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第2章 強者どもの夢の跡。
第3話 シーラス01艦隊と02艦隊。
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厦門水道の南水域に停泊しているシーラス01艦隊旗艦、「エミリア・プラテル」。
そのCDCルーム。
戦闘モニター正面の艦長席。
鮮やかなブルーと薄いグレーのネイビー迷彩服のポーランド海軍士官戦闘服を着る女性。
長くスラっとした足を組んで座る01艦隊司令ゾフィア・ヴィチック司令だ。
そして、並んで設置された戦闘指揮司令席に座るグジェゴジュ(グレゴリー)・オズモ艦長。
大型モニター下の戦術オフィサーの男性兵士が振り向いて報告する。
「オズモ艦長っ!ビッグワンからイグニッション(点火)90秒前通告っ!」
手を上げるオズモ艦長。
「了解。ヴィチック司令?」
うなずくゾフィア。
「よし。」
そして、ゾフィアが同時に指を鳴らした。
( パチンッ! )
うなずくオズモ艦長。
「01機動部隊、全艦、全部隊っ!対EMS防御態勢。水上艦は対ショックウェーブ・スポイラーCM-CFA作動。全サブ(潜水艦部隊)緊急潜航。」
波も立てずにヌメッと、潜水を始める超大型潜水艦部隊。
海上のシーラス01艦隊の全ての艦船のガラスシールドに、EMS遮蔽処置が始まった。
流線型の「エミリア・プラテル」管制艦橋も同じく、全てのガラス・シールドへ5角形の黒い半透明な小さなシールドが下からパラパラパラと現れて遮蔽処置がなされた。
それと同時に舩舷と上部デッキの境に炭素繊維布の天幕があらわれて、みるみる内にカスケード硬化をして新たなアーマー(衝撃波対策スポイラー:CM-CFA Cascade Morphing Carbon Fabric Armor)処置がされた。
カスケードシールドアーマーは対ショックウェーブ・スポイラーになって、斜め内側に倒された形で全艦艇の甲板や艦橋部を覆った。
3Dコンソールを操作しながら戦術オフィサーの男性兵士が報告する。
「オズモ艦長。全艦隊、全部隊対EMS防御終了。全サブ部隊EMS対応深度まで潜航確認。全艦艇のカスケードシールドおよび対ショックウェーブ・スポイラーCM-CFA設置終了。上陸無人機械化機甲科部隊、爆心地より退避終了確認。マーク2イグニッションカウント、10秒切りました。」
「よしっ!」
チラッと隣のオズモ艦長を見るゾフィア。
そして腕を組んだまま立ち上がった。
最初の爆心地になる大金門島北部。
チームAAのローマン達のランディングポイント方面にあたる地域。
AXIS艦隊とシーラス02機動艦隊の砲撃戦が繰り広げられていた。
大金門島の北部海域で敵機動部隊と会戦中のシーラス02機動艦隊の旗艦、急襲打撃群HARMOR母艦「ステファン・ヴァシンスキー」CDC内。
CDC・部隊統合司令室。
2つの大きなモニターを表示する前にある、中央の司令席。
上目づかいでモニターを見続けるヴィクトリア・カミンスカ、シーラス02艦隊司令兼艦長が座っている。
左画面は戦術戦略進捗アニメーションでシーラス・台湾の林少尉の作った進捗アニメーション映像。右画面は北チームAAの爆心予定地のリアル映像だった。
画面に映る味方撤退の模様。
全ての02艦隊所属の陸上部隊が予定爆心地から後退を始めていた。
その後退する無人機甲部隊を護衛するシーラス02艦隊「ステファン・ヴァシンスキー」直営、最新鋭のHARMOR「シルフZERO」部隊がまだ現場に残っていた。
後退する味方オートマ(無人装甲車)を追撃する敵HARMORへの殿(しんがり)をしているのだった。
そのCDCルーム。
戦闘モニター正面の艦長席。
鮮やかなブルーと薄いグレーのネイビー迷彩服のポーランド海軍士官戦闘服を着る女性。
長くスラっとした足を組んで座る01艦隊司令ゾフィア・ヴィチック司令だ。
そして、並んで設置された戦闘指揮司令席に座るグジェゴジュ(グレゴリー)・オズモ艦長。
大型モニター下の戦術オフィサーの男性兵士が振り向いて報告する。
「オズモ艦長っ!ビッグワンからイグニッション(点火)90秒前通告っ!」
手を上げるオズモ艦長。
「了解。ヴィチック司令?」
うなずくゾフィア。
「よし。」
そして、ゾフィアが同時に指を鳴らした。
( パチンッ! )
うなずくオズモ艦長。
「01機動部隊、全艦、全部隊っ!対EMS防御態勢。水上艦は対ショックウェーブ・スポイラーCM-CFA作動。全サブ(潜水艦部隊)緊急潜航。」
波も立てずにヌメッと、潜水を始める超大型潜水艦部隊。
海上のシーラス01艦隊の全ての艦船のガラスシールドに、EMS遮蔽処置が始まった。
流線型の「エミリア・プラテル」管制艦橋も同じく、全てのガラス・シールドへ5角形の黒い半透明な小さなシールドが下からパラパラパラと現れて遮蔽処置がなされた。
それと同時に舩舷と上部デッキの境に炭素繊維布の天幕があらわれて、みるみる内にカスケード硬化をして新たなアーマー(衝撃波対策スポイラー:CM-CFA Cascade Morphing Carbon Fabric Armor)処置がされた。
カスケードシールドアーマーは対ショックウェーブ・スポイラーになって、斜め内側に倒された形で全艦艇の甲板や艦橋部を覆った。
3Dコンソールを操作しながら戦術オフィサーの男性兵士が報告する。
「オズモ艦長。全艦隊、全部隊対EMS防御終了。全サブ部隊EMS対応深度まで潜航確認。全艦艇のカスケードシールドおよび対ショックウェーブ・スポイラーCM-CFA設置終了。上陸無人機械化機甲科部隊、爆心地より退避終了確認。マーク2イグニッションカウント、10秒切りました。」
「よしっ!」
チラッと隣のオズモ艦長を見るゾフィア。
そして腕を組んだまま立ち上がった。
最初の爆心地になる大金門島北部。
チームAAのローマン達のランディングポイント方面にあたる地域。
AXIS艦隊とシーラス02機動艦隊の砲撃戦が繰り広げられていた。
大金門島の北部海域で敵機動部隊と会戦中のシーラス02機動艦隊の旗艦、急襲打撃群HARMOR母艦「ステファン・ヴァシンスキー」CDC内。
CDC・部隊統合司令室。
2つの大きなモニターを表示する前にある、中央の司令席。
上目づかいでモニターを見続けるヴィクトリア・カミンスカ、シーラス02艦隊司令兼艦長が座っている。
左画面は戦術戦略進捗アニメーションでシーラス・台湾の林少尉の作った進捗アニメーション映像。右画面は北チームAAの爆心予定地のリアル映像だった。
画面に映る味方撤退の模様。
全ての02艦隊所属の陸上部隊が予定爆心地から後退を始めていた。
その後退する無人機甲部隊を護衛するシーラス02艦隊「ステファン・ヴァシンスキー」直営、最新鋭のHARMOR「シルフZERO」部隊がまだ現場に残っていた。
後退する味方オートマ(無人装甲車)を追撃する敵HARMORへの殿(しんがり)をしているのだった。
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