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第8章 敵の陽動作戦、台湾進撃を止めろ!(敵視点ver)
第11話 擬装タンカーを確保せよ!
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夜明け前、スッキリ晴れ渡る津軽海峡。
青森県大間沖に浮かぶ超大型タンカーが規則正しく並んでいる。
正確には大間町沖の小さな弁天島から、沖合2キロ地点に浮かんでいた。
日本海軍特務艦、豊国丸戦死者忠霊碑からハッキリ視認できる距離だった。
戦闘攻撃衛星のモリガン1から打ち込まれた神の杖、そのEMS攻撃を受け全ての電源が落ちた20隻の大型オイルタンカー群が津軽海峡に浮かんでいたのだ。
真っ暗闇の中のタンカーの廊下。
トラックが通れるほどの広い廊下を2人の兵士を先頭に、昔ながらの少し黄色い色のライトで照らしながら歩いて行くAXISの上級将校。
電源確保のために配電コントロール室に向かっていたのだ。
「非常電源も切れて、俺の時計も止まってる。アルカリ乾電池の非常ライトしか、つかないなんて。EMS攻撃か。全く低能で無能な小日本人め、子生意気な。あーぁ、でもこれ。せっかくネット通販でやっと見つけて買った大事なG-SHOCK(日本製)なのに。これ、完全に止まってるし。治るのか?4万元もしたのに。めちゃめちゃ時間が正確で、水中訓練で他の軍の装備品が壊れても全く平気で、重宝してたのに。日本の本社に送ったら直るかなぁ。今は国交が無いからダメかぁ?いやパパに頼んで、日本へ帰化した政治家に頼むか……。でも面倒くさいなぁ。」
歩きながら時計にライトを当ててブツクサ文句を言っているエリート士官。
左右の廊下と交差する角で止まった兵士に、体が当たった。
( ドンッ! )
「痛っ。何を止まってる!さっさと電源室まで行け!馬鹿者。そんなにビビらんでも誰もいないって。早く行け。早く。」
( ハッ!失礼いたしました。 )
「ったく。お前は、ビビりの小日本人かっ!早く電源室まで誘導しろ、馬鹿者。」
アゴで部下を使うエリート士官。
文句を言う大声が廊下に響いていた。
そんな、20隻の電源が落ちた巨大オイルタンカー群の海中。
AS潜「ワタツミ」の姉妹艦、2番艦の「スサノオ」の大型魚雷発射管から、魚雷型に変形したジムニーが続々と海中へ、打ち出されていた。
タンカー1隻あたり、シーラスの特殊部隊が5チーム、20名で対応するのだ。
その海中を進むジムニーの縦に座る1チーム4名は、シラス加盟国の特殊部隊員達だった。
主な構成はシーラス情報特務科SISF隊員、ポーランド陸軍特殊部隊のJW-グロム隊員、英海軍特殊部隊SBS隊員、台湾軍の両棲偵捜大隊のARP隊員、自衛隊特戦群のJGSDF隊員、警視庁SAT隊員なのだ。
もちろんアメリカ海軍シールズも先頭を切って参加しているのだ。
過酷なシーラスの共同訓練で、生き残った精鋭達が構成する最高機密特殊チームだった。
それに、対馬戦役で戦った日本国軍兵士、自衛隊隊員たちも厳しいシーラスの訓練を受け参加しているのだった。
もちろん戦術オペレーション・ガイドAIには、エイモスが担当している。
タンカーの船底に開いた海中扉から続々と上がり込む特殊部隊。
人の目にも見えず、機械のセンサーにも反応しない特殊な周波数ライトを照らしながら敵タンカー基地に乗り込んだ。
巨大な廊下を走るジムニー各車両。
先頭車両には西浦・シーラス情報特務少尉が運転をしていた。いや、運転席に座っているだけだった。後ろを走るジムニーは各ポイントに向かう為、順番に分かれて行く。
既に「スサノオ」で解析されたタンカーの内部構造。
その目標ポイントにエイモスが自動運転をして彼らを運んでいたのだ。
10分もしない内に目標へ到着し、配置に着く特殊部隊員たち。
移動途中に邪魔な敵兵士やタンカーの乗組員は排除して進んだ。
広い廊下に、かすかに聞こえるタイヤか何かの走行音。
その音に気が付き暗闇で立ち止まる、武装した敵の兵士。
兵士達が走行音に気がつき、後ろを振り向いた瞬間だった。
(( シュパ、シュパシュパ!シュパ! ))
( カン、カンカン!カンッ! )
空気を切る音と共に、空き缶を叩くような音がした。
ヘルメットの上から狙撃された4人の敵兵の音だった。
倒れ込む前に4人の横を、無音のジムニー2台が通り過ぎる。
全ての敵タンカーへ乗り込みが完了し、持ち場に着いた西浦少尉率いる外国人特殊部隊の面々。
そうとも知らず、敵エリート士官と2人の兵士が懐中電灯を照らしながら、のんきに電源室に入った。
誰かに引っかかって倒れる3人。
懐中電灯を当てると自軍の技術エンジニアの遺体だった。
( うわぁー! )
大慌てでその場を逃げようとするエリート士官と2人の兵士。しかし、背後から首頸椎をねじ切られ3人は即死した。
倒れたエリート士官の白い士官服の胸を持ったままの特殊部隊員。
スマハンドの操作をすると、エイモスが死んだ士官の体全身に走査線を走らせた。
同時に服を持ったままの特殊部隊員のアンダー・アーマースーツが同じスピードで全く同じ白色、素材の風合いの布が再現されていく。エイモスお得意のカスケード変形だった。敵兵の胸元まで走査線が昇って来た時、(おっ!)と慌てて顔と頭にカスケード布を当てる特殊部隊員。
その特殊部隊員は、元日本国軍の曽根だった。
曽根は敵エリート士官の顔もコピーし始めた。制帽の鍔の先までコピーすると。手を離した。ドサッと倒れ込むエリート士官の遺体。
そのコピーしたままの姿でマスター電源を入れる。後は、各所での電源を入れると電源が回復するはずである。
左側頭部を押さえて、司令室に向かって走り始める白い制服姿の曽根。各チームに感応波通信をしたのだろう、タンカーの司令室前で突入準備をする隊員たち。
入れ口の左右に分かれて突入準備をする西浦チーム。
西浦が全隊員へ感応波で指示をした。どのタンカー内でも暗闇の中で、指令室入口の左右に分かれて突入準備をしている。西浦が人差し指と中指のふた指を伸ばして左右にクルクルまわした。
弾丸変更を指示したのだ。
貫通力の高いフルメタルジャケット弾から貫通力がなく、粉々になって相手を気絶させる、殺傷力の低いフランジブル弾への変更指示だった。
見張り以外の突入する全隊員がマガジンを入れ直した。特殊プラスチック製マガジンはカチャカチャ音が全くしないのだ。
無音で武装換装する部隊員たち。
その内、白い制服コピーした曽根が入口中央に立った。うなづくと、構えていた隊員が主電源を入れた。
チカチカと天井や側面の明かりがつくAXIS、偽装タンカー基地の指令室だった。
全てのモニターや操作基盤に電源が入った。
冷却ファンや各装置がうなり始めた。完全に回復したAXISのタンカー司令室だった。
タンカーの操舵室、機関室、対空装備・対艦装備を制御するコントロールするCICルームなど主要制御室全てに突入する特殊部隊員。
手を上げる乗員や兵士、士官達。2~3の抵抗があったがフランジブル弾で気絶させたので事なきを得た。
開始から15分で20隻、全てのタンカー基地の鹵獲と、乗員の確保が出来たのだ。
青森県大間沖に浮かぶ超大型タンカーが規則正しく並んでいる。
正確には大間町沖の小さな弁天島から、沖合2キロ地点に浮かんでいた。
日本海軍特務艦、豊国丸戦死者忠霊碑からハッキリ視認できる距離だった。
戦闘攻撃衛星のモリガン1から打ち込まれた神の杖、そのEMS攻撃を受け全ての電源が落ちた20隻の大型オイルタンカー群が津軽海峡に浮かんでいたのだ。
真っ暗闇の中のタンカーの廊下。
トラックが通れるほどの広い廊下を2人の兵士を先頭に、昔ながらの少し黄色い色のライトで照らしながら歩いて行くAXISの上級将校。
電源確保のために配電コントロール室に向かっていたのだ。
「非常電源も切れて、俺の時計も止まってる。アルカリ乾電池の非常ライトしか、つかないなんて。EMS攻撃か。全く低能で無能な小日本人め、子生意気な。あーぁ、でもこれ。せっかくネット通販でやっと見つけて買った大事なG-SHOCK(日本製)なのに。これ、完全に止まってるし。治るのか?4万元もしたのに。めちゃめちゃ時間が正確で、水中訓練で他の軍の装備品が壊れても全く平気で、重宝してたのに。日本の本社に送ったら直るかなぁ。今は国交が無いからダメかぁ?いやパパに頼んで、日本へ帰化した政治家に頼むか……。でも面倒くさいなぁ。」
歩きながら時計にライトを当ててブツクサ文句を言っているエリート士官。
左右の廊下と交差する角で止まった兵士に、体が当たった。
( ドンッ! )
「痛っ。何を止まってる!さっさと電源室まで行け!馬鹿者。そんなにビビらんでも誰もいないって。早く行け。早く。」
( ハッ!失礼いたしました。 )
「ったく。お前は、ビビりの小日本人かっ!早く電源室まで誘導しろ、馬鹿者。」
アゴで部下を使うエリート士官。
文句を言う大声が廊下に響いていた。
そんな、20隻の電源が落ちた巨大オイルタンカー群の海中。
AS潜「ワタツミ」の姉妹艦、2番艦の「スサノオ」の大型魚雷発射管から、魚雷型に変形したジムニーが続々と海中へ、打ち出されていた。
タンカー1隻あたり、シーラスの特殊部隊が5チーム、20名で対応するのだ。
その海中を進むジムニーの縦に座る1チーム4名は、シラス加盟国の特殊部隊員達だった。
主な構成はシーラス情報特務科SISF隊員、ポーランド陸軍特殊部隊のJW-グロム隊員、英海軍特殊部隊SBS隊員、台湾軍の両棲偵捜大隊のARP隊員、自衛隊特戦群のJGSDF隊員、警視庁SAT隊員なのだ。
もちろんアメリカ海軍シールズも先頭を切って参加しているのだ。
過酷なシーラスの共同訓練で、生き残った精鋭達が構成する最高機密特殊チームだった。
それに、対馬戦役で戦った日本国軍兵士、自衛隊隊員たちも厳しいシーラスの訓練を受け参加しているのだった。
もちろん戦術オペレーション・ガイドAIには、エイモスが担当している。
タンカーの船底に開いた海中扉から続々と上がり込む特殊部隊。
人の目にも見えず、機械のセンサーにも反応しない特殊な周波数ライトを照らしながら敵タンカー基地に乗り込んだ。
巨大な廊下を走るジムニー各車両。
先頭車両には西浦・シーラス情報特務少尉が運転をしていた。いや、運転席に座っているだけだった。後ろを走るジムニーは各ポイントに向かう為、順番に分かれて行く。
既に「スサノオ」で解析されたタンカーの内部構造。
その目標ポイントにエイモスが自動運転をして彼らを運んでいたのだ。
10分もしない内に目標へ到着し、配置に着く特殊部隊員たち。
移動途中に邪魔な敵兵士やタンカーの乗組員は排除して進んだ。
広い廊下に、かすかに聞こえるタイヤか何かの走行音。
その音に気が付き暗闇で立ち止まる、武装した敵の兵士。
兵士達が走行音に気がつき、後ろを振り向いた瞬間だった。
(( シュパ、シュパシュパ!シュパ! ))
( カン、カンカン!カンッ! )
空気を切る音と共に、空き缶を叩くような音がした。
ヘルメットの上から狙撃された4人の敵兵の音だった。
倒れ込む前に4人の横を、無音のジムニー2台が通り過ぎる。
全ての敵タンカーへ乗り込みが完了し、持ち場に着いた西浦少尉率いる外国人特殊部隊の面々。
そうとも知らず、敵エリート士官と2人の兵士が懐中電灯を照らしながら、のんきに電源室に入った。
誰かに引っかかって倒れる3人。
懐中電灯を当てると自軍の技術エンジニアの遺体だった。
( うわぁー! )
大慌てでその場を逃げようとするエリート士官と2人の兵士。しかし、背後から首頸椎をねじ切られ3人は即死した。
倒れたエリート士官の白い士官服の胸を持ったままの特殊部隊員。
スマハンドの操作をすると、エイモスが死んだ士官の体全身に走査線を走らせた。
同時に服を持ったままの特殊部隊員のアンダー・アーマースーツが同じスピードで全く同じ白色、素材の風合いの布が再現されていく。エイモスお得意のカスケード変形だった。敵兵の胸元まで走査線が昇って来た時、(おっ!)と慌てて顔と頭にカスケード布を当てる特殊部隊員。
その特殊部隊員は、元日本国軍の曽根だった。
曽根は敵エリート士官の顔もコピーし始めた。制帽の鍔の先までコピーすると。手を離した。ドサッと倒れ込むエリート士官の遺体。
そのコピーしたままの姿でマスター電源を入れる。後は、各所での電源を入れると電源が回復するはずである。
左側頭部を押さえて、司令室に向かって走り始める白い制服姿の曽根。各チームに感応波通信をしたのだろう、タンカーの司令室前で突入準備をする隊員たち。
入れ口の左右に分かれて突入準備をする西浦チーム。
西浦が全隊員へ感応波で指示をした。どのタンカー内でも暗闇の中で、指令室入口の左右に分かれて突入準備をしている。西浦が人差し指と中指のふた指を伸ばして左右にクルクルまわした。
弾丸変更を指示したのだ。
貫通力の高いフルメタルジャケット弾から貫通力がなく、粉々になって相手を気絶させる、殺傷力の低いフランジブル弾への変更指示だった。
見張り以外の突入する全隊員がマガジンを入れ直した。特殊プラスチック製マガジンはカチャカチャ音が全くしないのだ。
無音で武装換装する部隊員たち。
その内、白い制服コピーした曽根が入口中央に立った。うなづくと、構えていた隊員が主電源を入れた。
チカチカと天井や側面の明かりがつくAXIS、偽装タンカー基地の指令室だった。
全てのモニターや操作基盤に電源が入った。
冷却ファンや各装置がうなり始めた。完全に回復したAXISのタンカー司令室だった。
タンカーの操舵室、機関室、対空装備・対艦装備を制御するコントロールするCICルームなど主要制御室全てに突入する特殊部隊員。
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