14 / 96
第3章 ジェシカ・スミス中佐と佐藤結衣。
第4 話 裸の人質を助けろ!パンダ隊長。
しおりを挟む
少女たちの声か、周囲を警戒していた南北朝鮮軍の地上部隊兵士の2人の歩哨にも聞こえてきた。
目を合わせるAXISの歩哨。
ゆっくり銃を構えて山谷を見ながら歩いていく。
1人の歩哨がインカムに指を充てて、前線司令部に報告しようとした瞬間だった。
( ゴンッ! )
そして再び。
( ゴンッ! )
倒れる2人の歩哨。
きよしのゲンコツで、絶命した。
( 布村さん!声が大きい。見つかる。シッ! みんなを静かにさせて。)
手を取り合って喜んでいる5人。布村が4人に人差し指でシィーっと静かにするように促した。口を押える4人の少女。
「早く、水で体洗って。ハイ、殺菌のボディーソープ。ハイ、ハイ。私はきよしさんの指示を待っている。気にせず、そこで洗って。終わったらアーマースーツ渡す。すぐ着て。時間がない!急いで。」
各々の少女が大きなペットボトル2本持って、離れて体を洗い始めた。
( ジャバジャバ、ジャバジャバ……。 )
( う、ううっ……。 )
( う、う、ううっ。 )
かすかな泣き声に気が付く布村。
一瞬振り向くと、4人がそれぞれ声を殺して泣きながら股間を洗っていたのだった。
直視出来ない布村。
悔し涙があふれてきた。
知らない振りをするしかなかった。
( 後、32分です。 )
鳴き声が薄っすらと聞こえる丘。
愛子にはエイモスのカウントダウンの声が唯一の気晴らしだった。その愛子の肩をトントンと叩く佐藤結衣。
「愛っ、愛!服頂戴。」
「ズルズルっ。あっゴメン。この箱みて、これに上下スーツが入っている。大きく広がるから。それと、広がるタオル。はいっ。」
全員に箱を3つ、づつ手渡しする布村。
服の性能を簡単に説明した。
そして2種類のソックスと手袋も渡し、履いてもらった。
グレー1色の4人の少女隊が出来上がった。
布村は一人一人の首元から丁寧に布を出して頭と顔を覆ってあげた。
「よし!わたしとパンダきよしは敵モービル鹵獲に行く。ちょっと結衣っ!結衣!」
5人で唯一のミリオタ。
よく学校で冬休みや春休みの間、ハワイの射撃場で色んな銃を撃った様子を、結衣が自分のブログにUPしていた事を思い出した。
「結衣?あんた、これ使える?」
リュックから軽機関銃とマガジン2個を結衣に渡した。
マガジンの弾を月明かりにかざす結衣。
「5.56×45ミリの……新NATO弾か。フンッ!差し詰め~、新しいホーワのサンキュウさんかな。ここは7.65×51ミリ、欲しかった。」
手に取った瞬間、弾の種類が解る佐藤結衣。
そして、驚く布村と他の3人。軽機関銃にマガジンを差して、後部の円筒のボルトバーを引いて、装填する。
( カシャ、カシャンッ! )
( おぉぉぉ~! )
感激する4人。
「サンキュウホーワね。39年式ホーワ工業アサルトライフル。の、ショートバージョン。有効射程400か。新しいけどぉ物足りないわぁ、でもOKよ。89式のお孫さん。まぁ、バーストモード復活でいいか……。」
親指を立てる佐藤結衣。
( おぉぉぉ~! )
再び関心する4人。
「これも、必要なの?良く解んない。」
縦長の箱を渡す布村。その箱を開いてみる佐藤結衣。
「フン。なるほどぉ。ありがたい。」
そして、アッとゆう間にスコープ、サイレンサー、レーダー照準を装着した。
( おぉぉぉ~! )
ワンパターンに驚く4人。
「結衣!あなた、女子高2年生なのに、軍人みたい。」
怪しい目で、マガジン2つを片手で持ちながら、フフフっと鼻で笑う。
「弾は全部で60発。この銃だけで、ここは防ぎきれない。絶対助けに来てよ。愛っ。」
うなずく布村愛子だった。
そして愛子がしゃがんでうつ伏せになり、ほふく前進して所定の場所に着いた。
それに佐藤結衣も続いた。
他の3人もうつ伏せになって、布村のところまで、見様見真似でほふく前進した。
布村の横に来た佐藤結衣達。
結衣にきよしが使っていた双眼鏡スコープを渡した。
のぞく結衣。
結衣のスコープに映る、何やら黄色い矢印が何かを追跡している画像。
矢印の方をスコープを合わせると、物凄い勢いで走り抜けてるきよしが居た。
真っ黒の全身で裸眼では見えづらいのだろう、自動的にきよしの外側の線に黄色いラインをして知らせるスコープだった。
そして、きよしがしゃがんで止まった
。目をスコープから話して、生で距離を見る結衣。
布村たちから直線で200メートル位の距離だった。
ほぼ対馬市の北部、前線に居たのだ。
またスコープをのぞくと、裸で立たされた女性たちが映っている。
きよしはその数珠繋ぎの女性たちの近くまで体ひとつで来ていたのだった。
女性全員が、疲労も頂点になり、幽霊のようにフラフラ、フラフラ揺れている。
スコープを外し、きつい目をする佐藤結衣だった。
( 残り、25分です。 )
エイモスがヘッドギアで告知する。結衣が見るスコープ映像も一緒に見ていた布村だった。
きよしが、軽く振り向いて光通信。
「布村さん、スミス中佐に連絡。予定15分後、敵タンデムモービルに乗り込む。パスコード分析はシーラスでも行ってと。僕は、女の人たちを助ける!今から10分後、女性たちの脱出を助けるため、敵の目を逸らせる。陽動の爆破をする。それから5分以内で黒と黄色のタンデムモービルに搭乗する。エイモス!お前が布村さんを誘導して。以上送れ。」
布村と佐藤が目を合わせる。
佐藤が横の3人と目を合わせる。
うなずく3人。
そして、スコープをのぞく佐藤結衣。
横では、布村がスミス中佐と連絡を取り合っていた。
結衣がきよしの居る場所にスコープを合わせると、青龍刀を持っていた居眠りをしている男の背後にいた。
きよしは静かに立ち上がり、首をねじった。
その男の頸椎をねじ切り即死させた。きよしはそのまま、即死した男をそのまま椅子に座らせた。
何事も無いように、きよしは流れるように、土手の上に立たされた200人の女性の足元に消えた。
また、布村を見る佐藤。
布村も気が付き小刻みにうなずく。
フラフラしている女性達が、急に動きが止まったのだ
左右に何か、小声で話をしているように映っている。
彼女たちの手首から何か落ち始めた。
佐藤がズームアップすると、手首のロープが順番に切られて落ちているのだった。
まれに、きよしのシルエットを表す黄色いラインが現れる。
きよしのアーマー・スーツは光を吸収する素材になっているため、白い素肌の日本女性の裏に回られると、敵の方角からなかなか視認出来なかった。
きよしの炭素素材は対人レーダー波も吸収するのだ。
「やったー!さすがパンダ隊長!」
握りこぶしを上げる布村の腕を押さえて、小声で話す結衣。
「コラコラッ、愛っ!後4分の3、残ってる。気が付かれたら全員殺される。しっかり周囲の情報取ってよ、愛っ!」
「あーっ……。解ったわよ結衣~。」
主導権を取る結衣に少し、イラッとする布村。
膨れ気味に、静かになって正面を見る布村だった。
目を合わせるAXISの歩哨。
ゆっくり銃を構えて山谷を見ながら歩いていく。
1人の歩哨がインカムに指を充てて、前線司令部に報告しようとした瞬間だった。
( ゴンッ! )
そして再び。
( ゴンッ! )
倒れる2人の歩哨。
きよしのゲンコツで、絶命した。
( 布村さん!声が大きい。見つかる。シッ! みんなを静かにさせて。)
手を取り合って喜んでいる5人。布村が4人に人差し指でシィーっと静かにするように促した。口を押える4人の少女。
「早く、水で体洗って。ハイ、殺菌のボディーソープ。ハイ、ハイ。私はきよしさんの指示を待っている。気にせず、そこで洗って。終わったらアーマースーツ渡す。すぐ着て。時間がない!急いで。」
各々の少女が大きなペットボトル2本持って、離れて体を洗い始めた。
( ジャバジャバ、ジャバジャバ……。 )
( う、ううっ……。 )
( う、う、ううっ。 )
かすかな泣き声に気が付く布村。
一瞬振り向くと、4人がそれぞれ声を殺して泣きながら股間を洗っていたのだった。
直視出来ない布村。
悔し涙があふれてきた。
知らない振りをするしかなかった。
( 後、32分です。 )
鳴き声が薄っすらと聞こえる丘。
愛子にはエイモスのカウントダウンの声が唯一の気晴らしだった。その愛子の肩をトントンと叩く佐藤結衣。
「愛っ、愛!服頂戴。」
「ズルズルっ。あっゴメン。この箱みて、これに上下スーツが入っている。大きく広がるから。それと、広がるタオル。はいっ。」
全員に箱を3つ、づつ手渡しする布村。
服の性能を簡単に説明した。
そして2種類のソックスと手袋も渡し、履いてもらった。
グレー1色の4人の少女隊が出来上がった。
布村は一人一人の首元から丁寧に布を出して頭と顔を覆ってあげた。
「よし!わたしとパンダきよしは敵モービル鹵獲に行く。ちょっと結衣っ!結衣!」
5人で唯一のミリオタ。
よく学校で冬休みや春休みの間、ハワイの射撃場で色んな銃を撃った様子を、結衣が自分のブログにUPしていた事を思い出した。
「結衣?あんた、これ使える?」
リュックから軽機関銃とマガジン2個を結衣に渡した。
マガジンの弾を月明かりにかざす結衣。
「5.56×45ミリの……新NATO弾か。フンッ!差し詰め~、新しいホーワのサンキュウさんかな。ここは7.65×51ミリ、欲しかった。」
手に取った瞬間、弾の種類が解る佐藤結衣。
そして、驚く布村と他の3人。軽機関銃にマガジンを差して、後部の円筒のボルトバーを引いて、装填する。
( カシャ、カシャンッ! )
( おぉぉぉ~! )
感激する4人。
「サンキュウホーワね。39年式ホーワ工業アサルトライフル。の、ショートバージョン。有効射程400か。新しいけどぉ物足りないわぁ、でもOKよ。89式のお孫さん。まぁ、バーストモード復活でいいか……。」
親指を立てる佐藤結衣。
( おぉぉぉ~! )
再び関心する4人。
「これも、必要なの?良く解んない。」
縦長の箱を渡す布村。その箱を開いてみる佐藤結衣。
「フン。なるほどぉ。ありがたい。」
そして、アッとゆう間にスコープ、サイレンサー、レーダー照準を装着した。
( おぉぉぉ~! )
ワンパターンに驚く4人。
「結衣!あなた、女子高2年生なのに、軍人みたい。」
怪しい目で、マガジン2つを片手で持ちながら、フフフっと鼻で笑う。
「弾は全部で60発。この銃だけで、ここは防ぎきれない。絶対助けに来てよ。愛っ。」
うなずく布村愛子だった。
そして愛子がしゃがんでうつ伏せになり、ほふく前進して所定の場所に着いた。
それに佐藤結衣も続いた。
他の3人もうつ伏せになって、布村のところまで、見様見真似でほふく前進した。
布村の横に来た佐藤結衣達。
結衣にきよしが使っていた双眼鏡スコープを渡した。
のぞく結衣。
結衣のスコープに映る、何やら黄色い矢印が何かを追跡している画像。
矢印の方をスコープを合わせると、物凄い勢いで走り抜けてるきよしが居た。
真っ黒の全身で裸眼では見えづらいのだろう、自動的にきよしの外側の線に黄色いラインをして知らせるスコープだった。
そして、きよしがしゃがんで止まった
。目をスコープから話して、生で距離を見る結衣。
布村たちから直線で200メートル位の距離だった。
ほぼ対馬市の北部、前線に居たのだ。
またスコープをのぞくと、裸で立たされた女性たちが映っている。
きよしはその数珠繋ぎの女性たちの近くまで体ひとつで来ていたのだった。
女性全員が、疲労も頂点になり、幽霊のようにフラフラ、フラフラ揺れている。
スコープを外し、きつい目をする佐藤結衣だった。
( 残り、25分です。 )
エイモスがヘッドギアで告知する。結衣が見るスコープ映像も一緒に見ていた布村だった。
きよしが、軽く振り向いて光通信。
「布村さん、スミス中佐に連絡。予定15分後、敵タンデムモービルに乗り込む。パスコード分析はシーラスでも行ってと。僕は、女の人たちを助ける!今から10分後、女性たちの脱出を助けるため、敵の目を逸らせる。陽動の爆破をする。それから5分以内で黒と黄色のタンデムモービルに搭乗する。エイモス!お前が布村さんを誘導して。以上送れ。」
布村と佐藤が目を合わせる。
佐藤が横の3人と目を合わせる。
うなずく3人。
そして、スコープをのぞく佐藤結衣。
横では、布村がスミス中佐と連絡を取り合っていた。
結衣がきよしの居る場所にスコープを合わせると、青龍刀を持っていた居眠りをしている男の背後にいた。
きよしは静かに立ち上がり、首をねじった。
その男の頸椎をねじ切り即死させた。きよしはそのまま、即死した男をそのまま椅子に座らせた。
何事も無いように、きよしは流れるように、土手の上に立たされた200人の女性の足元に消えた。
また、布村を見る佐藤。
布村も気が付き小刻みにうなずく。
フラフラしている女性達が、急に動きが止まったのだ
左右に何か、小声で話をしているように映っている。
彼女たちの手首から何か落ち始めた。
佐藤がズームアップすると、手首のロープが順番に切られて落ちているのだった。
まれに、きよしのシルエットを表す黄色いラインが現れる。
きよしのアーマー・スーツは光を吸収する素材になっているため、白い素肌の日本女性の裏に回られると、敵の方角からなかなか視認出来なかった。
きよしの炭素素材は対人レーダー波も吸収するのだ。
「やったー!さすがパンダ隊長!」
握りこぶしを上げる布村の腕を押さえて、小声で話す結衣。
「コラコラッ、愛っ!後4分の3、残ってる。気が付かれたら全員殺される。しっかり周囲の情報取ってよ、愛っ!」
「あーっ……。解ったわよ結衣~。」
主導権を取る結衣に少し、イラッとする布村。
膨れ気味に、静かになって正面を見る布村だった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
「メジャー・インフラトン」序章2/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節FIRE!FIRE!FIRE! No1. )
あおっち
SF
敵の帝国、AXISがいよいよ日本へ攻めて来たのだ。その島嶼攻撃、すなわち敵の第1次目標は対馬だった。
この序章2/7は主人公、椎葉きよしの少年時代の物語です。女子高校の修学旅行中にAXIS兵士に襲われる女子高生達。かろうじて逃げ出した少女が1人。そこで出会った少年、椎葉きよしと布村愛子、そして少女達との出会い。
パンダ隊長と少女達に名付けられたきよしの活躍はいかに!少女達の運命は!
ジャンプ血清保持者(ゼロ・スターター)椎葉きよしを助ける人々。そして、初めての恋人ジェシカ。札幌、定山渓温泉に集まった対馬島嶼防衛戦で関係を持った家族との絆のストーリー。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
静寂の星
naomikoryo
SF
【★★★全7話+エピローグですので軽くお読みいただけます(^^)★★★】
深宇宙探査船《プロメテウス》は、未知の惑星へと不時着した。
そこは、異常なほど静寂に包まれた世界── 風もなく、虫の羽音すら聞こえない、完璧な沈黙の星 だった。
漂流した5人の宇宙飛行士たちは、救助を待ちながら惑星を探索する。
だが、次第に彼らは 「見えない何か」に監視されている という不気味な感覚に襲われる。
そしてある日、クルーのひとりが 跡形もなく消えた。
足跡も争った形跡もない。
ただ静かに、まるで 存在そのものが消されたかのように──。
「この星は“沈黙を守る”ために、我々を排除しているのか?」
音を発する者が次々と消えていく中、残されたクルーたちは 沈黙の星の正体 に迫る。
この惑星の静寂は、ただの自然現象ではなかった。
それは、惑星そのものの意志 だったのだ。
音を立てれば、存在を奪われる。
完全な沈黙の中で、彼らは生き延びることができるのか?
そして、最後に待ち受けるのは── 沈黙を破るか、沈黙に飲まれるかの選択 だった。
極限の静寂と恐怖が支配するSFサスペンス、開幕。
「メジャー・インフラトン」序章5/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 JUMP! JUMP! JUMP! No2.
あおっち
SF
海を埋め尽くすAXISの艦隊。
飽和攻撃が始まる台湾、金門県。
海岸の空を埋め尽くすAXISの巨大なロボ、HARMARの大群。
同時に始まる苫小牧市へ着上陸作戦。
苫小牧市を守るシーラス防衛軍。
そこで、先に上陸した砲撃部隊の砲弾が千歳市を襲った!
SF大河小説の前章譚、第5部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
あおっち
SF
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
「メジャー・インフラトン」序章4/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節JUMP! JUMP! JUMP! No1)
あおっち
SF
港に立ち上がる敵AXISの巨大ロボHARMOR。
遂に、AXIS本隊が北海道に攻めて来たのだ。
その第1次上陸先が苫小牧市だった。
これは、現実なのだ!
その発見者の苫小牧市民たちは、戦渦から脱出できるのか。
それを助ける千歳シーラスワンの御舩たち。
同時進行で圧力をかけるAXISの陽動作戦。
台湾金門県の侵略に対し、真向から立ち向かうシーラス・台湾、そしてきよしの師範のゾフィアとヴィクトリアの機動艦隊。
新たに戦いに加わった衛星シーラス2ボーチャン。
目の離せない戦略・戦術ストーリーなのだ。
昨年、椎葉きよしと共に戦かった女子高生グループ「エイモス5」からも目が離せない。
そして、遂に最強の敵「エキドナ」が目を覚ましたのだ……。
SF大河小説の前章譚、第4部作。
是非ご覧ください。
※加筆や修正が予告なしにあります。
我ら新興文明保護艦隊
ビーデシオン
SF
もしも道行く野良猫が、百戦錬磨の獣戦士だったら?
もしも冴えないサラリーマンが、戦争上がりのアンドロイドだったら?
これは、実際にそんな空想めいた素性をもって、陰ながら地球を守っているエージェントたちのお話。
※表紙絵はひのたけきょー(@HinotakeDaYo)様より頂きました!
【完結】バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~
山須ぶじん
SF
異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。
彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。
そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。
ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。
だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。
それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。
※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。
※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる