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第8章 敵の陽動作戦、台湾進撃を止めろ!(敵視点ver)
第2話 そのオートマの名はエイジャックス。
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正面の人工砂浜から緩やか丘が続いている。
奥にはくぼ地が点々と広がっていた。そのくぼ地に設置された無人兵器群。
シーラスでは、「オートマ」と呼称している。
その各オートマからステルス塗料で、丁寧に迷彩色に塗られた偵察・照準誘導用のシュノーケルが長く伸びていた。
一番海岸線に近いオートマのシュノーケルが上陸する敵モービルを索敵、発見した。
発見したのは英国陸軍が誇る無人偵察装甲車「エイジャックス」。
複数装填可能な6連基ミサイル仕様の「エイジャックス・オートマ」だった。
新型対戦車・対モービル用・スウィングファイア・ミサイルが搭載されているのだ。
そのエイジャックス・オートマの一輌が反応して、先頭から敵、AXIS・HARMORの5機と大型揚陸艦の援護用50ミリ速射2連砲へ、一気にまとめて狙いをつけた。
( ピーン……、ギュィーン。 )
エイジャックスが目を覚ましたのだ。
装甲車内のオート・レジュームシステムが全てのシステムを起動した。
火が入る無人装甲車。
その一輌が目覚めると、30輌以上に及ぶ設置されたオートマ全車両が、連続して目覚めたのだ。
( エネミー、ロックオン、オールコンバット・システム・イネーブル。 )
無人の装甲車のメインモニターに浮かび、無人の全車両のモニターに点滅するイネーブルの文字。
身を隠す様に、車体にピッタリくっついているミサイル発射基。
それが間髪入れず、開き始める。
丘からギリギリの高さに発射基を素早く持ち上げ、敵モービルがいる砂浜へミサイルを向けた。
( シュキィーン、ガシャガシャ。ウィーン、ガシャ。 )
そして、同時に狙いを付けられた敵、HARMORのコクピット内に警報が鳴る。
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
静かな海岸で緊張が解け始めたパイロットたちに、一気に緊張が走った。
パニックになる実戦未経験者のパロットたち。
「何っ!待ち伏せか!」
「うかつだった。上陸させて、一機にロックオンなんて!やられましたっ!」
「うわーっ!小隊長、ロックオンされました。」
「もう大金門島は無人なんだろ!無人機が設置されてるのか?どこにいるんですか。どこから、ロックオンされているんですか小隊長!」
完全にパニック状態になってしまった、HARMORの先頭集団パイロットたちだった。
「しゃべる前に、フレアー放出しろっ。馬鹿者っ!張四級軍士長、陳上等兵、列兵ども!早くしろ!」
「李少尉!敵はどこですか?」
5機のHARMORの通信を無視して、指示を出す李少尉。
「早くフレアーを発射せっ!」
小隊の一番後ろ、ようやく浜辺に降り立った李隊長機のHARMOR。
小隊副長の張四級軍士長の後ろでサッと、しゃがんだ。
部下を盾にしたのだ。
5機の小隊機と、揚陸艇の2連装砲にロックオンしたのと同時にエイジャックスがスウィングファイア・ミサイルを射出した。
(( シュ、シュ!シュ、シュ!シュ!))
時すでに遅し。
小隊を襲う5発のスウィングファイアミサイル。
むなしく空を舞う赤外線追尾ミサイル防護用のフレア。
(( バリバリバリッ! ))
(( バリバリバリッ! ))
残念ながらスウィングファイアは誘導ミサイルなのだ。
敵モービルは砂浜に伏せるか、アクティブアーマーを起動して防ぐしかなかったのだ。
謝った判断の李小隊長。
李本人は、それに気が付きアクティブアーマーを前面強化にしたまま、味方の後ろにしゃがんだのであった。
奥にはくぼ地が点々と広がっていた。そのくぼ地に設置された無人兵器群。
シーラスでは、「オートマ」と呼称している。
その各オートマからステルス塗料で、丁寧に迷彩色に塗られた偵察・照準誘導用のシュノーケルが長く伸びていた。
一番海岸線に近いオートマのシュノーケルが上陸する敵モービルを索敵、発見した。
発見したのは英国陸軍が誇る無人偵察装甲車「エイジャックス」。
複数装填可能な6連基ミサイル仕様の「エイジャックス・オートマ」だった。
新型対戦車・対モービル用・スウィングファイア・ミサイルが搭載されているのだ。
そのエイジャックス・オートマの一輌が反応して、先頭から敵、AXIS・HARMORの5機と大型揚陸艦の援護用50ミリ速射2連砲へ、一気にまとめて狙いをつけた。
( ピーン……、ギュィーン。 )
エイジャックスが目を覚ましたのだ。
装甲車内のオート・レジュームシステムが全てのシステムを起動した。
火が入る無人装甲車。
その一輌が目覚めると、30輌以上に及ぶ設置されたオートマ全車両が、連続して目覚めたのだ。
( エネミー、ロックオン、オールコンバット・システム・イネーブル。 )
無人の装甲車のメインモニターに浮かび、無人の全車両のモニターに点滅するイネーブルの文字。
身を隠す様に、車体にピッタリくっついているミサイル発射基。
それが間髪入れず、開き始める。
丘からギリギリの高さに発射基を素早く持ち上げ、敵モービルがいる砂浜へミサイルを向けた。
( シュキィーン、ガシャガシャ。ウィーン、ガシャ。 )
そして、同時に狙いを付けられた敵、HARMORのコクピット内に警報が鳴る。
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
(( ビビビーッ!ビビビーッ!本機はロックオンされています。 ))
静かな海岸で緊張が解け始めたパイロットたちに、一気に緊張が走った。
パニックになる実戦未経験者のパロットたち。
「何っ!待ち伏せか!」
「うかつだった。上陸させて、一機にロックオンなんて!やられましたっ!」
「うわーっ!小隊長、ロックオンされました。」
「もう大金門島は無人なんだろ!無人機が設置されてるのか?どこにいるんですか。どこから、ロックオンされているんですか小隊長!」
完全にパニック状態になってしまった、HARMORの先頭集団パイロットたちだった。
「しゃべる前に、フレアー放出しろっ。馬鹿者っ!張四級軍士長、陳上等兵、列兵ども!早くしろ!」
「李少尉!敵はどこですか?」
5機のHARMORの通信を無視して、指示を出す李少尉。
「早くフレアーを発射せっ!」
小隊の一番後ろ、ようやく浜辺に降り立った李隊長機のHARMOR。
小隊副長の張四級軍士長の後ろでサッと、しゃがんだ。
部下を盾にしたのだ。
5機の小隊機と、揚陸艇の2連装砲にロックオンしたのと同時にエイジャックスがスウィングファイア・ミサイルを射出した。
(( シュ、シュ!シュ、シュ!シュ!))
時すでに遅し。
小隊を襲う5発のスウィングファイアミサイル。
むなしく空を舞う赤外線追尾ミサイル防護用のフレア。
(( バリバリバリッ! ))
(( バリバリバリッ! ))
残念ながらスウィングファイアは誘導ミサイルなのだ。
敵モービルは砂浜に伏せるか、アクティブアーマーを起動して防ぐしかなかったのだ。
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