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第13章 敵の名はチャイニーズ・アクシス。
第6話 確認!貨物船内の敵HARMOR。
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千歳シーラスワン、ウーラノスCDCの正面巨大モニター左側には、大間沖のタンカー群の衛星映像。
1隻の巨大タンカーが曳航され離れている。
その開いた空間にコンパクトなオスプレー3が水しぶきを上げながら潜水艦に搭載されるところだった。
そして右側には苫小牧沖の敵潜水母艦と、追いかける2隻の友軍潜水艦の衛星軌道上からの海中探査映像が映っていた。
その画面の左右を見ながら、切り替えるフランス宙軍のミュレー少尉。
正面モニターが、苫小牧埠頭全域のリアル衛星画像に切り替わった。
地球から遥か上空のシーラス2ボーチャン。
通常は戦闘攻撃衛星のモリガン1、2の母衛星基地ではあるが常備、静止衛星軌道にシーラスから管理委託されている大型軍事監視衛星5基を、別に球体司令室から直接遠隔制御していた。
5基中の1基、フランス宙軍ステルス監視衛星「ブロンシュ」が苫小牧上空にいた。
「ブロンシュ」を取り囲むように規則正しく並ぶモリガン20基。
その「ブロンシュ」をコントロールしているフランス事務武官、女性2人の間に身を乗り出して指示をしている清水日本国宙軍少尉。
「デュボア准尉、精度調整は35レベル位で。全方位から苫小牧上空、集中に切り替え。」
「了解、清水少尉。全方位から苫小牧埠頭俯瞰に集中、切り替えました。千歳シーラスワンと「ブロンシュ」とのシステムイネーブル確認。映像、出します。」
2人の間から身を乗り出して画面を見る清水少尉。
その3人を、鈴木と木村の間にいるソスノフスカが球面の上を見た。
ソスノフスカの視線を感じて上を見る清水。お互い目が合い軽い笑顔をして司令を出し続けた。
千歳シーラスワンのオペレーション室正面の巨大モニターに切り替わって、映しだされる苫小牧埠頭周辺のリアルタイム衛星画像。
特殊赤外線探査映像に切り替わった。
即座に貨物船内で潜伏する敵HARMOR。
透過映像で10機を捉えた。
1機づつ丁寧にサブコマンドで拡大されていく。
全て貨物船の中で横になって搭載されていた。
その10機の内、中央北ふ頭に係留される3隻の貨物船、搭載されている3機は登録外の新型モービルだった。
映像に表示されるコマンドには「unknown」の表示。その表示している最中、全機に「injection(点火始動)」の表示がされた。
全ての敵HARMORの核融合電池が稼働開始したのだ。
忙しく表示されるサブコマンドの子画面。
メリッサが耳を押さえながら、段上の御舩の後ろからツカツカ歩いて来て、御舩の横に立った。
そして御舩を見て、うなずいた。
「閣下、7番8番9番間に合いました。6分後に降下始めとの事です。」
「よし。」
「10番機シレーヌは、ランディング既に終了。ゲートオープン始めました。」
「ガルシア大佐、早いな。よし!」
そして、檀上から右下を見る御舩。
「それで、桐生君。JA-SOG(日本国陸軍特殊作戦群)の部隊配置、少女はどうした?」
右下の日本国宙軍の女性事務武官に問い合わせる御舩。一緒に下を見るメリッサ。
「はい、閣下。ジャソグ(JA-SOG)のアルファー、ブラボー各小隊、少女を取り囲みました。」
「各部に連絡。細心の注意を。後はジャソグ、現場の判断(確保できない場合は射殺の意)に任せると。」
一瞬、御舩の厳しい判断に止まる、桐生上級曹長。
「君は近接映像で引き続き、監視オペを続行してくれ。」
「了解しました。閣下。」
桐生上級曹長がクルっと体を戻し、少女を取り囲んだ小隊20名が映る衛星映像を見ながらインカムで通信を始めた。
1隻の巨大タンカーが曳航され離れている。
その開いた空間にコンパクトなオスプレー3が水しぶきを上げながら潜水艦に搭載されるところだった。
そして右側には苫小牧沖の敵潜水母艦と、追いかける2隻の友軍潜水艦の衛星軌道上からの海中探査映像が映っていた。
その画面の左右を見ながら、切り替えるフランス宙軍のミュレー少尉。
正面モニターが、苫小牧埠頭全域のリアル衛星画像に切り替わった。
地球から遥か上空のシーラス2ボーチャン。
通常は戦闘攻撃衛星のモリガン1、2の母衛星基地ではあるが常備、静止衛星軌道にシーラスから管理委託されている大型軍事監視衛星5基を、別に球体司令室から直接遠隔制御していた。
5基中の1基、フランス宙軍ステルス監視衛星「ブロンシュ」が苫小牧上空にいた。
「ブロンシュ」を取り囲むように規則正しく並ぶモリガン20基。
その「ブロンシュ」をコントロールしているフランス事務武官、女性2人の間に身を乗り出して指示をしている清水日本国宙軍少尉。
「デュボア准尉、精度調整は35レベル位で。全方位から苫小牧上空、集中に切り替え。」
「了解、清水少尉。全方位から苫小牧埠頭俯瞰に集中、切り替えました。千歳シーラスワンと「ブロンシュ」とのシステムイネーブル確認。映像、出します。」
2人の間から身を乗り出して画面を見る清水少尉。
その3人を、鈴木と木村の間にいるソスノフスカが球面の上を見た。
ソスノフスカの視線を感じて上を見る清水。お互い目が合い軽い笑顔をして司令を出し続けた。
千歳シーラスワンのオペレーション室正面の巨大モニターに切り替わって、映しだされる苫小牧埠頭周辺のリアルタイム衛星画像。
特殊赤外線探査映像に切り替わった。
即座に貨物船内で潜伏する敵HARMOR。
透過映像で10機を捉えた。
1機づつ丁寧にサブコマンドで拡大されていく。
全て貨物船の中で横になって搭載されていた。
その10機の内、中央北ふ頭に係留される3隻の貨物船、搭載されている3機は登録外の新型モービルだった。
映像に表示されるコマンドには「unknown」の表示。その表示している最中、全機に「injection(点火始動)」の表示がされた。
全ての敵HARMORの核融合電池が稼働開始したのだ。
忙しく表示されるサブコマンドの子画面。
メリッサが耳を押さえながら、段上の御舩の後ろからツカツカ歩いて来て、御舩の横に立った。
そして御舩を見て、うなずいた。
「閣下、7番8番9番間に合いました。6分後に降下始めとの事です。」
「よし。」
「10番機シレーヌは、ランディング既に終了。ゲートオープン始めました。」
「ガルシア大佐、早いな。よし!」
そして、檀上から右下を見る御舩。
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「君は近接映像で引き続き、監視オペを続行してくれ。」
「了解しました。閣下。」
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