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第10章 敵の陽動作戦、金門県包囲戦。
第6話 間一髪!エアースパーク・ファイブ炸裂!
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立ち上がる楊3級軍士長が乗る中華帝国連邦、人民解放軍陸軍・突撃人型装甲機「壊撃-2型」のホワイトハング-2だった。
立ち上がると同時に道路を横切った。
(( ドシンッドシンッドシンッ! ))
(( ドシンッドシンッドシンッ! ))
そして、トラックが突っ込んだ向かいの、ゆるい丘を登り始める。
唸るモーター音と地面に足が着くたびに発生する衝撃音。
省電力の為、コクピットのアクティブ・ショック・ダンパーを切っているので、ダイレクトに振動が響くコクピット内。
楊の頭が前後に揺すられる。
なんとか2分も掛からず丘陵の上に着いた楊のHARMOR。
そこでAIの警告が始まった。
( 南南東より多数のマッハ5の飛翔物体がこちらに向かってきます。恐らく対地巡航ミサイルと思われます。対ショック防御姿勢を推奨します。 )
「了解、アクティブアーマーを前面に展開。直ちにスーパイン・ポジション(仰向けで横になる)。ポジション終了後、全電源をOFF。」
( アクティブアーマー、前面に展開します。スーパイン「仰向け」・ポジションをとります。 )
肩や肘、膝関節部の前面に防護アーマーが移動し、脛や胸のアーマーが張り出したのだ。そのまま背中を地面につけて横になる楊のHARMORだった。
(( ドシンッ! ))
背中のランドセルが地面に着いたのだろう。
全体的な振動が来た。コクピットごと上を向いた楊の操縦席。
( ヒューン……。)
そして全ての電源を落とした楊3級軍士長。
スマハンドのタイマーをONにすると、カウントする数字だけが暗闇で光っていた。
仰向けで地面に寝る巨大なHARMORの旧型の壊撃-2型、ホワイトハング2。
この姿勢が最も、爆風や衝撃波の被害を最小に留め、万が一の時は容易に脱出出来る体制なのだ。
暗闇のコクピットでジッとしていると、かなり遠くから地鳴りと落雷が一緒に来るような振動が来た。
( ガタガタガタ、……ガガガガッ。ガガン!ガンッ!)
通常の爆撃ではない1発1発が大きな爆発だった。と、突然。
至近距離なのだろうか物凄い音と衝撃波が襲って来た。
(( バシンッ! ))
(( ドドドドドッ! ))
「うわっ!」
大きなハンマーでHARMORの機体全体が殴られるような強い衝撃だった。
左右にゆすぶられる巨大なロボット。
しかし直ぐに収まった。カウンターは1分20秒を超えた。
この大きな振動の後、複数の振動と音がまた遠くで鳴っていた。そして、しばらく経って、飛翔体のジェット音が遅れてやってきた。
(( ヒュキィーン!ゴー! ))
(( ヒュキィーン!ゴー! ))
カウンターは1分30秒を経過した。マッハ5とは嘘ではないようだった。
そして静寂、無音の暗闇。
本人は5分程目をつむっていた気がしたが、既にカウンターは1時間を軽く経過していた。
既に午前7時を回っていたのだ。
「あ、あ、寝てしまった。」
暗闇で苦笑いの楊。
急いでスマハンドのカウンターと止めて、省電力の自分の膝の上のモニターを指でなぞった。
モニター脇のスイッチを入れ最低限の電源で立ち上げた。
モニターにオレンジ色の制御OSの漢字が表示される。
「システム・再稼働完了(省電力モード、レベル1)」
コントロールハンドルを握り、両手の人差し指と中指でモーター稼働箇所を入力して、HARMORの上半身を30度ほど起こした。
( キィーンジーン、ガガガガッ。ガガガガ。 )
砂や砂利に埋まった上半身がモータ音と共に起き上がる。
頭部モニターや胸部アーマーに積もった土砂がザザーと流れ落ちる。
動きが止まるHARMORの上半身。
暗闇のコクピットで、スマハンドのライトをつけて左右を見る楊3級軍士長だった。
コクピットの前面、上部を照らした。
非常脱出口があるのだ。
ベルト類を外しコクピットの上部に両手を当てて、順番に両脇の手動レバーを落とした。
手動でコクピットの上部の非常脱出口を空けようとしているのだ。
核融合電池を稼働させれば直ぐ開くコクピットのメインシールドだが、楊は何故か極端に慎重になっていた。
核融合電池をリスタートさせるだけの電力も、余力でキープしたいと、考えていた。
しかし、軽く押してもウンともスンとも言わない頑丈な扉だった。
「ぐぅ。ぐっ、あれ?なんで?ぐっ!ふぅ……。動かないって。うーん、畜生っ!せいの!うー。うー、う~っ!」
( ギ、ギ、ギー。 )
5センチ位開いた脱出口。
光が差し込んできた。
少し、土砂がコクピットに流れて来た。
手を休めて、シートのヘッドレスト部に当たる陽の光を見た楊。
なぜか、ニッコリした。
まったく動かない訳では、なかった。
もう一息のようだった。
気合を入れ直して扉をあける楊だった。
「よし!もう1回。せいのー!このっ、このっ。ふぅ……。このこのー!うーぎぎぎっー、ひーらーけー。」
( ガタン! )
やっと開くコクピットシールド上の脱出口。
「よっしゃ!よっしゃ!ふーっ。」
長さ1.5メートル、幅が40センチくらいの扉だが、厚さが20センチを超える分厚い鋼鉄製の頑丈な扉だった。
普段は片手で、軽く開くハズだったが、衝撃波で機体がひずんだのかも知れなかった。
ようやく自分が通れる位、開いた脱出口。
外の光がコクピットに、大きくこぼれて来ている。
「よいーっしょっと。わぁ、腰痛っ!うわ~本当に腰に来た。痛たた、痛たたた。」
少し、腰を痛めた楊。
腰を押さえながら直ぐスマハンドの放射能測定をする。
軽く外に腕を伸ばしてから数値を見た。
「痛たた……。どれ、どれ。……ふ~ん。」
自然放射線量だった。
核爆発ではなく、やはり噂の気化爆弾だったと思った。
慎重すぎる楊は、ヘッドギアも電源を入れていないので、自分の息で前面が曇ってしまった。
透明シールドを空けて軽く深呼吸をした。もう面倒になりヘッドギアを脱いで、パイロットシートに投げ置いた。
もう一度軽く、深呼吸をした。
何故かニッコリする楊だった。
道路脇で気が付いた時の強烈な嫌な臭い。
ツーンと来る嫌な刺激臭。
金属が焼けた臭いなのか、遺体が焼けた臭いなのか、わからないが、今はとにかく嫌な臭いが全くしなかった。
ゆっくり目を開けて両手を伸ばし、足をモニターの端に引っ掛けて頭だけ脱出口から出したのだ。
前方を除く楊3級軍士長。
空は、気持ちの良い早朝の青空のままだった。
気化爆弾で爆撃を受けた味方の状態を想像して、少しためらう。でも、現実を受け入れるしかないと思った。
「んーっ。ふぅ……。よし!よいしょっと。」
上半身まで一気に懸垂をして上げた。
そして思い切って脱出孔の上に立ちあがる楊。
体を支える為にHARMOR頭部モニターの、アゴの部分を手で持って体を支えて、厳しい顔でゆっくり周りを見た。想像以上の被害だった。
高速道路の奥の方から規則正しく、大きな丸い爆心地が続いている。
最初見た、高速道路にギッシリ並んで火を上げる車両が無数にあったが、ほとんど消し炭になって高速道の左右に飛んでひっくり返っていた。
恐らく衝撃波と爆風で全てが吹き飛んだのであろう。
手前4~50メートル先にも直近の爆心地があった。
先程まで、並んだまま火を噴いていた味方のトラックや荷台の巨大なモービルが、真っ黒のまま、煙も出さず道路脇にひっくり返っている光景だった。
HARMORの頭部モニターから身を乗り出して自分達がトラックでやって来た後方を見ると、同じように規則正しく大きな丸い爆心地が続いている。
燃焼して煙を出す車両も数える程しかなかった。
大急ぎでUターンして、逃げた車両も気化爆弾の餌食になったのであろう。
動く物を探したが前方も、後方にも一切なかった。気配すら感じなかった。
モービルの肩の強化アーマーと首の間に、片膝を上げてしゃがみ込む、楊3級軍士長。
気持ちのよい朝のそよ風が、楊の頬を優しく撫で始める。
目をほそめる楊。
目線を下げて下を見ると、HARMORの両足の左側だけ砂や砂利で隠れている。
スネや太もものアーマーが右側へめくり上がっていた。
物凄い圧力が、加わったのが良く解った。
両腕を伸ばしたまま、手を後ろについて、顔を上に向けて空を見る楊3級軍士長だった。
いつもの様に清々しい朝の風。
薄い雲がゆっくり流れてる。
6月の初夏の気持ちの良い空だった。
顔を上げたまま、何故か涙が溢れて来た。
ポロポロと流れて来たのだ。
------涙が止まらない楊3級軍士長だった。
立ち上がると同時に道路を横切った。
(( ドシンッドシンッドシンッ! ))
(( ドシンッドシンッドシンッ! ))
そして、トラックが突っ込んだ向かいの、ゆるい丘を登り始める。
唸るモーター音と地面に足が着くたびに発生する衝撃音。
省電力の為、コクピットのアクティブ・ショック・ダンパーを切っているので、ダイレクトに振動が響くコクピット内。
楊の頭が前後に揺すられる。
なんとか2分も掛からず丘陵の上に着いた楊のHARMOR。
そこでAIの警告が始まった。
( 南南東より多数のマッハ5の飛翔物体がこちらに向かってきます。恐らく対地巡航ミサイルと思われます。対ショック防御姿勢を推奨します。 )
「了解、アクティブアーマーを前面に展開。直ちにスーパイン・ポジション(仰向けで横になる)。ポジション終了後、全電源をOFF。」
( アクティブアーマー、前面に展開します。スーパイン「仰向け」・ポジションをとります。 )
肩や肘、膝関節部の前面に防護アーマーが移動し、脛や胸のアーマーが張り出したのだ。そのまま背中を地面につけて横になる楊のHARMORだった。
(( ドシンッ! ))
背中のランドセルが地面に着いたのだろう。
全体的な振動が来た。コクピットごと上を向いた楊の操縦席。
( ヒューン……。)
そして全ての電源を落とした楊3級軍士長。
スマハンドのタイマーをONにすると、カウントする数字だけが暗闇で光っていた。
仰向けで地面に寝る巨大なHARMORの旧型の壊撃-2型、ホワイトハング2。
この姿勢が最も、爆風や衝撃波の被害を最小に留め、万が一の時は容易に脱出出来る体制なのだ。
暗闇のコクピットでジッとしていると、かなり遠くから地鳴りと落雷が一緒に来るような振動が来た。
( ガタガタガタ、……ガガガガッ。ガガン!ガンッ!)
通常の爆撃ではない1発1発が大きな爆発だった。と、突然。
至近距離なのだろうか物凄い音と衝撃波が襲って来た。
(( バシンッ! ))
(( ドドドドドッ! ))
「うわっ!」
大きなハンマーでHARMORの機体全体が殴られるような強い衝撃だった。
左右にゆすぶられる巨大なロボット。
しかし直ぐに収まった。カウンターは1分20秒を超えた。
この大きな振動の後、複数の振動と音がまた遠くで鳴っていた。そして、しばらく経って、飛翔体のジェット音が遅れてやってきた。
(( ヒュキィーン!ゴー! ))
(( ヒュキィーン!ゴー! ))
カウンターは1分30秒を経過した。マッハ5とは嘘ではないようだった。
そして静寂、無音の暗闇。
本人は5分程目をつむっていた気がしたが、既にカウンターは1時間を軽く経過していた。
既に午前7時を回っていたのだ。
「あ、あ、寝てしまった。」
暗闇で苦笑いの楊。
急いでスマハンドのカウンターと止めて、省電力の自分の膝の上のモニターを指でなぞった。
モニター脇のスイッチを入れ最低限の電源で立ち上げた。
モニターにオレンジ色の制御OSの漢字が表示される。
「システム・再稼働完了(省電力モード、レベル1)」
コントロールハンドルを握り、両手の人差し指と中指でモーター稼働箇所を入力して、HARMORの上半身を30度ほど起こした。
( キィーンジーン、ガガガガッ。ガガガガ。 )
砂や砂利に埋まった上半身がモータ音と共に起き上がる。
頭部モニターや胸部アーマーに積もった土砂がザザーと流れ落ちる。
動きが止まるHARMORの上半身。
暗闇のコクピットで、スマハンドのライトをつけて左右を見る楊3級軍士長だった。
コクピットの前面、上部を照らした。
非常脱出口があるのだ。
ベルト類を外しコクピットの上部に両手を当てて、順番に両脇の手動レバーを落とした。
手動でコクピットの上部の非常脱出口を空けようとしているのだ。
核融合電池を稼働させれば直ぐ開くコクピットのメインシールドだが、楊は何故か極端に慎重になっていた。
核融合電池をリスタートさせるだけの電力も、余力でキープしたいと、考えていた。
しかし、軽く押してもウンともスンとも言わない頑丈な扉だった。
「ぐぅ。ぐっ、あれ?なんで?ぐっ!ふぅ……。動かないって。うーん、畜生っ!せいの!うー。うー、う~っ!」
( ギ、ギ、ギー。 )
5センチ位開いた脱出口。
光が差し込んできた。
少し、土砂がコクピットに流れて来た。
手を休めて、シートのヘッドレスト部に当たる陽の光を見た楊。
なぜか、ニッコリした。
まったく動かない訳では、なかった。
もう一息のようだった。
気合を入れ直して扉をあける楊だった。
「よし!もう1回。せいのー!このっ、このっ。ふぅ……。このこのー!うーぎぎぎっー、ひーらーけー。」
( ガタン! )
やっと開くコクピットシールド上の脱出口。
「よっしゃ!よっしゃ!ふーっ。」
長さ1.5メートル、幅が40センチくらいの扉だが、厚さが20センチを超える分厚い鋼鉄製の頑丈な扉だった。
普段は片手で、軽く開くハズだったが、衝撃波で機体がひずんだのかも知れなかった。
ようやく自分が通れる位、開いた脱出口。
外の光がコクピットに、大きくこぼれて来ている。
「よいーっしょっと。わぁ、腰痛っ!うわ~本当に腰に来た。痛たた、痛たたた。」
少し、腰を痛めた楊。
腰を押さえながら直ぐスマハンドの放射能測定をする。
軽く外に腕を伸ばしてから数値を見た。
「痛たた……。どれ、どれ。……ふ~ん。」
自然放射線量だった。
核爆発ではなく、やはり噂の気化爆弾だったと思った。
慎重すぎる楊は、ヘッドギアも電源を入れていないので、自分の息で前面が曇ってしまった。
透明シールドを空けて軽く深呼吸をした。もう面倒になりヘッドギアを脱いで、パイロットシートに投げ置いた。
もう一度軽く、深呼吸をした。
何故かニッコリする楊だった。
道路脇で気が付いた時の強烈な嫌な臭い。
ツーンと来る嫌な刺激臭。
金属が焼けた臭いなのか、遺体が焼けた臭いなのか、わからないが、今はとにかく嫌な臭いが全くしなかった。
ゆっくり目を開けて両手を伸ばし、足をモニターの端に引っ掛けて頭だけ脱出口から出したのだ。
前方を除く楊3級軍士長。
空は、気持ちの良い早朝の青空のままだった。
気化爆弾で爆撃を受けた味方の状態を想像して、少しためらう。でも、現実を受け入れるしかないと思った。
「んーっ。ふぅ……。よし!よいしょっと。」
上半身まで一気に懸垂をして上げた。
そして思い切って脱出孔の上に立ちあがる楊。
体を支える為にHARMOR頭部モニターの、アゴの部分を手で持って体を支えて、厳しい顔でゆっくり周りを見た。想像以上の被害だった。
高速道路の奥の方から規則正しく、大きな丸い爆心地が続いている。
最初見た、高速道路にギッシリ並んで火を上げる車両が無数にあったが、ほとんど消し炭になって高速道の左右に飛んでひっくり返っていた。
恐らく衝撃波と爆風で全てが吹き飛んだのであろう。
手前4~50メートル先にも直近の爆心地があった。
先程まで、並んだまま火を噴いていた味方のトラックや荷台の巨大なモービルが、真っ黒のまま、煙も出さず道路脇にひっくり返っている光景だった。
HARMORの頭部モニターから身を乗り出して自分達がトラックでやって来た後方を見ると、同じように規則正しく大きな丸い爆心地が続いている。
燃焼して煙を出す車両も数える程しかなかった。
大急ぎでUターンして、逃げた車両も気化爆弾の餌食になったのであろう。
動く物を探したが前方も、後方にも一切なかった。気配すら感じなかった。
モービルの肩の強化アーマーと首の間に、片膝を上げてしゃがみ込む、楊3級軍士長。
気持ちのよい朝のそよ風が、楊の頬を優しく撫で始める。
目をほそめる楊。
目線を下げて下を見ると、HARMORの両足の左側だけ砂や砂利で隠れている。
スネや太もものアーマーが右側へめくり上がっていた。
物凄い圧力が、加わったのが良く解った。
両腕を伸ばしたまま、手を後ろについて、顔を上に向けて空を見る楊3級軍士長だった。
いつもの様に清々しい朝の風。
薄い雲がゆっくり流れてる。
6月の初夏の気持ちの良い空だった。
顔を上げたまま、何故か涙が溢れて来た。
ポロポロと流れて来たのだ。
------涙が止まらない楊3級軍士長だった。
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