映し出される、布村の姿があった。泣きながら倒れる敵兵を蹴り続けていた。
「ちくしょー!この○チガイどもめ!このーこの!この!」
その布村の両肩が突然、誰かにブロックされた。
見上げるとパンダ隊長だった。
「もう、無駄な事止めよう。これからが本番だ。行くよ。」
泣き顔の目で、しばらくきよしを見つめてから、コクっとうなずく布村。
グッタリと脱力して、お尻を地べたに付けた。
「ゴメン、パンダ隊長。でもなんか、納得いかない。納得いかないよ~。うっ。う、うっ。」
声を殺して、泣く布村愛子。
「納得いく現実なんてないさ。ましてや、戦争なんて。さぁ、愛ちゃん。行こうか。」
愛子が、コクっとうなずいてからゆっくり立ち上がると、ダラーっと手の平をモービルの脚部に着いた。
直ぐ反応するHARMOR。
( パスコード承認いたしました。 )
突然、日本語でしゃべり始めるモービル。
「あー。え、え。ビックリ。」
少し驚いた愛子。
その大きなモービルがしゃがみ込み始め、パイロット搭乗姿勢をとった。
( ギーン、カラカラカラカラッ、ドシンッ。 )
分厚いコクピットシールドの上下が開く。
( バイン!バイン!ブシューガタン。プシューゥガタン。ガガガガ、ガタン。 )
コクピット内の明かりがモービル正面の地面の芝を照らす。
その光で周りの地面がボヤっと明るくなった。
モービルの正面に立って、ヘッドギアの正面シールドを開け、口を開けたままじかに見上げる布村だった。
そこへ結衣など4人が、ドタバタと駆け足でやってきた。
( ぎゃー、愛ィ~! )
( おーい、愛ィ~! )
布村の周りへ順番に駆けつけて、集まる少女たち。
4人の中でトップクラスの記憶力、理解力のあるスーパージーナスの寺田麗子が、愛子の前で、両膝に腕をついて息を弾ませる。
「ぐあ~!しんどぉ~。ハァハァ、結構距離あるよ~っ、愛ィ~。ハァハァ。文系の私には罰ゲームみたい。ハァハァ。」
4人の中では驚異的な予知能力や運動能力でスーパーガールと呼ばれる佐藤結衣が全力で走って来た。
彼女だけは、逆にスッキリした表情だった。
「ハァハァ、どうして良いか解らないから、ハハッ。こっちに来ちゃった。ハァハァハァ。アハハハッ。」
超人的な視力と聴覚で、先程の佐藤結衣の狙撃をカバーしていた、ソナーレディの鈴木絵里も、愛子の前で両手両足を伸ばして地面に転がった。ドテッ。
「ハァハァ、ヒャー走った。もう、愛ぃー。私、目が疲れてボンボンして、耳鳴りもするしぃ。キッツー!」
最後は、お嬢様走りで、フラフラになって走って来た背の高いグラマラスな少女だった。
「キャー!みんな走るの早っ。キャー着いたぁーっ!」
鈴木絵里の横に飛び込んで寝転ぶ、中村・スーザン・幸子だった。
「キャーもう、私、陸上ではウンチー(運動音痴)なのにぃ。みんな、置いてけボリにして、みんな全力で走ってめっちゃ早いしぃ。ハァ、ハァ。オエー。ゲホッゲホッ。ハァ、ハァ。愛ぃー、こ、このスーツ。わたし、ドン臭いからさっき、転んだ時、ハァ、ハァ、顔面からいったけど、肘とか膝、アゴを地面にぶつけたけどぉ。何にも感じなかった。こういう物なの?はぁ、はぁ、だったらこのスーツ凄いわ。ケガしないし、ねぇ、結衣。愛子。うわぁー、疲れたぁ、キャーッ。」
仰向けになって、息を弾ませながら両手を上げて目をつむる中村・スーザン・幸子だった。
そんな鈴木絵里と、中村・スーザン・幸子が横になってる地面へ、しゃがみ込む寺田麗子と佐藤結衣。
その4人を見るきよしと、そのきよしを見上げる全身グレーのタイツ姿(アンダー・アーマー・スーツ)の4人の少女たち。
愛子が腕を組んで、面倒くさそうにきよしに聞いた。またちっちゃな右足を、パタパタさせる布村愛子。
「パンダ親方~。ちょっとぉ親方~?どうしますぅ~。」
腕を組みんだ肘で、きよしをつつく布村。
その時、急に後ろから物凄い爆音と、オレンジ色の物凄い炎の柱が近づいて来た。
(( ズドバババババ~ッ! ))
轟音に驚いて、耳をふさぎながら、慌てて鹵獲HARMORの足元に隠れる5人の少女。
HARMORの脚部から順番にひょっこり顔を出してのぞき見をした。
目を細めて見る5人だった。
きよしが腕を組みながら落ち着いて歩いて来た。
きよしは、きよしで、敵を凝視した。
敵HARMORが、100メートル後方の国道に着地したのだ。
( ドバババババ~ッドシンッ!キイィィ~ン……シューッ、シュ。 )
着地してからゆっくり立ち上がる敵のHARMOR。
( ガガガッ、ガラガラガラガラ。 )
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