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第3章 ジェシカ・スミス中佐と佐藤結衣。
第5話 須崎2等陸尉の、いのちの発見。
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千歳シーラスワンのシーラス極東参謀司令本部オペレーションルーム、ウーラノスCDCにある奥の会議室。
「ん?そうか、メリー。ありがとう、よし。それで、次は……」
御舩はいつの間にか横に立つ、白いアーマースーツを着た女性秘書官に何やら、小声で伝えた。
敬礼をして再び会議室を出る女性秘書官。
そして、御舩の正面に細い管の様なカメラがテーブルから出てきた。
「それでは、マザー頼む。」
( 了解致しました。これから全加盟国軍へ単独放送を行います。 )
AXISに買収された親中派の閣僚が多く、直ぐに動けない日本政府。そして、報道をしない自由を行使し、対馬の情報を報道しない地上波マスコミ。
そこで、御舩少将が対馬防衛と市民の救助救援の訴えを世界各国の官邸、シラス加盟国軍の機動艦隊、機動部隊へ事実を元に、SNSを通して直接話し掛けるのだった。
「私は、千歳第1宙域打撃群作戦本部、司令長官を拝命しております、御舩弘です。先ほどの映像は我がシーラスの偵察衛星の映像です。そして、音声は敵の最前線に潜入した若い2人の日本人から届いた音声です。これは事実なのです。真実の映像なのです。いま、我が日本国の島根県対馬が敵、AXISの南北朝鮮軍の機甲部隊より侵略を受けているのです。すでに今日で3日も経っているのです。3日前より、対馬北方および南西から戦術潜水空母、空より侵入したAXISの南北朝鮮軍が対馬市民に対して、無差別攻撃を行っています。とうとう、対馬市まで追い詰められた市民の方々。日本国軍および自衛隊が、少ない弾薬、人員で、最後の抵抗をしているのです。そんな時、約200名の日本人女性を盾に使い、降伏を勧告している場面が先ほどの映像なのです。どうか日本政府、ならび各国政府の方々。直ちに、良識な判断をして頂きますようお願い致します。ちなみに、3日間の偵察衛星並び、監視衛星での死亡者数カウントでは、先ほどの映像に映っていました、いたましい犠牲になった女性を含め10,287人となっております。全て一般市民です。日本国軍、自衛隊の戦闘による死傷者は151名に及んでいます。繰り返します。皆様には良識な判断を頂きますようお願い致します。以上、私からのお願いを兼ねて、真実のご報告まで。」
( ふう……。 )
と、息を吐いて深々と椅子に座る御舩だった。目の前のカメラが収納される。5人を見つめる御舩。
「閣下!」
立ち上がるローマンを手で押さえる御舩。
ローマンの腕を持って座らせる椎葉繁。
「後は、待つだけだ、……我々の出来ることをしよう。」
対馬市、北部の前線では、裸の女性がいまだ数珠つなぎで立たされていた。
その女性達の正面では、絶望感で、自衛隊員や日本国軍の兵士達がうなだれている。
裸の女性の捕虜なので、男性兵士達は背中を向けていた。
その前線の一番近い所で、1人の自衛隊の女性医官、須崎2等陸尉が、名前の解らない彼女達の体の状況を一人一人、診断書に記入していた。
顔や乳房、腕、脛などの小さなアザ、膝の擦り傷など、詳細に観察していた。それは日本女性の意地でもあった。
彼女は個体確認の為、三脚を立ててスコープで診断していたのだった。
スコープの横を泣きながら横切る自衛隊員。
三脚の脚に、長靴をぶつけて転んだ。
そして、三脚の位置もズレた。
「う~っ。あ~御免なさい。御免なさい。」
「えっ、あ~いいの、いいの。あなたはそこにいなさい。用の無いのに動かないで。あなた、射撃待機中でしょう。」
三脚を直して、スコープをのぞいた。
そこには、たまたま映った女性が沈んだ顔どころか、少しニコニコしている。
目の錯覚と思い一瞬、目を離したが、もう1回スコープをのぞいた。
「えっ?気がふれたの?」
隣の女性も、その隣もフラフラせずに少し笑顔で、画面右下をゆっくり目で追っていた。
「えっ何、何っ?」
横もその横の女性も順番に、だんだん笑顔になっていく。
スコープの倍率を下げてみると、なんと、黒ずくめの大男が、彼女たちの手首のロープを切りながら小走りに移動していた。
( よっしゃー! )
須崎2等陸尉の後ろに居る、三脚に足を引っかけた日本国陸軍兵士。
その背中をピシッピシッ叩いた。
「う、うぅ、な、なんですかぁ。」
「何、ボケてんの!泣いてる場合じゃない!日本男児っ、男はしっかりしなさい。ほらっ!覗いて!早くっ。」
「え~。女性の裸を見るのは~。」
「馬鹿ッ!早く見ろっ!」
背中をバシッと握られて、無理矢理見る男性兵士。
その日本国陸軍兵士は、運よく手信号に通じている兵士だった。
誰が見ているか解らないが、きよしは1分毎に自衛隊、日本国軍兵士に向かって手信号で止まって知らせていた。あいにく早い段階で知らせることが出来た。
「ん、ん!8分後、爆破、合図、解放、保護、頼む~だと~!何、何っ~!」
「あなたも、あなたも前線の皆に知らせて~!お願い~早く!」
背中を丸めて、小走りに堡塁で待機している自衛隊や日本国陸軍の兵士に声を掛けながら走って行く兵士だった。その背中を丸めた兵士の報告を受けて専用極所無線で、須崎の方を向きながら即座に報告する自衛隊幹部もいた。
その様子を確認して、スコープをのぞいている須崎2等陸尉だった。
須崎はテキパキとロープを切断していくきよしを引き続き追っている。
「次来た~、ハイあなた見て!」
先ほどの兵士と2人はきよしを追いかけてスコープで見ていた。
「5分後、爆破、合図、解放、保護、頼む。」
「はい!伝令~!はい、走って走って。」
各前線に走って行く10名ほどの日本国陸軍兵士と自衛官。
そこへ対馬基地、日本国軍と自衛隊を指揮する防衛庁の田中共同基地司令と、2人の将官、合計3人が背中を丸めて小走りに来た。
敬礼する基地司たちと須崎2等陸尉。
「ん?そうか、メリー。ありがとう、よし。それで、次は……」
御舩はいつの間にか横に立つ、白いアーマースーツを着た女性秘書官に何やら、小声で伝えた。
敬礼をして再び会議室を出る女性秘書官。
そして、御舩の正面に細い管の様なカメラがテーブルから出てきた。
「それでは、マザー頼む。」
( 了解致しました。これから全加盟国軍へ単独放送を行います。 )
AXISに買収された親中派の閣僚が多く、直ぐに動けない日本政府。そして、報道をしない自由を行使し、対馬の情報を報道しない地上波マスコミ。
そこで、御舩少将が対馬防衛と市民の救助救援の訴えを世界各国の官邸、シラス加盟国軍の機動艦隊、機動部隊へ事実を元に、SNSを通して直接話し掛けるのだった。
「私は、千歳第1宙域打撃群作戦本部、司令長官を拝命しております、御舩弘です。先ほどの映像は我がシーラスの偵察衛星の映像です。そして、音声は敵の最前線に潜入した若い2人の日本人から届いた音声です。これは事実なのです。真実の映像なのです。いま、我が日本国の島根県対馬が敵、AXISの南北朝鮮軍の機甲部隊より侵略を受けているのです。すでに今日で3日も経っているのです。3日前より、対馬北方および南西から戦術潜水空母、空より侵入したAXISの南北朝鮮軍が対馬市民に対して、無差別攻撃を行っています。とうとう、対馬市まで追い詰められた市民の方々。日本国軍および自衛隊が、少ない弾薬、人員で、最後の抵抗をしているのです。そんな時、約200名の日本人女性を盾に使い、降伏を勧告している場面が先ほどの映像なのです。どうか日本政府、ならび各国政府の方々。直ちに、良識な判断をして頂きますようお願い致します。ちなみに、3日間の偵察衛星並び、監視衛星での死亡者数カウントでは、先ほどの映像に映っていました、いたましい犠牲になった女性を含め10,287人となっております。全て一般市民です。日本国軍、自衛隊の戦闘による死傷者は151名に及んでいます。繰り返します。皆様には良識な判断を頂きますようお願い致します。以上、私からのお願いを兼ねて、真実のご報告まで。」
( ふう……。 )
と、息を吐いて深々と椅子に座る御舩だった。目の前のカメラが収納される。5人を見つめる御舩。
「閣下!」
立ち上がるローマンを手で押さえる御舩。
ローマンの腕を持って座らせる椎葉繁。
「後は、待つだけだ、……我々の出来ることをしよう。」
対馬市、北部の前線では、裸の女性がいまだ数珠つなぎで立たされていた。
その女性達の正面では、絶望感で、自衛隊員や日本国軍の兵士達がうなだれている。
裸の女性の捕虜なので、男性兵士達は背中を向けていた。
その前線の一番近い所で、1人の自衛隊の女性医官、須崎2等陸尉が、名前の解らない彼女達の体の状況を一人一人、診断書に記入していた。
顔や乳房、腕、脛などの小さなアザ、膝の擦り傷など、詳細に観察していた。それは日本女性の意地でもあった。
彼女は個体確認の為、三脚を立ててスコープで診断していたのだった。
スコープの横を泣きながら横切る自衛隊員。
三脚の脚に、長靴をぶつけて転んだ。
そして、三脚の位置もズレた。
「う~っ。あ~御免なさい。御免なさい。」
「えっ、あ~いいの、いいの。あなたはそこにいなさい。用の無いのに動かないで。あなた、射撃待機中でしょう。」
三脚を直して、スコープをのぞいた。
そこには、たまたま映った女性が沈んだ顔どころか、少しニコニコしている。
目の錯覚と思い一瞬、目を離したが、もう1回スコープをのぞいた。
「えっ?気がふれたの?」
隣の女性も、その隣もフラフラせずに少し笑顔で、画面右下をゆっくり目で追っていた。
「えっ何、何っ?」
横もその横の女性も順番に、だんだん笑顔になっていく。
スコープの倍率を下げてみると、なんと、黒ずくめの大男が、彼女たちの手首のロープを切りながら小走りに移動していた。
( よっしゃー! )
須崎2等陸尉の後ろに居る、三脚に足を引っかけた日本国陸軍兵士。
その背中をピシッピシッ叩いた。
「う、うぅ、な、なんですかぁ。」
「何、ボケてんの!泣いてる場合じゃない!日本男児っ、男はしっかりしなさい。ほらっ!覗いて!早くっ。」
「え~。女性の裸を見るのは~。」
「馬鹿ッ!早く見ろっ!」
背中をバシッと握られて、無理矢理見る男性兵士。
その日本国陸軍兵士は、運よく手信号に通じている兵士だった。
誰が見ているか解らないが、きよしは1分毎に自衛隊、日本国軍兵士に向かって手信号で止まって知らせていた。あいにく早い段階で知らせることが出来た。
「ん、ん!8分後、爆破、合図、解放、保護、頼む~だと~!何、何っ~!」
「あなたも、あなたも前線の皆に知らせて~!お願い~早く!」
背中を丸めて、小走りに堡塁で待機している自衛隊や日本国陸軍の兵士に声を掛けながら走って行く兵士だった。その背中を丸めた兵士の報告を受けて専用極所無線で、須崎の方を向きながら即座に報告する自衛隊幹部もいた。
その様子を確認して、スコープをのぞいている須崎2等陸尉だった。
須崎はテキパキとロープを切断していくきよしを引き続き追っている。
「次来た~、ハイあなた見て!」
先ほどの兵士と2人はきよしを追いかけてスコープで見ていた。
「5分後、爆破、合図、解放、保護、頼む。」
「はい!伝令~!はい、走って走って。」
各前線に走って行く10名ほどの日本国陸軍兵士と自衛官。
そこへ対馬基地、日本国軍と自衛隊を指揮する防衛庁の田中共同基地司令と、2人の将官、合計3人が背中を丸めて小走りに来た。
敬礼する基地司たちと須崎2等陸尉。
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