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第11章 敵の陽動作戦、残存部隊を殲滅せよ。
第4話 閃光!マーク2着弾。
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降下する1番機オービター。ルフェーブルチームのコクピット。
通路から真正面の大型モニターに、林少尉がインプットして作った戦術進捗モニターが映った。
コクピット後方の7人のスタッフたちのメインモニターにも、同じ画像が映っていた。
全て順調な様だった。
予定通り、各機動HARMOR隊のランディングの為の、目くらまし巡航ミサイル攻撃が台湾本土から始まったのだった。
それを確認してニッコリするルフェーブル機長とオナー副機長。
計器類を見て、再びうなずくルフェーブル機長。
うなずき返すオナー副機長。
「よし、第3群コマンダーHARMOR、射出予定、4分前準備っ!」
「はい、機長。」
船内にアナウンスを始めるオナー副機長。
(( AA、AB、ACの全軍に通達っ!第3群コマンダーHARMOR射出準備。AA、AB、ACの全軍に通達っ!第3群コマンダーHARMOR射出準備。))
また、忙しくなるペイロードベイ内。
出口近くに、コマンダーHARMORを3機固定したアンカーリングがセットされた。
ペイロードベイ内を動けるエンジニアリング・パワードスーツの技師たちがアタッカーHARMOR射出で使用したマグネティック・ガイドウェイから新しいコマンダーHARMOR射出用マグネティック・ガイドウェイへの換装作業をしている。
そして、高度も1万5千メートルに近づいてきた。
この巨大なオービター「ビッグワン」が急反転して上昇するブレイクポイントに近づいているのだ。
このポイントでコマンダーHARMORを射出するというタイミングの最も難しい難事業が待ち構えている。
その難しいポイントで同時に起爆される気化爆弾のエアースパーク・マーク2。
敵地上部隊、海上艦隊を完全作戦行動不能にする目的のEMS効果剤搭載の大量破壊兵器が近づいているのだった。
◇ ◇
千歳シーラスワン、オペレーションルームの段上に立って見ている御舩とメリッサ。
巨大正面モニターの右側に映される、衛星軌道上からのオリジナル大金門島北東部のリアル拡大映像。
左側には各部隊と巡航ミサイルと各軍(第2機動艦隊、降下部隊、FAE巡航ミサイル)と敵の進捗状況を表すアニメーション画面が表示されている。
サブウインドーにはクローズアップされたEMS兵器搭載のエアスパーク・マーク2の3方向グループの着火カウントダウン数字が映っている。
ローマンたち、アタッカーHARMORの降下先だ。
巨大モニター左上部の3チームのカウントダウンが忙しくまわっている。
腕を組んで見る御舩とメリッサ。
シーラス・台湾のアフロダイテイCDCの段上では郭少将と王少佐が、占冠村の「溥儀Ⅰ(プーイー1世)」でも、同じく偽装艦橋の巨大モニターの左端のカウントダウンが表示されている。それを見つめる白い制服姿の王将軍。
そのカウントダウンの数字がAAチームのカウントが”00.00”になって止まった。
そしてABチーム、ACチームの順番に止まった。
その瞬間、右モニターのリアル衛星映像の北部、東部、西部の3つのエリアで、数々の火球が出現したのだ。
各火球の周りで、一瞬に広がる衝撃波。
衝撃波の跡には、小さな光が一斉に点滅し始めた。
それも大量の小さな光が発生したのだ。エアースパーク・マーク2の爆発によって、上陸した機甲部隊の車両や敵、機動HARMORが破壊され爆発した光だった。
リアル衛星映像を、顔を上げて見入るオペレーションルームの事務武官たち。
通路から真正面の大型モニターに、林少尉がインプットして作った戦術進捗モニターが映った。
コクピット後方の7人のスタッフたちのメインモニターにも、同じ画像が映っていた。
全て順調な様だった。
予定通り、各機動HARMOR隊のランディングの為の、目くらまし巡航ミサイル攻撃が台湾本土から始まったのだった。
それを確認してニッコリするルフェーブル機長とオナー副機長。
計器類を見て、再びうなずくルフェーブル機長。
うなずき返すオナー副機長。
「よし、第3群コマンダーHARMOR、射出予定、4分前準備っ!」
「はい、機長。」
船内にアナウンスを始めるオナー副機長。
(( AA、AB、ACの全軍に通達っ!第3群コマンダーHARMOR射出準備。AA、AB、ACの全軍に通達っ!第3群コマンダーHARMOR射出準備。))
また、忙しくなるペイロードベイ内。
出口近くに、コマンダーHARMORを3機固定したアンカーリングがセットされた。
ペイロードベイ内を動けるエンジニアリング・パワードスーツの技師たちがアタッカーHARMOR射出で使用したマグネティック・ガイドウェイから新しいコマンダーHARMOR射出用マグネティック・ガイドウェイへの換装作業をしている。
そして、高度も1万5千メートルに近づいてきた。
この巨大なオービター「ビッグワン」が急反転して上昇するブレイクポイントに近づいているのだ。
このポイントでコマンダーHARMORを射出するというタイミングの最も難しい難事業が待ち構えている。
その難しいポイントで同時に起爆される気化爆弾のエアースパーク・マーク2。
敵地上部隊、海上艦隊を完全作戦行動不能にする目的のEMS効果剤搭載の大量破壊兵器が近づいているのだった。
◇ ◇
千歳シーラスワン、オペレーションルームの段上に立って見ている御舩とメリッサ。
巨大正面モニターの右側に映される、衛星軌道上からのオリジナル大金門島北東部のリアル拡大映像。
左側には各部隊と巡航ミサイルと各軍(第2機動艦隊、降下部隊、FAE巡航ミサイル)と敵の進捗状況を表すアニメーション画面が表示されている。
サブウインドーにはクローズアップされたEMS兵器搭載のエアスパーク・マーク2の3方向グループの着火カウントダウン数字が映っている。
ローマンたち、アタッカーHARMORの降下先だ。
巨大モニター左上部の3チームのカウントダウンが忙しくまわっている。
腕を組んで見る御舩とメリッサ。
シーラス・台湾のアフロダイテイCDCの段上では郭少将と王少佐が、占冠村の「溥儀Ⅰ(プーイー1世)」でも、同じく偽装艦橋の巨大モニターの左端のカウントダウンが表示されている。それを見つめる白い制服姿の王将軍。
そのカウントダウンの数字がAAチームのカウントが”00.00”になって止まった。
そしてABチーム、ACチームの順番に止まった。
その瞬間、右モニターのリアル衛星映像の北部、東部、西部の3つのエリアで、数々の火球が出現したのだ。
各火球の周りで、一瞬に広がる衝撃波。
衝撃波の跡には、小さな光が一斉に点滅し始めた。
それも大量の小さな光が発生したのだ。エアースパーク・マーク2の爆発によって、上陸した機甲部隊の車両や敵、機動HARMORが破壊され爆発した光だった。
リアル衛星映像を、顔を上げて見入るオペレーションルームの事務武官たち。
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